
ライトコイン(LTC)は「ビットコインの弟分」として誕生した仮想通貨で、2025年5月現在、価格は約14,600円前後、時価総額は約1.1兆円でランキング18位を維持しています。[CoinMarketCap]
本記事では「どの取引所で買うのがおすすめ?」「LTCの特徴や将来性は?」という疑問に答えるため、実際に複数の取引所でLTCを取引してきた専門家の視点から情報をまとめました。

- 国内18社以上からLTC取扱店5社比較と選び方のポイント
- 500円から始められる少額投資の具体的な手順
- スマートフォンで5分で完了する購入フロー
- ビットコインを補完する特徴と将来性分析
この記事を読めば、初心者でもLTCの基礎知識が身につき、自分に合った取引所で簡単に購入を始められるようになります。
目次
LTCが買える国内取引所比較
2025年5月時点で、ライトコイン(LTC)を取り扱っている金融庁登録済みの国内暗号資産交換業者は以下の18社以上です。
LTC取扱い国内取引所一覧(2025年5月時点)
Coincheck・GMOコイン・bitbank・bitFlyer・SBI VCトレード・DMM Bitcoin・BITPOINT・BitTrade・マネーパートナーズ・Custodiem・BTC BOX・BINANCE JAPAN・楽天ウォレット・S.BLOX・LINE BITMAX・OKJ・マーキュリー・ガイア
出典:日本暗号資産取引業協会(JVCEA)公式サイト【2025/05/12時点】
主要5社のLTC取引環境徹底比較
取引所 | 特徴 | LTC手数料 (取引所現物) |
最低取引額 |
---|---|---|---|
Coincheck | DL数No.1アプリ / 500円から買える | ― (販売所のみ) |
500円相当 |
GMOコイン | 各種手数料0円 / 最短10分で取引開始 | Maker -0.03% Taker 0.09% |
0.1 LTC |
bitbank | 板取引充実・42銘柄対応 | Maker -0.02% Taker 0.12% |
0.0001 LTC |
bitFlyer | 約1円から売買可 / 創業来ハッキング0件 | 0.01-0.15% (BTC建て) |
0.00000001 LTC |
SBI VCトレード | 500円から積立 / SBIグループの安心感 | Maker -0.01% Taker 0.05% |
0.0001 LTC |
あなたに最適な取引所は?
CoincheckがLTC初心者に選ばれる3つの理由
- アプリDL数 国内No.1:直感的な操作性で誰でも迷わずワンタップで購入可能
- 500円からスタートできる少額取引:初めての仮想通貨投資でも気軽に始められる
- 口座開設〜取引開始まで最短当日:スマホ1台で本人確認から入金・購入まで完結
※アプリDL数は2025年4月Google Play/App Store合算データ
スマホでできるLTCの買い方【5ステップ】
ここではCoincheckアプリを例に、スマートフォンからLTCを購入する方法を解説します。初めての方でも5分程度で完了できる簡単な手順です。
口座開設
メールアドレスでアカウント登録 → 本人確認書類をアップロード(eKYC)→ 最短当日で完了
日本円を入金
銀行振込(無料)またはクイック入金を利用して日本円を入金。最低入金額は500円から
LTCのチャート確認
アプリで「LTC/JPY」のチャートを開き、価格動向をチェック。タイミングを見計らう
注文方法を選択
初心者は「販売所」の「成行注文」がおすすめ。慣れてきたら「取引所」の「指値注文」も検討
LTCを購入
金額入力→確認画面で内容を確認→購入確定
販売所と取引所の違い
販売所方式:
- 取引所が相手となり、提示価格で即時売買
- 買値と売値の差(スプレッド)が発生
- メリット:操作が簡単、即時取引可能
- 初心者向け:Coincheckアプリなら「販売所 › LTC › 買う › 金額入力 › スワイプ」の流れで完了
取引所方式(板取引):
- ユーザー同士の注文を付け合わせる方式
- 指値注文が可能で細かい価格指定ができる
- メリット:スプレッドがなく手数料が安い
- 上級者向け:GMOコインやbitbankなら、さらにコスト削減が可能
初心者向けTips:まずは500〜1,000円程度の少額から始め、仮想通貨の値動きや取引の流れに慣れていくのがおすすめです。Coincheckアプリなら「販売所 › LTC › 買う › 金額入力 › スワイプ」という簡単操作で完了します。
ライトコイン(LTC)の基礎データ
通貨名 / ティッカー | Litecoin / LTC |
---|---|
現在価格 | 約14,600円(2025年5月時点) |
時価総額 | 約1.1兆円(ランキング18位) |
ローンチ | 2011年10月 |
発行上限 | 8,400万枚(BTCの4倍) |
アルゴリズム | Scrypt PoW |
ブロック生成 | 2.5分(BTCの1/4) |
半減期 | 約4年ごと(次回2027年予定) |
ライトコインの誕生と開発背景
ライトコイン(LTC)は、元Google社員のチャーリー・リー氏によって2011年10月に開発されました。その名の通り「ビットコインを軽量化した通貨」として、ビットコインの基本構造を継承しながらも、取引の処理速度や手数料面で優れた特性を持つように設計されています。
ビットコインが「デジタルゴールド」と呼ばれるのに対し、ライトコインは「デジタルシルバー」というポジションで、日常的な決済により適した仮想通貨という位置づけです。[ICO Bench]
2023年8月には第4回目の半減期を迎え、マイニング報酬が12.5 LTCから6.25 LTCへと半減。次回の半減期は2027年頃と予想されています。
