【墨汁速報】加仮想通貨取引所BTCなどを除く年間313万円の売買規制を導入 OSCの登録に伴い

カナダの仮想通貨取引所「ニュートン(Newton)」はオンタリオ州証券委員会であるOSC(Ontario Securities Commission)への登録に伴い、新たな仮想通貨の売買規制の導入を発表。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などのメジャー仮想通貨以外の購入と売却において3万カナダドル(約313万円)の年間購入制限を導入した。

関連記事:【墨汁速報】顧客預りのビットコインなど372億円の損失 仮想通貨レンディング企業の巨額損失が次々に明るみに

カナダ仮想通貨取引所が新規制の年間売買制限を導入

カナダの仮想通貨取引所ニュートン(Newton)は国内で仮想通貨売買を提供するためにオンタリオ州証券委員会であるOSC(Ontario Securities Commission)への登録と規制に密かに取り組んでいたと発表。

マイニングなどで有名なケベック州やブリティッシュコロンビア州、マニトバ州とアルバータ州を除く9州で購入制限を導入する。

対象の州は

  • New Brunswick
  • Newfoundland
  • Nova Scotia
  • Nunavut
  • Northwest Territories
  • Ontario
  • Prince Edward Island
  • Saskatchewan
  • Yukon

となっている。

ただし

・ビットコイン(BTC)

・イーサリアム(ETH)

・ライトコイン(LTC)

・ビットコインキャッシュ(BCH)

は対象外。
https://twitter.com/bokujyuumai/status/1560104972099801088?s=21

313万円の仮想通貨購入制限

ニュートンでの購入制限は年間で3万カナダドル、日本円にして約313万円までとなる。例えばXXXという仮想通貨を313万円の制限一杯まで購入した場合、その購入日から1年後まで新規購入することはできず、1年後に再度313万円にリセットされるというものだ。

上記で除外されているビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などは購入制限がなく、制限の対象であるソラナのSOLを3万カナダドル購入し、1万カナダドル分を売却した場合に制限が2万カナダドルまで戻るという仕組みとなっている。

この購入制限により、ビットコインやイーサリアムより大きなボラティリティを持つ新興アルトコインへの投機を抑制することが狙いとなっている。

リスク許容度を調査しさらなる制限へ

またニュートンユーザーはユーザーのリスク許容度を調べるための「取引アンケートを実施する」と告知しており、「仮想通貨への投資はリスクが高い」として回答次第で不適切と判断された場合アカウント自体にさらなる制限を課すとしている。

もし仮想通貨投資が不適正であると判断された場合、

・レバレッジ取引、空売りなどファンディング制限
・新規購入の制限
・売却及び仮想通貨取引所からの引き出し制限
を課すとしている。

一見非常に厳しい規制であると見られるが、DeFiが2020年にブームを巻き起こしさらに2021年には仮想通貨投資をしたことがない新規層がNFTアートによるマスダアプションを引き起こしたことから、ハッキングやフィッシング被害が横行している現在において投資家保護における最善策であるといえるだろう。

米国でも同様のアンケート記入の導入が進んできており、国際的仮想通貨規制のスタンダードになりうる可能性があるといえるだろう。

 

関連記事:【墨汁速報】破産の仮想通貨ヘッジファンド3ACの資産凍結 スリーアローズの創業者は雲隠れ

▼墨汁サロンでは投資家向けにDeFiやイーサリアム2.0の最新動向や32ETHステーキングのやり方の解説や検証、テクニカル分析理論、ファンダメンタルなどをより深く解説しています。

墨汁バナー

墨汁うまいと学ぶ仮想通貨の世界

おすすめの記事