ビットコイン(BTC)価格は16日朝10万5000ドルで史上最高値を更新し、円建てでは1600万円を初めて記録した。この背景にはブラックロックやフィデリティがリードする現物型ビットコインETFのBTC現物買いが加速する中、巨額のビットコインを保有するマイクロストラテジー社(MicroStrategy:$MSTR)のNASDAQ100入りも大きく後押ししている。
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ビットコイン史上最高値の1600万円を更新
ビットコイン価格は一時韓国の非常戒厳令により1400万円を下回ったものの史上最高値となる1600万円を記録、仮想通貨(暗号資産)推進派のトランプ氏の米大統領選挙勝利から円建てでは53%の高騰となっている。
ビットコイン価格はこれまでの歴史上12月に史上最高値を更新することが多く、2024年は明確な上昇トレンドとなったということが言えるだろう。特に2024年1月に米国証券取引委員会(SEC)によって承認され取引が開始された現物型ビットコインETFは世界最大手資産運用会社のブラックロックが圧倒的なBTC買いでリードしており、12月に入ってのビットコイン現物買いは1日平均は632.7億円にも上る。
さらに米ナスダックは上位100社の非金融企業のインデックスである「ナスダック100指数」にビットコインを6.6兆円以上保有するマイクロストラテジー社を追加。一般投資家から機関投資家までが関節的にビットコイン投資を行える環境が整ってきたのも大きいだろう。
祝:ビットコインが史上最高値を更新して105,000ドルでATH🎉仮想通貨(暗号資産)推進派のトランプ氏勝利からこれで51%の上昇となる。12月に入りブラックロックのビットコインETFは1日平均4.12億ドル(632.7億円)のBTC現物を購入が効いてる模様#ビットコイン #仮想通貨 #暗号資産 #BTC $BTC #Bitcoin pic.twitter.com/kTTGhEkcpD
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) December 15, 2024
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イーサリアムなどのアルトコインは緩やかに回復
イーサリアム価格は日本円建てでは史上最高値を更新して62万円を記録、一方でドル建てでは4000ドル前後を推移しており、イーサリアムETFが米国証券取引委員会(SEC)によって承認されたときの最高値件を抜けられずに苦戦している。この背景にはCMEイーサリアム先物の空売りが3916億円と2021年と比較して2.5倍を上回る売りがされていることなども大きな理由といえ、ブラックロックやフィデリティ率いるイーサリアムETFの巨額のETH買いと拮抗している。
このイーサリアムのパフォーマンスも合わせてアルトコイン市場は緩やかな回復に転じており、イーサリアム価格の史上最高値更新が2025年のトランプバブルの大きな合図となると考えられるだろう。
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