ライトコイン(LTC)の価格推移チャート(出典: [ICO Bench])
LTCが選ばれる4つのポイント
1. 高速決済
ライトコインはブロック生成時間が約2.5分と、ビットコインの10分の約1/4に短縮されています。これにより、送金の承認時間が大幅に短縮され、実店舗での決済や少額送金に適しているという大きなメリットがあります。
- 送金確認までの時間:BTCは10分、LTCは2.5分
- 1時間あたりの処理量:BTCの約4倍
2. 低手数料
ライトコインの平均送金手数料は数十円程度と、ビットコイン(数百〜数千円)と比較して非常に低コストです。この低手数料は、少額決済や頻繁な送金を行う場合に大きなメリットとなります。
- 2025年5月の平均手数料:約30円(※取引混雑状況により変動)
- Coincheckユーザー間の送金手数料:無料
- 外部への送金手数料:0.001 LTC(約15円)
3. SegWit & Lightning Network
ライトコインはSegregated Witness(SegWit)とLightning Networkという技術を早期に導入し、スケーラビリティ問題(取引処理能力の限界)を改善しています。
- SegWit:トランザクションサイズを小さくし、ブロックあたりの取引数を増加
- Lightning Network:オフチェーン決済によりブロックチェーンの負荷を軽減し、マイクロペイメント(少額決済)を実現
- これらの技術によりさらなる高速化と低コスト化を実現
4. 実用志向と決済導入の拡大
ライトコインは理論上の技術革新だけでなく、実際の決済手段としての導入が着実に進んでいます。
- PayPalで決済手段として正式採用(2021年3月〜)
- MoneyGramなどの送金サービスとの連携拡大
- オンラインショップでの採用拡大(Newegg、Travalaなど)
- ETF申請の動き:2025年に承認可能性が高まる展開
最近では、Bloomberg Intelligenceのアナリストが2025年中にソラナ(SOL)とライトコインの現物ETF承認確率を90%と高く予測するなど、機関投資家からの注目も集まっています。[CoinPost]
また、2022年2月にはプライバシー強化技術のMimble Wimble(ミンブルウィンブル)が導入され、取引のプライバシー保護機能がさらに強化されました。これにより、ユーザーは取引内容を非公開にすることが可能となりました。[ICO Bench]
LTCを買う前に知っておきたい注意点
価格変動リスク
ライトコインはビットコインの相場影響を強く受ける傾向があります。2021年の最高値410ドル(約6万円)から2022年には80%以上下落した時期もあり、仮想通貨特有の大きな価格変動リスクがあります。
例:2021年5月の最高値約6万円から2022年後半には約7,000円まで下落した経験あり
競合通貨
決済特化型の仮想通貨は多数存在し、ライトコイン以外にもリップル(XRP)やステラルーメン(XLM)などがあります。また、ビットコインやイーサリアムも決済機能の拡張に取り組んでおり、市場シェアの競争は年々激しくなっています。
税金
ライトコインを含む仮想通貨の売却益は「雑所得」として総合課税の対象となります。年間利益が20万円を超える場合は確定申告が必要で、所得に応じて最大55%の税率が適用されます。保有だけでは課税されませんが、売却時には必ず税金について考慮しましょう。
規制リスク
Mimble Wimble導入による匿名性向上は、一部の取引所ではコンプライアンス上の懸念から上場廃止の理由となったケースもあります。規制当局の方針変更によって、今後の取扱いに影響が出る可能性も考慮すべきです。
リスク管理のポイント
- 少額分散投資:一度に大きな金額を投資せず、少額ずつ購入することでリスクを分散
- 長期視点:短期的な価格変動に一喜一憂せず、実用性の拡大と決済インフラとしての価値向上を見据える
- 情報収集:ETF申請状況や企業の採用事例など、最新の情報をチェックする
- 余裕資金での投資:生活に必要な資金ではなく、損失を許容できる余裕資金で投資する
まとめ:LTCは「ビットコインを日常利用へ」導く老舗アルト
ライトコイン(LTC)は、ビットコインの弱点だった処理速度と手数料を大幅に改善し、日常的な決済手段としての地位を確立しつつある代表的なアルトコインです。
ライトコイン(LTC)のまとめ
強み
- 高速処理:ビットコインの4倍速い2.5分のブロック生成
- 低コスト:数十円程度の送金手数料
- 実用性:PayPalなど大手決済サービスでの採用実績
- 技術先進性:SegWit/Lightning Networkの早期導入
- ETF期待:現物ETF承認可能性が高まる状況
2025年の展望
- 米SECによるETF承認期待:機関投資家からの資金流入可能性
- 決済インフラとしての採用拡大:小売店やオンラインサービスでの利用増加
- 価格予測(アナリスト平均):95〜212ドル(約14,000〜31,000円)
- 次回半減期(2027年頃)に向けた徐々な価格上昇期待
ビットコインが「デジタルゴールド」として価値保存に重点が置かれる中、ライトコインは「デジタルシルバー」として実用的な決済手段の役割を担っています。決済インフラとしての導入が今後さらに進めば、価格上昇の余地は十分にあるでしょう。
初めてのLTC購入を検討されている方は、アプリが直感的で500円からスタートできるCoincheckで、まずは少額から始めてみることをおすすめします。
当コンテンツは投資助言を目的としたものではありません。暗号資産は価格変動が大きく、元本を超える損失が生じる可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。