【墨汁速報】香港のステーブルコイン発行会社「破産状態で全額償還できない」ジャスティン・サン氏が暴露

仮想通貨(暗号資産)トロン(Tron:$TRX)のCEO、ジャスティン・サン氏が自身の買収したステーブルコインTUSDの裏付けとなるドル保管を委託していたとされるファースト・デジタル・トラスト(First Digital Trust=FDT)が破産状態であると暴露。この暴露に伴い同社が発行するFDUSDが1ドルから12%の乖離となるデペッグを引き起こした。

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香港のステーブルコイン「FDUSD」が12%乖離

香港のステーブルコイン発行会社「ファースト・デジタル・トラスト(First Digital Trust=FDT)」が発行する1ドルにペッグするステーブルコイン「FDUSD」が最大で1ドルから12%の下落を記録した。この背景にはトロンCEOのジャスティン・サン氏が買収したステーブルコインTUSDの発行裏付けとなるドルの保管先(カストディ)をFDTに任命し、その後約682億円相当の裏付けが償還できない事実上の損失となっていたことのリーク報道が発端となっている。

TUSDのトラブルはサン氏によるとFDTに指示したカストディのドルの投資のための送金を別のドバイ企業に不正に使用されていたというものだ。この損失補填におけるリークに伴い、サン氏は「FDTは破産状態であり、発行するFDUSDを全額償還することはできない」と主張しているが真偽は不明だ。

このFDUSDのデペッグでバイナンスの対FDUSDペアではビットコインが一時99000ドルを記録している。

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仮想通貨下落は破産の兆候

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を始めとする仮想通貨(暗号資産)は仮想通貨推進派のドナルド・トランプ大統領の就任式からの事実売りで下落が約4ヶ月続いている状態だ。

このような下落時には2022年のFTXの例のように仮想通貨企業における損失が膨らみ、表では見えないところで巨額の損失をかかえて連鎖糖鎖する例が考えられるだろう。サン氏はFDTが破産状態であるとX(旧Twitter)で連投しており、香港時間の14時にFDTについて会見を行うとしている。

サン氏の発言の真偽は不明だが、最大手のUSDCを発行するサークル社のような堅実な運用を個別ステーブルコイン会社が行いながら利益を出すことは至難の業であり、破産したブロックファイ(BlockFi)やセルシウス(Celsius)のようなリスクを取っていない保証はどこにもない。そのためFDUSDやTUSDの運用からはこのような時は素早く離れておくことが仮想通貨の鉄則だ。

 

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