【徹底解説】2025年5月最新版テザー(USDT)の買い方
テザー(USDT)の買い方をわかりやすく解説!チェーンの変更方法まで完全ガイド

テザー(USDT)は時価総額約 21 兆円(148.7 B USD)を誇る、米ドル連動型ステーブルコインです。
価格がほぼ 1 USDT≒1 USD で安定しているため、海外取引所での基軸通貨・NFT決済として圧倒的シェアを持ちます。

一方で 国内取引所では未上場
「どこで買えばいい?」「チェーンを切り替えるには?」と迷う人向けに、

  • 国内 → 海外へ送金して買う王道 3STEP
  • バイナンス・バイビットでのUSDT取得方法
  • Polygon 例で覚えるチェーン変更(ブリッジ)の手順

画像付きでまとめました。2025年5月8日の最新情報も反映しています。

目次

テザー(USDT)の買い方【基本フロー】

重要ポイント:USDTは国内の暗号資産取引所では直接購入できません。国内で暗号資産を購入し、海外取引所に送金してUSDTに変換する必要があります。

STEP やること ポイント
1 国内取引所(例:ビットバンク)で口座開設 本人確認(KYC)は最短10分で完了
2 XRP / ETH など送金コストの安い通貨を購入 XRPは送金速度が速く手数料が安い
3 海外取引所(Binance / Bybit など)へ送金 → USDT に交換 送金時にネットワーク・アドレスを正確に入力

送金に最適な暗号資産

  1. XRP(リップル):送金速度約3秒・手数料約0.0002XRP
  2. TRX(トロン):送金速度約3秒・手数料ほぼ無料
  3. LTC(ライトコイン):送金速度約2.5分・手数料安価
  4. XLM(ステラルーメン):送金速度約5秒・手数料ほぼ無料

※ETHは送金手数料(ガス代)が高騰することがあるため注意

主要な海外取引所

  • Binance(バイナンス):世界最大の取引所・流動性◎
  • Bybit(バイビット):直感的UI・豊富なキャンペーン
  • Gate.io:アルトコイン取扱数が多い
  • OKX:マルチチェーンサポート・ウォレット機能充実

※海外取引所は日本の金融庁未登録のため、リスクを理解した上で利用を

バイナンスのテザー(USDT)の買い方

コンバート機能を使う(手数料0%)

  1. 海外口座へ入金した仮想通貨をウォレット概要 → コンバート
  2. 「交換元」通貨を選択 → 金額を入力してコンバートをタップ
  3. 即時で USDT に変換完了(手数料 0%)

あらかじめ保有している暗号資産(BTC/XRP/ETHなど)を簡単にUSDTに変換できます。価格変動中でもリスクを最小限に抑えられる方法です。

バイナンスでのコンバート画面

バイナンスのコンバート画面(引用元:Web3 PRESS

クレジットカード購入(初心者向け)

クレジットカード(VISA / Master)を使って直接USDTを購入することも可能です。

  1. 「クレジット/デビットカードで購入」を選択
  2. 購入したい金額を入力(最小15USDT程度から)
  3. カード情報を入力して購入を完了

注意点:手数料が2%程度かかるため、少額購入や緊急時以外はコンバート機能の利用がお得です。

2025年の最新機能:Binance Litインターフェース

2025年から提供が開始された「Binance Lit」では、初心者にも使いやすい簡易インターフェースでUSDTの購入が可能になりました。アプリ設定から「簡易モード」を選択することで切り替えられます。

バイビットのテザー(USDT)の買い方

バイビットでのUSDT購入画面

バイビットのUSDT購入画面(引用元:CryptoFun

既存の暗号資産からUSDTへ交換

  1. 現物ウォレット → 振替 でデリバティブへ資産移動
  2. デリバティブ → 交換 を選択し、数量を入力して USDT へ
  3. 「確認」をタップして交換を完了

バイビットでは、現物ウォレットとデリバティブウォレットが分かれているため、USDT取引前に資産の移動(振替)が必要な場合があります。

【2025年新機能】ワンクリック購入

  1. ホーム画面から「仮想通貨を購入」→「今すぐ購入」を選択
  2. 購入通貨として「USDT」を選択
  3. 金額を入力し、支払い方法(クレジットカード/P2P)を選択
  4. 取引情報を確認し、「購入」をタップ

