【墨汁速報】英国仮想通貨ファンドが126.8億円相当のイーサリアム購入、ETH価格は最安値から2倍を記録

イーサリアム価格は円建てで一時40万円を回復、ドル建てでは約2倍となる2700ドルを回復しており、ビットコイン(BTC)やソラナ(SOL)を超えるパフォーマンスを記録している。

この背景にはイギリスの仮想通貨ファンド「Abraxas Capital」が13日に126.8億円相当、31,944ETHを購入。ブラックロックの15倍の規模となるイーサリアム現物買いとなっている。

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英仮想通貨ファンド、ブラックロックのを大幅に超えるETH現物を購入

オンチェーン分析によるとイギリスのAbraxas Capitalが13日に126.8億円相当、31,944ETHを購入したことが判明した。直近ではイーサリアムのICOで購入したETH古参投資家がETHを売却し続ける中、機関投資家によるETH現物買いが続いている。

ブラックロックのETH現物を運用するイーサリアムETF($ETHA)は直近1週間で18920ETHを購入するも12000ETHを売却しており、合計で6920ETHが増えたことになる。続くフィデリティは4月末から5月にかけて約7000ETHを購入したものの、2.2万ETHが売却されているためイーサリアムETFと比較すると非常に大きい規模でのイーサリアム買いということになるだろう。

 

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米コインベースもETH現物を購入

米仮想通貨取引所最大手のコインベースもETHを購入しており、2025年3月31日付けでのETH保有量は13万7734ETHを有している。これはオプティミズムが提供するOP Stackを採用したイーサリアムL2の「ベースチェーン」を開発しており、シーケンサー報酬なども含まれていると見られる。

これとは別に21634ETHを資金として新たに購入しており、機関投資家達はイーサリアム価格が割安だと考えているようだ。ビットコインが史上最高値に迫る中、イーサリアム価格はブラックロックやフィデリティなどのイーサリアムETF承認時の約4000ドルまで1300ドルの値幅が残っており、ステーキングイーサリアムETFがまだ控えていることを考慮するとまだまだ価格は上昇していくことが考えられるだろう。

 

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