
目次
- 1 メタプラネット完全解説
- 1.1 【速報】史上最大「555ミリオンプラン」発表
- 1.2 重要なアップデート情報
- 1.3 555ミリオンプラン完全解説
- 1.4 最新の財務指標(2025年6月9日時点)
- 1.5 企業概要
- 1.6 タイムライン
- 1.7 新ビットコイン戦略:「1%クラブ」への挑戦
- 1.8 サイモン・ゲロヴィッチ社長
- 1.9 株価動向(2025年6月最新)
- 1.10 The Bitcoin Hotel プロジェクト【2025年Q3開業予定】
- 1.11 世界の企業ビットコイン保有量ランキング
- 1.12 2025年Q1決算ハイライト
- 1.13 重要業績評価指標(KPI)
- 1.14 投資リスクと注意点
- 1.15 投資判断のポイント
- 1.16 新NISA活用戦略
- 1.17 将来展望
- 1.18 まとめ:投資判断の総合評価
メタプラネット完全解説
ビットコイン戦略で注目の日本企業【2025年6月最新版】
【速報】史上最大「555ミリオンプラン」発表
調達概要
- 調達額:約7,674億円(史上最大規模)
- 新株予約権:555万個(5.55億株相当)
- 発表日:2025年6月6日
- 目的:ビットコイン購入資金(95%充当)
目標大幅上方修正
- 2025年末:10万BTC(従来:2.1万BTC)
- 2027年末:21万BTC以上
- 意味:BTC総供給量の1%保有(1%クラブ)
- 地位:アジア最大のBTC保有企業へ
重要なアップデート情報
555ミリオンプラン完全解説

プラン概要
新株予約権の詳細
- • 第20回〜第22回新株予約権
- • 発行総数:555万個
- • 1個につき普通株式100株
- • 潜在株式数:5億5500万株
プレミアム型構造
- • 初回行使価額:1,388円
- • 市場価格に対してプレミアム付与
- • 下限行使価額:777円
- • 既存株主保護に配慮
資金使途・実行計画

調達資金の配分
95%
5%
実行スケジュール
- • 月間行使上限:発行済株式数の10%
- • 段階的実行による市場影響の最小化
- • 会社による行使コントロール可能
- • 2027年末目標達成に向けた計画的実行
最新の財務指標(2025年6月9日時点)
企業概要
基本情報
- 社名:株式会社メタプラネット(Metaplanet Inc.)
- 証券コード:3350(東証スタンダード)
- 設立:1999年
- 代表取締役社長:サイモン・ゲロヴィッチ(Simon Gerovich)
- 本社所在地:東京都港区
- 株主数:約6万5,000人(前年比6.5倍増加)
事業内容
- ビットコイン・トレジャリー事業
- ホテル運営事業
- ビットコイン教育事業(The Bitcoin Hotel)
- 投資家向けIR活動
企業ビジョン
「日本円の価値下落リスクへのヘッジとしてビットコインを保有し、長期的な企業価値の最大化を図る」
タイムライン
主要マイルストーン
2024年4月
ビットコイン戦略開始(117 BTC)
2024年10月
1,000 BTC突破(1,762 BTC)
2025年1月
21ミリオンプラン発表・実行開始
2025年3月
世界第10位達成(6,796 BTC)
2025年6月2日
8,888 BTC達成・1,088 BTC追加購入
2025年6月6日
555ミリオンプラン発表
新ビットコイン戦略:「1%クラブ」への挑戦
大幅上方修正された保有目標
100,000 BTC
210,000 BTC
「1%クラブ」とは:ビットコイン総供給量の1%以上を保有する排他的グループ。現在、この水準に到達している企業・機関は世界でも極めて限定的。
555ミリオンプラン資金調達詳細
調達規模
新株予約権構造
- • 第20回:修正倍率100%
- • 第21回:修正倍率101%
- • 第22回:修正倍率102%
- • 行使価額:下限777円
実行予定
- • 2025年後半:第1段階実行開始
- • 2026年:本格的実行期間
- • 2027年:目標達成に向けた最終段階
サイモン・ゲロヴィッチ社長
経歴と専門性
- 学歴:ハーバード大学卒業(応用数学専攻)
- 職歴:ゴールドマン・サックス証券での金融経験
