デリゲートを利用して報酬を得る方法
PoS(プルーフ・オブ・ステーク)と一言に言ってもさまざまな種類があり、デリゲート(委任)という仕組みを持っているものもあります。デリゲートとは、ステーキングできる人つまりバリデータに対してトークンを投票し間接的にステーキングに参加する事です。
このように、自分の持っているトークンをバリデータに投票する事でブロック報酬を獲得することができます。
ステーキングする方法がありますが今回はLedgerを使ってステーキングする方法を紹介します。また今回の委任先はstakefishというバリデータのサービスをを利用します。stakefishはステーキングサービスのひとつで、テゾスのバリデータランキングでも上位に入っています。
参照:https://tzstats.com/bakers#public
テゾス(Tezos)のステーキングに参加しよう
Tezosのステーキング報酬を確認
まずはTezosのステーキングについて確認しましょう。stakefishのページから確認が可能です。
「最初の支払いは7サイクル(おおよそ21日)が経ってから行われます。」と書かれていますが、これはテゾス特有の仕組みです。しばらく待つことになる点もステーキングを始める前には把握しておきましょう。
また、年間に換算して報酬レートや報酬配布サイクルを確認できますので、最初に見ておくとよいでしょう。
出典:https://stake.fish/ja/tezos/
必要なものを揃える
今回のステーキングで必要な要件は下記の通りです。
- 取引所でステーキングするテゾスを買っておく
- ハードウエアウォレットLedgerを用意する
- Ledgerにテゾスのアプリを入れて購入したテゾスを保管しておく
- 使っているブラウザがChrome、Braveブラウザ、Firefoxのどれかであることを確認する
使っているLedgerにTezosの入金ウォレットがない場合は、LedgerをPCにつないで、Ledger LiveのアプリケーションからTezosウォレットをインストールしておかなければいけません。Ledgerの初期セットアップ方法は割愛しますが、すでに初期設定済みの方は、Ledgerの本体の選択画面から通貨の追加ボタン「Install App」を選んでください。
そしてPCのLedger Managerからtezosウォレットを選択して、右側にある水色のInstallボタンを押しましょう。
インストールが終わったら、Accountsタブに移動してTezosを追加してください。
これで他のセットアップ済みの通貨と同じようにTezosのウォレットが使えるようになりましたのでウォレットに入金しておきましょう。
StakefishからLedgerを使ってステーキング
上記を全て済ませたら、ledgerをPCに繋いだ状態でstakefishのステーキング画面に移動します。
緑の「レジャーを繋ぐ」ボタンをクリックします。すると、PCには灰色のログインメッセージが出てきます。これが出たら、Ledger本体にも認証確認メッセージが出ますのでLedger本体を使って確認ボタンを押します。
するとstakefishの管理画面でウォレットに入っている残高などが出てきます。ここからステーキング額や手数料の確認をしてステーキングするボタンを押すとステーキングができます。
少し早送りですが、英語版の動画チュートリアルもこちらから確認できます。
あせて知りたいテゾスの仕組み
本来Tezosのブロック生成やガバナンスへ参加するにはXTZを保有する必要があり、8,000XTZ以上を持っている事が条件です。そしてその条件を持っている人の事を「Baker」と呼びます。
Tezosの報酬は2種類あってrollの比率で選ばれるブロック生成による報酬(Baking)とBakerの中からランダムに選ばれる32名でブロック承認する事による報酬(Endorsement)があります。
rollとは、Bakingに参加するための最低限のXTZの量で、この単位を多く持つ人がブロック生成の権利を得やすくなっています。紹介したステーキングプールを利用すれば、より少ない量のXTZでの参加が可能になります。是非Tezosのステーキングに参加してみましょう!
【こんな記事も読まれています】
・ETH2.0のステーキングを始める前に知っておきたい注意点・リスク
・stakefishとは?マイニング大手F2Poolの共同創業者が立ち上げたステーキング事業
・ETHのステーキングはどのように行う?ステーキングの方法を3種類に整理して解説
この記事はstakefishからコンテンツ協力を得て提供しています。stakefishは暗号資産ユーザー向けのステーキングサービスを提供しています。Ethereumをはじめとした様々なノード運用の実績を元にサービスを提供しており、ユーザーは秘密鍵を渡すことなくステーキングができます。stakefishによるステーキングサービスの詳細を知りたい方は是非下記のリンクをご参照ください。