約4000億円相当のビットコインを保有するマイクロストラテジー(MicroStrategy)のマイケルセイラー(Michael Saylor)氏がCEOを辞任したと発表。同社の2022年第2四半期の損失はビットコインの暴落に伴い約10億ドル(約1331億円)にも膨らんでいる。
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1,331億円の損失と共にマイケルセイラーがCEOを辞任
ビットコインへ巨額投資で約13万BTCを保有するマイクロストラテジーのマイケル・セイラー(Michael Saylor)”氏は日本時間8月8日付けでCEOを辞任することになり、現在の社長に当たるPhong Le氏がCEOとなり、マイケル・セイラー氏は会長職のみとなることになる。
マイケル・セイラー氏はマイクロストラテジー社を1989年に創業、そして1998年に上場しており約33年の間CEO及び会長として務めたことになる。同社は2022年第2四半期に約10億ドル(約1331億円)の損失を計上しており、この損失はビットコイン価格の暴落がリードしていると見られ事実上の辞任理由ということになるだろう。
BTC超速報:4000億円相当(約13万BTC)のビットコイン投資を行ったMichael SaylorがマイクロストラテジーのCEOを辞任。第二四半期の損失は10億ドル(1331億円)に上るhttps://t.co/Z3bqjrKsYR#ビットコイン #仮想通貨 #Bitcoin #マイクロストラテジー #暗号資産 #BTC #DeFi $MSTR $BTC
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13万BTCの行方は?
マイクロストラテジーはナスダックに$MSTRを上場しており、上場会社としてのビットコイン保有数はトップとなっている。2022年6月末にイーロマスク氏のテスラ社が保有していたビットコインの75%を損切りしたことで、上場企業としては8月現在のBTC保有数は2番めのギャラクシーデジタルホールディングスの約10倍近い圧倒的な保有数だ。
マイケル・セイラー氏はこのCEO辞任により「ビットコインへ投資し保有するというマイクロストラテジー社の戦略に専念することができる」と述べている。新任のLe氏は2015年からマイクロストラテジー社に入社、CEOやCOOを経て今回CEOとなった。ビットコイン価格が2万ドル代を推移する中Le氏がビットコインをテスラ社のように損切りするのかは不明だ。
BTC速報:イーロン・マスクのテスラ社2022年第二四半期に保有していた75%のビットコインを売却を発表。2021年2月にBTC購入を公開しており、平均取得は約35000ドルと見られ、3.4億ドルの損失とみられる🤔#ビットコイン #Bitcoin #仮想通貨 #暗号資産 #BTCFX #BTC #テスラ #TSLA pic.twitter.com/FRis6Zg6pp
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ビットコイン投資による巨額の含み損
マイクロストラテジー社は子会社含めて129,699BTCを2022年8月時点で保有しており、平均BTC購入価格は30664ドルとなっている。現在のビットコイン価格は23000ドル前後を推移していることから、含み損は約10億ドルということになるのだ。
マイケル・セイラー氏はCEO辞任前に「さらにビットコインを購入する」と述べているが、既にビットコインを担保に資金を調達してビットコインを購入しているため、これ以上の資金調達をどうするのかという問題がある。
マイクロストラテジー社の株価($MSTR)は2021年末は約500ドルを推移していたものの、2022年にビットコインが長期下落トレンドに入り連動して同社株価は50%の下落を記録している。テスラ社のように一時的に損切りをするのかは新任のCEOの采配によるとところだ。
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