日本の最古参仮想通貨取引所で2014年に破産したマウントゴックス(Mt.GOX)は10年の月日を経て債権者に返済を開始した。既にマウントゴックスの債権者はビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)が入金されたと報告している。
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マウントゴックス弁済を開始
日本の最古参取引所で2014年に破産した仮想通貨取引所の破産管財人は日本時間5日、債権者に対してビットコイン及びビットコインキャッシュの返済を開始したことを発表した。
すでに破産処理に入ってから10年が経過しており、2017年のBTC.eからハッキングされた被害のビットコインを取り戻して7年の月日が経ったことになる。マウントゴックスはすでに一部ビットコインを2018年にかけて売却しており、返済は順次行われると6月末に述べていた。
BTC超速報:マウントゴックスが日本時間7月5日付けでビットコイン(BTC)及びビットコインキャッシュ(BCH)の返済を開始。日本ではBitbankに2702BTC(約236.9億円)が送金される#ビットコイン #仮想通貨 #暗号資産 #BTC $BTC #マウントゴックス #GOX pic.twitter.com/tkVWmcg3HO
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) July 5, 2024
破産管財人がビットバンクへ236.9億円を送金
ビットコインのオンチェーン分析によると、マウントゴックス破産管財人は日本の仮想通貨取引所であるビットバンク(Bitbnak)へ2702BTC、日本円にして236.9億円を送金したことが判明している。
また国内のマウントゴックス債権者によるとBTCとBCHの入金がされたと述べており、破産管財人は国内以外にも不明なウォレットに送金を行っていることが確認されている。
このマウントゴックスの報道からビットコイン価格は900万円を割り込み、現在は878万円を推移している。この影響はビットコインだけでなくアルトコイン市場全体に波及しており、高額エアドロップとなったzkSyncのZKトークンやLayerZeroのZROトークンを含めて全体的な暴落となっている。
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