GBTCで広く知られている仮想通貨ファンドのグレースケール(Grayscale)は、初となる「Grayscale Future of Finance ETF($GFOF)」をローンチしたと発表。Grayscale Future of Finance ETFは仮想通貨関連企業の株価のインデックスに連動を目指すETFとなる。
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グレースケール初のETFをローンチ
グレースケールのGFOFは今年1月19日にローンチしたBloombergの「Grayscale Future of Finance Index」に連動を目指すETFであり、このインデックスは米仮想通貨最大手取引所のコインベース(Coinbase)、仮想通貨機関投資家向け銀行であるシルバーゲート銀行の親会社であるシルバーゲートキャピタル、仮想通貨プロジェクトに多くの投資を行うギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)、2020年より仮想通貨事業に参入したPayPal、米ミレニアム世代に人気を博す取引所ロビンフッド(Robinhood)などで構成する仮想通貨関連企業のETFだ。
出典:Grayscale - Bloomberg Grayscale Future of Finance Index
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仮想通貨事業拡大のためにBloombergとの提携
グレースケールのCEO Michael Sonnenshein氏は、「未来の金融はより幅広い領域での需要があるため、グレースケールは仮想通貨事業の戦略的拡大に伴いBloombergとパートナーシップを結んだ。このプロダクト($GFOF)は仮想通貨ファンドとして実績のあるグレースケールの強みを活かし、投資家に”時の試練”を耐えるポートフォリオを構成する助けとなるだろう」と述べている。
Grayscale Future of Finance Indexは「未来の金融」を表する3つの支柱を有しており、下記の3つで構成されている。
1.金融基盤(アセットマネージャー、ブローカーや取引所など)
2.テクノロジーソリューション(デジタル・エコノミーを促進する技術を持つ企業)
3.仮想通貨インフラ(マイニング企業など)
投資家はGFOGを介して関節的に仮想通貨産業の成長の恩恵を得ることができ、より幅広い戦略ポートフォリオを構築することができるようになるだろう。
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