
目次
ソシエテ・ジェネラル、USD建てステーブルコイン「USDCV」をローンチ
大手銀行初のドル連動ステーブルコイン
重要なポイント
- 世界初の大手銀行によるドル建てステーブルコイン
- EthereumとSolanaの両チェーンで展開
- BNYメロンがカストディアンとして参加
- 2025年7月初旬にローンチ予定
ソシエテ・ジェネラルについて
フランスの大手銀行ソシエテ・ジェネラル(Société Générale)の暗号資産部門「SG Forge」が、USD CoinVertible(USDCV)という新しいドル建てステーブルコインを発表しました。これは世界の大手銀行として初のドル連動ステーブルコインとなり、金融業界に大きなインパクトを与えています。
USDCV の特徴
安全性
BNYメロンによる資産保管で高い安全性を確保
利用範囲
国際送金、DeFi、企業決済など幅広い用途
ステーブルコイン市場の現状
順位 | ステーブルコイン | 時価総額 | 発行者 |
---|---|---|---|
1位 | USDT (Tether) | 約1,550億ドル | Tether Limited |
2位 | USDC (USD Coin) | 約600億ドル | Circle |
NEW | USDCV | 未定(7月ローンチ) | SG Forge |
技術的詳細:EthereumとSolanaの採用理由
Ethereum(イーサリアム)
- 最も成熟したスマートコントラクトプラットフォーム
- 豊富なDeFiエコシステム
- 高いセキュリティ性と分散性
- 機関投資家の信頼性が高い
Solana(ソラナ)
- 超高速トランザクション処理(最大65,000 TPS)
- 低コストな取引手数料
- 革新的なProof of Historyコンセンサス
- 次世代DeFiプラットフォーム
BNYメロンとの戦略的パートナーシップ
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNY Mellon)がカストディアンとして参加することで、伝統的金融とデジタル金融のシームレスな統合が実現されます。これにより、機関投資家にとってより安全で信頼性の高いステーブルコインが提供されます。
日本でステーブルコインを取引できる認可取引所ガイド
日本のステーブルコイン事情
現在、日本でのステーブルコイン取引は限定的です。以下の取引所で安全に取引することができます。
🥈 初心者におすすめ
Coincheck (コインチェック)
DAI
- 2023年6月からDAI取り扱い開始
- アプリダウンロード数700万突破
- 初心者に優しいインターフェース
- 取引所形式でスプレッドを抑えた取引が可能
目的別おすすめ取引所
最新ステーブルコインを試したい
→ SBI VCトレード(USDCの日本唯一の取り扱い)
ステーブルコイン初心者
→ Coincheck (分かりやすいUI/UX)
取引コストを抑えたい
→ GMOコイン(低手数料・多機能)
安定した取引環境
→ bitFlyer(高い信頼性・流動性)
ステーブルコイン取引の注意点
- 法規制の理解:日本では電子決済手段として規制
- 税務処理:売買による損益は課税対象
- リスク認識:完全な価格安定は保証されない
- 取引所選択:金融庁認可業者のみを利用
今後の展望
Circle社との提携
Coincheckが2025年中にUSDC上場予定
規制整備
更なる法制度の整備が進行中
新銘柄上場
海外で人気のステーブルコインの日本上場に期待
関連情報・参考資料
免責事項
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。暗号資産の取引には価格変動リスクがあり、元本割れの可能性があります。取引の際は十分にリスクを理解した上で、自己判断で行ってください。