【墨汁速報】1350億円以上のビットコインETF購入を開示 米年金運用機関や政府ファンド、老舗銀行

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UAEの首長国の1つアブダビの公的年金を運用する政府ファンド「ムバダラ(Mubadala)」やウィスコンシン州の年金運用機関SWIB、英老舗銀行バークレイズなどが合計で1000億円を超えるビットコインをブラックロックのビットコインETFを介して2025年第1四半期に購入していたことが米国証券取引委員会(SEC)へ提出された書類から判明した。

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各国政府機関がビットコインETFを購入

米国証券取引委員会(SEC)に提出された書類によるとUAEのアブダビ首長国の政府系ファンド「ムバダラ」が2025年第1四半期に現在のレートで約666億円、4482BTC相当のブラックロックが運用する現物型ビットコインETF「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust ETF=$IBIT)」を介して購入していることが判明した。

また米ウィスコンシン州の退職金(年金)運用機関で日本のGPIFに相当するステート・オブ・ウィスコンシン・インベストメント・ボード(The State of Wisconsin Investment Board )、通称SWIBも同様のSEC申請により現在のレートで3300BTC相当、約491億円の$IBITを購入していたことを開示。さらに英老舗で334年の歴史を持つバークレイズ銀行も1300BTC相当、約193億円分の$IBIT購入を同じタイミングで行っている。

これらの3つの政府機関及び銀行だけで2025年に入って合計で約1350億円相当のビットコインが買われた計算となる。

 

 

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ブラックロックのイーサリアムETF購入に影響か?

一方でこれら3つのファンドは同様にブラックロックが提供するイーサリアムETFは購入をしていないことが判明している。だが仮想通貨推進派のドナルド・トランプ大統領が仮想通貨現物の規制当局SEC(米証券取引委員会)や先物のCFTC(米商品先物取引委員会)など内部改革を事前の政策の期待以上に進めており、ビットコインETFには実現し得ない「イーサリアムステーキングETF」の実現も目に見えていると言えるだろう。

ブラックロックは現状ビットコインとイーサリアムしかETFを有しておらず、イーサリアムETFへ政府系ファンドの資金が流れるのは時間の問題かもしれない。

 

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