
目次
- 1 【2月14日〜20日】規制協議停滞とETF判断迫る、機関資金の動きが市場左右
- 1.1 結論
- 1.2 重要ニュース5選(規制・ETF・機関資金・国内企業)
- 1.3 2. SEC、複数銘柄型仮想通貨ETFに2月26日の判断期限
- 1.4 3. ビットマイン、ETH買い増し報道
- 1.5 4. ビットコイン、年初来で大幅安
- 1.6 5. リミックスポイント、保有BTCをレンディング運用開始
- 1.7 市場データ(2月20日 午前9時時点)
- 1.8 アルトコイン動向(今週の見どころ)
- 1.9 規制・政策動向(米国・日本・国際)
- 1.10 今後の注目イベント
- 1.11 国内で選ばれている仮想通貨取引所(タイプ別)
- 1.12 【詳細比較】国内主要仮想通貨取引所5社
- 1.13 5社比較まとめ表
- 1.14 あなたに最適な取引所は?
- 1.15 まとめ
- 1.16 出典・参考情報
【2月14日〜20日】規制協議停滞とETF判断迫る、機関資金の動きが市場左右
結論
2026年2月14日〜20日の仮想通貨市場は、米国の規制整備をめぐる攻防が目立つ展開となりました。
ホワイトハウス主導のCLARITY法(仮想通貨市場構造法案)を巡る協議は継続していますが、ステーブルコインの利回り(報酬)をどのように扱うかを巡り、銀行業界と仮想通貨業界の主張が分かれており、合意形成は難航していると伝えられています。
一方、米証券取引委員会(SEC)は2月26日までに複数銘柄型仮想通貨ETFの承認可否判断(手続き上の期限)を迎え、T.ロウ・プライスの申請が注目材料となっています。
機関投資家の動向では、トム・リー氏が関与するとされるビットマインによるイーサリアムの買い増しが話題となっています。
会社側の公表では2月上旬時点で約432.6万ETH規模の保有が示されており、直近の購入報道やオンチェーン分析を踏まえると、約437万ETH規模に達したとの見方もあります。
価格面では、ビットコインが年初来で大きく下落した後、67,000ドル台(週足200日移動平均線付近)で底堅さも意識されています。
こうした規制動向や機関資金の動きは、今後の市場環境を左右する重要な要素といえます。短期的な価格変動に左右されず、リスク管理を前提とした取引環境の選択がこれまで以上に重要になっています。
重要ニュース5選(規制・ETF・機関資金・国内企業)
1. CLARITY法協議が膠着──ステーブルコイン報酬の規制が焦点
今回の協議では、ステーブルコインに付与される利回り(報酬)をどこまで認めるかが最大の争点となっています。
銀行と仮想通貨業界の利害が衝突しており、規制の設計次第では金融システムやイノベーションへの影響が大きく変わる可能性があります。
主な立場の違いは次の通りです。
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銀行業界:利回り付きステーブルコインは預金ビジネスを侵食し、地方銀行を圧迫する恐れがあるとして規制強化を求めています。
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仮想通貨業界:過度な規制はイノベーションを阻害し、国際競争力を損なうとして反発しています。
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政府側(報道ベース):一定条件下での「限定的な報酬」など、折衷案が議論されているとの見方もあります。
制度面では、すでに成立しているGENIUS法(ステーブルコイン規制法)との関係も重要な論点です。
同法は発行体が直接利回りを支払う形を抑制する一方、報酬設計全体については実務運用や追加規制の余地を残しています。
そのため、「保有に対する利回り」をどのように位置づけるかが、CLARITY法の制度設計にも影響する可能性があります。
さらに、政治面での調整課題も指摘されています。報道では、次の点がハードルとして挙げられています。
-
利益相反など政治リスクの整理
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監督当局(CFTC・SEC)体制の整備
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DeFi領域における不正資金対策(AML)の強化
法案が進めば規制の明確化が進む可能性がありますが、政治日程や政策交渉の行方によって論点が再燃するリスクもあります。協議の進展は、引き続き市場の重要な注目材料となりそうです。
2. SEC、複数銘柄型仮想通貨ETFに2月26日の判断期限
T.ロウ・プライス申請
SECは2月26日までに、T.ロウ・プライスが申請する複数銘柄型仮想通貨ETFについて承認可否を判断する期限(手続き上)を迎えます。
単一銘柄ETFに続く新たな制度商品の登場となる可能性があり、市場の注目が集まっています。
今回の申請の概要は次の通りです。
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申請者:T.ロウ・プライス(米資産運用大手)
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商品名:アクティブ・クリプトETF
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対象資産:BTC、ETH、XRPなど5〜15種類(想定)
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運用方式:アクティブ運用型
このETFが承認された場合、以下の点で市場に影響を与える可能性があります。
-
単一銘柄ETFに続く「新カテゴリ」の確立
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機関投資家の分散投資ニーズへの対応
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アルトコイン市場の制度化と流動性向上
一方で、直近は関連ETFの資金フローが不安定な局面も見られます。
承認の有無だけでなく、判断後に資金流入へ転じるかどうかが市場の方向性を左右する重要なポイントとなりそうです。
3. ビットマイン、ETH買い増し報道
保有量は「会社公表」と「直近観測」を分けて整理
オンチェーン分析や報道により、ビットマインが短期間にイーサリアムを買い増した可能性が指摘されています。
供給量に対する保有比率の大きさから、市場では長期的な買い支え要因として注目されています。
現時点で確認されている保有量は、次のように整理できます。
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企業:ビットマイン(Bitmine Immersion Technologies)
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会社公表(2月上旬時点):約432.6万ETH