- 経験:複数のテクノロジー企業での経営経験
- 所属:YPO(Young Presidents' Organization)メンバー
- Twitter:@gerovich(積極的な情報発信)
最新メッセージ・経営哲学
ビットコイン信念
「ビットコインは世界で最も価値ある存在になる」との確信に基づき、売却の意図は一切ないと明言。長期保有戦略を貫く方針。
株価動向(2025年6月最新)

注目ポイント
ボラティリティの高さ
ビットコイン価格との高い連動性により、日々大きな価格変動を示している。長期投資家向けの銘柄として注目。
機関投資家の関心
555ミリオンプラン発表後、海外機関投資家からの注目が一段と高まっている。
The Bitcoin Hotel プロジェクト【2025年Q3開業予定】
プロジェクト概要
- 所在地:東京・五反田(ロイヤルオーク五反田を改装)
- 開業予定:2025年第3四半期(7-9月)
- コンセプト:世界初のビットコイン特化型ホテル
- 目標:ビットコインエコシステムのハブ
- ターゲット:グローバルビットコインコミュニティ
特徴・サービス
- 全館でビットコイン決済対応
- ビットコイン教育プログラム
- ビットコイン愛好者の交流拠点
- ライトニングネットワーク実証実験
- ビットコイン関連イベント・セミナー
- マイニング体験・展示
公式SNS開設
@bitcoinhotel_jp にてプロジェクト進捗を随時発信中。オープンに向けた準備状況や特別イベント情報を配信予定。
開業準備状況
内装工事が順調に進行中。ビットコインATM設置、決済システム構築、スタッフ研修等、開業に向けた最終準備段階。
世界の企業ビットコイン保有量ランキング
順位 | 企業名(国) | ビットコイン保有量 | 保有額(推定) | 備考 |
---|---|---|---|---|
1位 | MicroStrategy(米国) | 約214,400 BTC | 約$15.0B | 先駆者 |
2位 | Tesla(米国) | 約9,720 BTC | 約$680M | 部分売却済 |
3位 | Marathon Digital(米国) | 約8,595 BTC | 約$602M | マイニング |
10位 | メタプラネット(日本) | 8,888 BTC | 約$622M | 急成長中 |
— | リミックスポイント(日本) | 約500 BTC | 約$35M | 国内2位 |
メタプラネットの特徴
- • アジア地域で最大のビットコイン保有企業
- • 年間保有量増加ペースで世界最速レベル
- • 555ミリオンプラン実行により、さらなる順位上昇が期待
- • 2027年目標達成時には世界トップ5入りの可能性
2025年Q1決算ハイライト
財務実績
- 売上高:8億7,700万円(前年同期比943.9%増)
- 営業利益:5億9,200万円(前年同期は5,000万円の赤字)
- 経常損失:68億5,200万円(ビットコイン評価損影響)
- 最終損失:50億4,600万円(前年同期は5,100万円の赤字)
- 純資産:504億円(前四半期比+197%)
戦略的成果
- 企業ビットコイン保有量世界10位維持
- 2025年Q1で7,126 BTC追加購入
- 海外機関投資家の注目獲得
- 個人投資家層の大幅拡大(株主数6.5倍増)
- 「会社史上最も力強い四半期」と評価
重要業績評価指標(KPI)
BTCイールド
1株あたりBTC保有量増加率
保有量成長率
(対企業比較)
株価パフォーマンス
(2025年1月比)
投資リスクと注意点
ビットコイン価格変動リスク
- • ビットコイン価格との強い連動性(相関係数0.9以上)
- • 日々の価格変動が激しい(ボラティリティ高)
- • 暗号資産市場全体の影響を受けやすい
- • マクロ経済環境の変化に敏感
- • 規制当局の動向による価格影響
希薄化・事業リスク
- • 555ミリオンプランによる大規模希薄化
- • 新株予約権行使タイミングの不確実性
- • 暗号資産規制の変化リスク
- • 会計基準変更の可能性
- • 信用取引規制による流動性への影響
最新の規制・市場環境
東証による信用規制
- • 2025年6月6日から委託保証金率50%以上に引き上げ
- • 信用取引による新規売買への制限
