ビットコイン(BTC)価格が再び10万ドル(約1,552万円)を超え、今度は何がサイクルトップの要因になるのかという議論が熱を帯びています。著名な2人の暗号資産(仮想通貨)アナリストも、それぞれ独自の予測を展開しています。
サイクルトップの可能性は1BTC=2600万円越え
アナリストのトニー・セベリーノ(Tony Severino)氏は「X」への投稿で、これから訪れるビットコインのサイクルトップを17万ドル(約2,638万円)と予測しています。現在の価格レベルから90%上昇し、今回の強気市場がピークを迎えるというのが彼の見解です。
彼は直近の価格動向にも言及し、トレンド中期の再スクイーズが上昇トレンドの継続につながる可能性があり、さらに105,000ドルに注目して、これを超えると次の過去最高値(ATH)更新まで価格が上昇を続けると予測しています。
またセベリーノ氏は過去の価格動向で、ビットコインが上の価格帯に移行する前に、低価格帯に向かうというフェイントをかけた点を指摘。その時の一時的な底値から、90%の価格上昇があったことを強調しています。つまり、今回の一時的な価格下落も一種のフェイントであり、ここから17万ドルまで90%上昇する可能性が十分にあるということです。
これまで彼はテクニカル指標の1つである、月間ストキャスティクス・オシレーターが80以上を維持していることから、ビットコインが強気トレンドにあると確信していました。この指標は市場のモメンタム分析に利用され、一般的には80を超えると強い上昇モメンタムと判断されます。歴史的に見ても、80以上を維持した場合ビットコインの価格上昇が続く傾向にありました。
10万ドルのサポートレベルの重要さ
アナリストのジェル(Jelle)氏は「X」への投稿で、今後の上昇トレンド維持のためには、10万ドルのサポートレベルが極めて重要な役割を果たすことを指摘しました。彼はこのサポートレベルに向かうビットコインの動きが、一時的な下降トレンドラインと一致している点にも言及しています。
彼はビットコイン価格のブレイクアウトがすぐに訪れると見ており、それが実現すると価格が一段と上昇すると予測しています。また別の投稿では、現在プラスにあるビットコインの資金調達率(ファンディングレート)にも言及し、現状から推測すると今回の強気市場が収束するまで、ビットコインは過熱気味で上昇を続けるだろうと断言しました。
彼らアナリストの予測を裏付けるように、日本時間1月17日正午現在、ビットコイン価格は24時間で1.5%近く上昇し101,000ドル(約1,568万円)前後で推移しています。
参考
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