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直近の報道・オンチェーン分析:約437万ETH規模との見方
このような大規模保有は市場心理に影響を与えやすい一方、リスク要因としての側面もあります。
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大量保有は強気材料として受け止められやすい
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短期的にはボラティリティ要因となる可能性がある
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価格下落時には含み損が拡大しやすい
そのため、単純な「買いシグナル」と捉えるのではなく、機関資金の動きの一例として冷静に評価することが重要です。
4. ビットコイン、年初来で大幅安
「リスク回避」と「市場正常化」が綱引き
2026年に入り、ビットコインは大きく下落しました。
価格推移は次の通りです。
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2026年1月初:97,000ドル近辺
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2月19〜20日:67,000ドル台
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年初来:大幅下落(過去最悪ペースとの指摘も)
下落の背景には、複数の要因が重なっています。
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レバレッジ清算による需給の正常化
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マクロ経済不安(金融政策・財政問題)
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機関投資家の慎重姿勢
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量子コンピューター関連報道による心理的影響(影響度は評価が分かれる)
一方、テクニカル指標や派生市場の動きからは、一定の下支えも意識されています。
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週足200日移動平均線(約66,000ドル)がサポートとして意識
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大口プット需要が観測され下振れ警戒は継続
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ボラティリティ低下は市場の落ち着きを示唆
市場は、リスク回避姿勢と需給正常化による安定化の間で綱引き状態にあるといえます。
5. リミックスポイント、保有BTCをレンディング運用開始
企業の「保有から運用」へのシフト
国内では、上場企業が暗号資産を単に保有するだけでなく、運用による収益化を図る動きが広がっています。
今回の発表内容は次の通りです。
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企業:リミックスポイント(東証スタンダード)
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発表日:2026年2月20日
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運用内容:保有BTC約1,411枚をレンディングで運用
レンディングは利息収入を得られるメリットがありますが、同時にリスクも伴います。
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カウンターパーティリスク(貸出先の信用リスク)
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運用期間中の価格変動リスク
企業財務の観点では、キャッシュフロー改善とリスク管理のバランスをどのように取るかが重要な課題となります。
市場データ(2月20日 午前9時時点)
- BTC:67,000ドル台(約1,030万円台後半)、24時間比 +1%前後
- ETH:1,970ドル台(約30万円台前半)、24時間比 +1%前後
- XRP:1.48ドル近辺
- SOL:153ドル近辺(週間で相対的に強い)
ETF動向(報道ベース)
- BTC現物ETF:資金流出が観測された日もあります。
- ETH関連ETF:同様に流出傾向が見られます。
- SOL関連:相対的に底堅い流入が語られる局面もあります。
アルトコイン動向(今週の見どころ)
上昇が目立った銘柄
- AXS:GameFi回復期待
- MORPHO:DeFiレンディング利用拡大の観測
- SOL:ETF関連の思惑もあり相対的に強い動き
弱含みが目立つ銘柄
- XRP:規制不透明感や市場センチメント悪化の影響が意識される局面があります。
- ETH:長期トレンドについては見方が分かれています。
- LINK:市場停滞局面で横ばい推移となっています。
規制・政策動向(米国・日本・国際)
米国
- CLARITY法:報酬設計を巡る協議が継続
- SEC:2月26日にETF判断期限
- 州レベルのライセンス制度強化の動き
日本
- 税制:申告分離課税20%・損失繰越3年の方向性
- 2月24日:Japan Fintech Week 初日
国際
- 規制は「議論から実装へ」という流れが強まっています。
今後の注目イベント
- 2月21日:BTC・ETHオプション満期
- 2月24日:Japan Fintech Week
- 2月26日:SEC ETF判断期限
来週は、規制動向と資金フローの変化が市場の方向性を左右する可能性があります。
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ETF判断後の資金フロー
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CLARITY法協議の進展
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BTC 66,000ドル近辺の攻防
-
ETF資金流入の回復有無
これらの動き次第では、市場センチメントが大きく変化する可能性があります。
そのため、短期的な値動きに振り回されるのではなく、取引コストや使いやすさを含めた取引環境の見直しを検討する投資家も増えています。
国内で選ばれている仮想通貨取引所(タイプ別)
▶ 少額から試したい仮想通貨が初めての方
- bitFlyer:1円から取引・積立が可能
▶ 手数料を抑えたい人
- SBI VCトレード:入出金・送金手数料が原則無料
▶ アルトコインを幅広く触りたい人
【詳細比較】国内主要仮想通貨取引所5社
SBI VCトレード
大手金融グループ運営|コスト重視派に人気