2025年から強化された「ワンクリック購入」機能では、複雑な取引画面を経由せず、直感的な操作でUSDTを購入できます。

ネットワーク(チェーン)タイプの選択

USDTは複数のブロックチェーン上で発行されており、取引所から出金する際にネットワークタイプを選択する必要があります。

  • ERC20(イーサリアム):最も普及しているが手数料が高い
  • TRC20(トロン):手数料が非常に安く、送金速度も速い
  • BEP20(BSC):バイナンススマートチェーン、手数料が安い
  • Polygon:低手数料で高速、NFTマーケットプレイスに最適

重要:送金先のウォレットや取引所が対応しているネットワークを必ず確認してください。間違えると資産が失われる可能性があります。

テザー(USDT)のチェーン変更(Polygon 例)

NFTマーケットプレイスやDeFiサービスでUSDTを使うには、適切なブロックチェーン上にUSDTを移動(ブリッジ)する必要があります。ここでは、イーサリアムからPolygonへのブリッジを例に解説します。

STEP 1:MetaMaskの準備

  1. MetaMaskをインストール(公式サイトから)
  2. ウォレットを作成し、リカバリーフレーズを安全に保管
  3. イーサリアムネットワークに接続(デフォルト設定)

※リカバリーフレーズは絶対に他人に教えず、オフラインで安全に保管してください

STEP 2:Polygonネットワークの追加

  1. MetaMaskで「ネットワーク」→「ネットワークを追加」を選択
  2. 人気のあるネットワーク」から「Polygon PoS」を選択
  3. 追加」をクリックして承認

※手動追加の場合:
ネットワーク名: Polygon PoS
RPC URL: https://polygon-rpc.com
チェーンID: 137
シンボル: MATIC
ブロックエクスプローラー: https://polygonscan.com

STEP 3:取引所からMetaMaskへUSDT送金

  1. 取引所の「出金」ページを開く
  2. USDT」を選択し、出金先ネットワークを「ERC20」に設定
  3. MetaMaskのイーサリアムアドレスをコピーして送金先に入力
  4. 送金金額を入力し、確認して送金実行

※ネットワークタイプはERC20を選択してください。必ず少額でテスト送金することをおすすめします。

STEP 4:Polygonへのブリッジ

  1. Polygon Web Walletにアクセス
  2. Connect Wallet」でMetaMaskを接続
  3. Bridge」を選択し、「USDT」と金額を指定
  4. Transfer」をクリックしてブリッジを実行

※ブリッジには少量のETHが必要です。ガス代として事前に準備しておきましょう。

USDTブリッジの概念図

USDTブリッジの概念図(引用元:ChainPort

2025年最新:Legacy Mesh機能

2025年2月に発表されたTether社の「Legacy Mesh」機能により、従来のUSDTでもブリッジを使わずに複数のブロックチェーン間で接続できるようになりました。

これにより、ユーザーはより簡単に異なるチェーン間でUSDTを移動できるようになりつつあります。ただし、現時点ではまだ全てのウォレットやサービスに対応していないため、状況に応じて従来のブリッジ方法を使用する必要があります。

詳細はこちらの記事を参照してください。


1 テザー(USDT)は何円?最低いくらから買える?

現在の価格(2025年5月8日時点)

1 USDT ≒ 144.81 円

USDTは米ドルと連動するよう設計されているため、常に1USDT≒1USDとなります。日本円で見ると、米ドル/円の為替レートに連動して変動します。

データソース:CoinMarketCap

最低購入額

  • バイナンス/バイビット:1 USDT(約145円)〜
  • クレジットカード購入:15 USDT(約2,170円)〜

取引所での購入では、ほとんどの場合1USDT(約145円)から購入可能です。クレジットカード決済の場合は、取引所によって最低購入額が異なりますが、一般的に15USDT程度からとなっています。

※取引所や支払い方法によって異なる場合があります

価格の安定性(2024年〜2025年の推移)

  • 最低価格:0.9990 USD(2025年4月17日)
  • 最高価格:1.0006 USD(2025年4月21日)

このように、USDTは1ドルから±0.1%程度の範囲内で推移しており、極めて安定しています。この特性から、市場の急変時の避難先(一時的な保有資産)として利用されることも多くあります。

