ワーナーミュージックグループ、ブロックチェーンカードゲームのスプリンターランドとの提携発表

ワーナーミュージックグループ(Warner Music Group:WMG)は2月23日、ブロックチェーンゲーム開発を行っているスプリンターランド(Splinterlands)とパートナーシップを締結したことを発表した。この締結により、WMGのアーティストは、スプリンターランドの制作・開発するプレイ・トゥ・アーン(P2E)ゲームなどに出演する機会を得たことになる。

登録者数180万人、デイリーユーザー45万人のブロックチェーンゲームを運営

スプリンターランドは2018年に設立された企業であり、同名のブロックチェーンゲームを運営している。スプリンターランドは登録者数180万人、デイリーユーザー45万人を記録しており、1月25日には対戦回数10億回というマイルストーンを突破した。なお両社は、従来のP2Eゲームよりもコミュニティ構築を促進できる、モバイルフレンドリーでアクセス可能なゲームを制作する予定だ。

WMGのオアナ・ルキサンドラ(Oana Ruxandra)最高デジタル責任者は、「P2Eゲームをめぐる機会がいかに巨大であるか、過小評価することはできないと思う。スプリンターランズとのパートナーシップは、私たち全員がトークン化されたゲームを開発・維持するために協力する中で、アーティストとその音楽に焦点を当てるものだ」と語っている。また、同氏は、「アーティストのための新しい収入源を開放する一方で、ファンが創出した価値への参加をさらに強固なものにすることができるだろう」とも話している。

スプリンターランドのジェシー・ライヒ(Jesse Reich)共同創設者兼CEO(最高経営責任者)は、「ワーナーミュージックグループは、音楽業界をリードする企業だ。彼らは、Web 3.0コミュニティのメンバーが設定した基準を満たすために、音楽業界を革新している。彼らと一緒に仕事ができることに興奮しているし、ゲーム、音楽、仮想通貨、NFT、DeFi、ブロックチェーンの交差点で新しいコラボレーションができることを楽しみにしている」と語った。

サンドボックスとも提携

WMGは1月27日、アニモカ・ブランズ(Animoca Brands)の子会社であるザ・サンドボックス(The Sandbox)との提携し、ザ・サンドボックスゲームのメタバースで初めて音楽をテーマにした世界を作ることを発表した。

音楽のテーマパークとコンサート会場を組み合わせたザ・サンドボックスのワーナーミュージックグループランド(Warner Music Group LAND)では、WMGの主要なアーティストによるコンサートや音楽体験ができる。これにより、ワーナーミュージックのアーティストは、ファンとともにザ・サンドボックスのグローバルなコミュニティに参加し、新しい収入源と新しい形のバーチャルエンターテインメントを生み出すことができるようになった。

参考
Warner Music Group Partners with Chief Blockchain Gaming Developer Splinterlands
The Sandbox Partners with Warner Music Group to Create Music-Themed World in the Metaverse

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