Coincheck(コインチェック)
初心者に人気のアプリ重視型取引所

bitbank(ビットバンク)
アルトコイン取引に強い本格派

OKJ
取扱銘柄数が多く、新興銘柄にも対応

bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットコイン取引量で知られる老舗取引所

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まとめ
2026年2月第3週は、規制(CLARITY法)とETF審査が市場の主役となりました。
ステーブルコイン報酬の設計は制度面の核心であり、今後の協議結果が市場に影響を与える可能性があります。
また、ETF判断の結果そのものだけでなく、判断後の資金フローが市場の方向性を左右する重要な要素となりそうです。
価格面では調整局面が続く中でも支持帯が意識されており、短期の値動きに振り回されず、規制整備と制度化の進展を見据えたリスク管理が重要です。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、投資助言を行うものではありません。暗号資産は価格変動が大きく、元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行い、必要に応じて専門家へご相談ください。
出典・参考情報
本記事は、公開資料および主要報道をもとに作成しています。
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U.S. Securities and Exchange Commission(SEC)公開資料
https://www.sec.gov/ -
金融庁 公開情報
https://www.fsa.go.jp/ -
CoinDesk(暗号資産専門メディア)
https://www.coindesk.com/ -
CoinPost(国内暗号資産ニュース)
https://coinpost.jp/ -
オンチェーン分析データ(Lookonchain ほか)
https://lookonchain.com/ -
各企業の公式発表・IR資料
※市場価格・資金フロー・保有量データは執筆時点の公開情報を参照しています。