テザー(USDT)購入時の 3 つのポイントと注意点

① 余剰資金での運用を心がける

USDTはステーブルコインですが、極端な市場環境では一時的に価格乖離が起こる可能性があります。2022年のTerraUSD(UST)の崩壊のように、ステーブルコインでも価格が大きく変動するリスクは皆無ではありません。

投資は常に余剰資金で行い、生活に支障をきたすような金額を投入しないようにしましょう。

② 海外取引所停止リスクへの備え

国内未上場のUSDTは、海外取引所での保有が一般的です。しかし、各国の規制変更や取引所のセキュリティ問題などにより、突然アクセスできなくなるリスクがあります。

大量のUSDTを長期保有する場合は、自己管理ウォレット(MetaMaskなど)への分散保管を検討しましょう。

③ 日本円出金ルートの確保

USDTを日本円に戻す(出金する)には、国内取引所を経由する必要があります。以下の手順を踏みます:

  1. USDT → BTC/XRP などの国内対応通貨に変換
  2. その通貨を国内取引所に送金
  3. 国内取引所で日本円に換金して出金

ただし、状況によっては日本円への換金が遅れる場合もあるため、緊急で資金が必要になる可能性がある場合は注意が必要です。

④ ネットワーク選択の重要性

USDTは複数のブロックチェーン上で発行されており、送金時には適切なネットワークを選ぶ必要があります。間違ったネットワークを選択すると、資産が失われる可能性があります。

送金先が対応しているネットワークを必ず確認し、不明な場合は少額テスト送金を行うことをおすすめします。

2025年の規制動向に注意

2025年に入り、EUのMiCA(Markets in Crypto-Assets)規制施行に伴い、一部の欧州拠点の取引所でUSDTの取扱いが停止される動きが見られています。日本を含むアジア地域での規制強化も今後予想されるため、規制動向には常に注意が必要です。

特に大量のUSDTを保有する場合は、複数の取引所や自己管理ウォレットに分散させるなど、リスク分散を検討しましょう。

テザー(USDT)とは

基本情報

  • 米ドル担保で発行される法定通貨連動型ステーブルコイン
  • 発行体:Tether Limited(香港に拠点を置く企業)
  • 発行年:2014年(当初はRealcoinという名称)
  • 時価総額:約21兆円(暗号資産市場第3位)
  • 発行上限:なし(米ドル準備資産に応じて発行)

Tether社は1USDの法定通貨や同等の資産を準備金として保有し、それに対して1USDTを発行するという仕組みで価格の安定を維持しています。

テザー(USDT)ロゴ(引用元:coindeskjapan.com

主要なチェーン(ネットワーク)

USDTは以下の主要ブロックチェーン上で利用可能です:

ネットワーク 特徴 送金手数料 送金速度
ERC20
(イーサリアム)
最も普及しているが手数料が高い 変動(高額) 約15秒〜
TRC20
(トロン)
手数料が安く、送金速度も速い ほぼ無料 約3秒
BEP20
(BSC)
バイナンススマートチェーン、手数料安い 低額 約3秒
Polygon NFTマーケットプレイスに最適 低額 約2秒
Solana 高速・低コストの新興チェーン 極めて低額 1秒未満
Avalanche 高速なDeFiプラットフォーム 低額 約1秒

※送金手数料はネットワーク混雑状況により変動します。ERC20は特に変動が大きいことがあります。

テザー(USDT)の将来性

メリット

  • 価格安定性:米ドルとほぼ同価値で推移
  • 流動性の高さ:取引高は暗号資産全体の約60%
  • 基軸通貨としての役割:多くの取引ペアでBTC/USDTのように使用
  • 送金手段としての利便性:国際送金の代替手段として機能
  • 多様なブロックチェーン対応:マルチチェーンでの使用が可能

デメリット・リスク

  • 中央集権的:Tether社という単一企業に依存
  • 透明性の懸念:過去に準備資産の開示が十分でないと指摘
  • 投機的価値の限定性:価格上昇は期待できない
  • 規制リスク:各国の仮想通貨規制強化の影響を受けやすい
  • 競合の台頭:USDC, BUSD, DAIなど競合ステーブルコインの増加

2025年の動向と今後の展望

  • 規制環境の変化:EU MiCA規制施行により、一部地域での利用に制限
  • 準備資産の透明化:Tether社は四半期ごとの監査報告書公開を継続
  • 新技術への対応:Legacy Mesh機能の導入によるチェーン間移動の簡略化
  • CBDC(中央銀行デジタル通貨)との競合:各国のCBDC開発が進む中での立ち位置の変化

