Web3ゲームスタジオ「ピクシオンゲームズ」約7.9億円の資金調達に成功、開発を後押し

Web3ゲームスタジオであるピクシオンゲームズ(Pixion Games)は6月27日、550万ドル(約7.9億円)の資金調達に成功したと発表した。同社は、調達した資金で主力ゲームのフェイブルボーン(Fableborne)の開発を後押しするという。

調達資金でフェイブルボーンの継続的な開発を大きく前進

ピクシオンゲームズの資金調達ラウンドでは、アバランチ財団(Avalanche Foundation)のファンドであるブリザード(Blizzard)やシマキャピタル(Shima Capital)などの投資家から支援を受けている。

ぴくシオンゲームズが開発を進める「フェイブルボーン」は、シャッターランドという架空の土地を舞台としたマルチプレイヤーゲームだ。アクション・ロールプレイング・ゲームと戦略ゲームを融合させており、プレイヤーは自分の島を要塞化し、他のプレイヤーの基地を襲撃したりすることができる。非同期のプレイヤー対プレイヤーバトルで遊んだり、プレイヤー対環境のモードで難易度の高いボス戦に挑むことも可能だ。

同社は、今回調達した資金と信頼できる投資家からの継続的な支援により、フェイブルボーンの継続的な開発を大きく前進させる予定だ。これには、アプリ内トーナメントプラットフォームであるピクシオンリーグ(Pixion League)や、無料プレイゲーム向けのライブゲームオペレーション(LiveOps)のターボ化などが含まれている。

オンチェーン要素を取り入れたハイクオリティなゲームに

ピクシオンゲームズのカム・プニア(Kam Punia)創設者兼CEO(最高経営責任者)は、「フェイブルボーンは、成功した一連のリリースに続き、高い評価と好意的なフィードバックを得ている。私たちのチームは、フェイブルボーンをオンチェーン要素を取り入れたハイクオリティなゲームにすることに全力を注いでいる」と語っている。

一方、ピクシオンゲームズのツイッターアカウントは、「550万ドルの新たな資金調達に成功したことを発表できて嬉しく思う。今後はフェイブルボーンのピクシオンリーグトーナメントを強化し、プレイヤーがオンチェーンでゲーム内資産を獲得できるアクセス可能な方法を構築する」とツイートしている。

参考
Pixion Games Secures $5.5M in Funding to Accelerate Development of Fableborne

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