- • 株価ボラティリティ抑制効果を期待
ビットコイン市場環境
- • ETF承認による機関投資家参入加速
- • 各国中央銀行の政策動向注視
- • ESG投資観点からの評価変化
投資判断のポイント
投資価値の源泉
- 革新性:日本初の本格的ビットコイン戦略
- 透明性:詳細な情報開示と戦略説明
- 成長性:555ミリオンプランによる急拡大
- 独自性:The Bitcoin Hotelプロジェクト
- 先見性:1%クラブ入りへの野心的目標
適合する投資家像
- 長期投資家:10年以上の投資期間
- 成長志向:高ボラティリティ許容
- ビットコイン信奉者:将来性への確信
- 分散投資:ポートフォリオの一部として
- 理解力:暗号資産市場への深い理解
推奨ポートフォリオ配分
注意事項
上記は一般的な目安であり、個々の投資家の状況により適切な配分は異なります。投資前に必ず専門家にご相談ください。
新NISA活用戦略
メタプラネット×新NISAの相性
制度上のメリット
- 売却益・配当金の非課税措置
- 非課税期間の永続化
- 年間360万円の投資枠
- 売却後の投資枠再利用可能
活用戦略
- 長期積立投資でボラティリティ軽減
- ビットコイン関連投資の税務効率化
- 他の成長株との分散投資
- 市場タイミングを分散した購入
シミュレーション例
新NISA枠を活用して月30万円を10年間積立投資した場合、年平均15%の成長を想定すると、非課税効果により約680万円の税負担軽減効果が期待されます。
将来展望
短期展望(2025年内)
- 10万BTC保有目標への挑戦(現在8.9%達成)
- The Bitcoin Hotel開業(Q3)
- 555ミリオンプラン第1段階実行
- 国際的認知度の向上
- 世界ランキングさらなる上昇
中長期展望(2026-2027年)
- 21万BTC保有目標達成(1%クラブ入り)
- ビットコイン事業の多角化
- 教育事業の本格展開
- 戦略的パートナーシップ拡大
- 世界トップ5のBTC保有企業へ
まとめ:投資判断の総合評価
メタプラネットの投資価値
日本の金融市場における唯一無二の存在として、ビットコインの長期的価値上昇に対する確信に基づいた戦略的投資を実行中。555ミリオンプランにより、その戦略がさらに大規模化。
強みと機会
- • 日本初の本格的ビットコイン・トレジャリー戦略
- • 世界第10位の企業ビットコイン保有量
- • 史上最大規模555ミリオンプラン実行
- • 革新的なThe Bitcoin Hotelプロジェクト
- • 透明性の高い情報開示体制
- • 経験豊富な経営陣(ゲロヴィッチ社長)
- • 21万BTC目標(1%クラブ)への野心的計画
リスクと課題
- • ビットコイン価格との高い連動性
- • 555ミリオンプランによる大規模希薄化
- • 暗号資産規制の変化リスク
- • 高いボラティリティ(年初来+311%)
- • 単一資産への集中投資リスク
- • 新株予約権行使タイミングの不確実性
- • 東証による信用取引規制の影響
最終的な投資判断指針
メタプラネットへの投資は、本質的に「ビットコインの未来」への投資です。555ミリオンプランの発表により、同社の戦略は新たな次元に到達しました。ビットコインが今後10-20年にわたって価値を保ち、成長し続けると確信する投資家にとって、極めて魅力的な機会を提供します。ただし、大規模な希薄化リスクと極めて高いボラティリティを理解し、適切なリスク管理の下で投資することが重要です。投資を検討する際は、自身の投資目標、リスク許容度、投資期間を慎重に考慮し、ポートフォリオ全体のバランスを保ちながら判断することをお勧めします。
重要な注意事項
免責事項:この記事は2025年6月9日時点の情報に基づいています。投資判断は自己責任で行い、最新の情報については公式発表や専門家の意見を参考にしてください。
投資リスク:暗号資産および関連株式への投資には高いリスクが伴います。投資元本の大幅な減少や全損の可能性があります。
情報更新:ビットコイン価格、株価、企業戦略は日々変動します。投資前に最新情報の確認を必ず行ってください。
555ミリオンプラン:新株予約権の行使により大規模な希薄化が予想されます。投資前に希薄化リスクを十分に理解してください。