USDTは暗号資産取引の基軸通貨としての役割を維持しつつも、規制強化や中央銀行デジタル通貨(CBDC)の台頭により、将来的な役割の変化が予想されます。特に透明性の向上と規制対応が今後の成長の鍵となるでしょう。

2025年の新たな取り組み

Tether社は2025年初頭から、以下の取り組みを強化しています:

  1. USDT0イニシアチブ:新世代のUSDTとして、ブリッジ不要のマルチチェーン対応
  2. 分散型統治モデル:一部の意思決定プロセスを分散化
  3. リアルタイム監査システム:透明性向上のためのブロックチェーンベースの監査
  4. 新興マーケット支援:アフリカ、中南米など、高インフレ地域でのUSDT普及支援

よくある質問

Q:USDTは日本の取引所で買えないのはなぜですか?

日本の暗号資産取引所は金融庁の厳格な審査を受ける必要があり、現時点でUSDTは日本の金融庁に認可された暗号資産には含まれていません。このため、国内の取引所では直接取引できません。日本円からUSDTを入手するには、国内取引所で別の暗号資産(BTC, XRPなど)を購入し、海外取引所に送金してUSDTに交換する必要があります。

Q:USDTを日本円に戻す(換金する)方法は?

USDTを日本円に換金するには、以下の手順を踏みます:

  1. 海外取引所でUSDTをBTCやXRPなど、国内取引所で扱っている暗号資産に交換
  2. その暗号資産を国内取引所に送金
  3. 国内取引所で日本円に交換して出金

この過程で最も重要なのは、送金時のネットワーク(チェーン)タイプを正しく選択することです。送金先が対応していないネットワークを選ぶと、資産が失われる可能性があります。

Q:USDTとUSDCの違いは何ですか?

USDTとUSDCはどちらも米ドルにペッグされたステーブルコインですが、いくつかの重要な違いがあります:

項目 USDT (Tether) USDC (USD Coin)
発行体 Tether Limited Circle (コインベース等と提携)
透明性 四半期ごとの監査報告 月次の監査報告で高い透明性
時価総額 約21兆円(市場最大) 約10兆円(市場2位)
規制対応 一部地域で規制懸念あり 米国規制に積極対応

USDCは比較的透明性が高く規制対応に積極的な一方、USDTは市場流動性と普及率で優位にあります。投資家のリスク許容度や用途によって、使い分けることが一般的です。

Q:USDTに投資する意味はありますか?

USDTは米ドルの価値と連動するよう設計されているため、価格上昇による利益を期待する「投資」目的には適していません。しかし、以下のような活用方法があります:

  • 市場変動時の避難先:暗号資産市場が下落傾向の際、一時的に資産をUSDTに退避させることで価値の保全が可能
  • 取引の媒介通貨:様々な暗号資産を取引する際の基軸通貨として活用
  • DeFi活用:レンディングプラットフォームでUSDTを貸し出し、金利を得る(年率3〜10%程度)
  • 国際送金手段:国境を越えた送金を低コストで実行する手段として

USDTは「投資」というより「利用」する性質の強い暗号資産であり、その使い方によって価値が生まれます。

まとめ:USDTは暗号資産投資の基盤として活用しよう

テザー(USDT)は価格が安定している特性から、暗号資産取引の基軸通貨として広く使われています。日本の取引所では購入できないものの、国内取引所で暗号資産を購入し、海外取引所に送金することで簡単に入手できます。

特に初心者の方には、以下のポイントを押さえておくことをおすすめします:

  1. 送金は少額から:最初は少額でテスト送金を行い、操作に慣れてから金額を増やす
  2. ネットワークタイプを確認:送金先が対応しているネットワークを必ず確認する
  3. 分散保管を検討:大量のUSDTを保有する場合は、自己管理ウォレットなどに分散する
  4. 情報をアップデート:規制環境の変化など、最新情報をこまめにチェックする

2025年は各国の規制強化やTether社の新技術導入など、USDTを取り巻く環境が大きく変化する年となっています。基本的な購入・管理方法を理解した上で、最新の動向にも注目していきましょう。

本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘を行うものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。※当ページには広告(PR)が含まれます。
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