【墨汁速報】破産の仮想通貨ヘッジファンド3ACの資産凍結 スリーアローズの創業者は雲隠れ

米ニューヨーク破産裁判所の連邦裁判官は、7月4日に米国で破産申請をした仮想通貨ヘッジファンドの「スリーアローズキャピタル(Three Arrows Capital:通称3AC)」が所有する残りの資産を凍結。現地時間火曜に行われた法廷審問で緊急動議として許可をしたという。

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スリーアローズキャピタル(3AC)の資産を凍結

ニューヨーク州破産裁判所の連邦裁判官は、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨の価格急落の原因の一つであるスリーアローズキャピタル(Three Arrows Capital)の破産申請に伴い、資産凍結を命じた。

スリーアローズキャピタルは6月29日にバージン諸島で破産状態により債務整理を命じられ、7月4日には米国での破産申請を行っていた。同ヘッジファンドは仮想通貨界隈で非常に有名であり、最大で170億ドル(約2兆3,000億円)以上の資産運用をしていたものの、ビットコインとイーサリアムの暴落により債務不履行となり、巨額の仮想通貨ローンを清算されていた。

創業者2名は現在も債権者から逃げている状態であり、居場所は不明の状態となっている。またシンガポールのオフィスはもぬけの殻となっているという。

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3AC創業者の資産の不正利用を懸念

Martin Glenn裁判官は現地時間火曜日、緊急動議でスリーアローズキャピタルの資産を凍結し、「米国の管轄下において指定された清算者のみが(3ACの)資産の移転、妨害または処分をできる」としている。

またスリーアローズキャピタルが法人格を持つバージン諸島で清算者として任命されたテネオ(Teneo)社にも同様に、同ヘッジファンドの創業者であるZhu Su氏とKyle Davies氏さらには取引があった銀行や仮想通貨企業などを裁判に​召喚する権限を与えた。

一方で3ACの創業者二名が雲隠れしていることから、破産の処理に向けて債務整理が進んでいるものの、違法にスリーアローズキャピタルが有する残りの資産を抜くことを懸念している。

3AC創業者は48億円の豪邸を売却

Zhu Su氏は2021年12月にシンガポールにある豪邸を購入していたが、今回の巨額の損失と破産に伴い7月1日にこの豪邸を日本円にして約48億円で売却しようとしていた。

今回のスリーアローズキャピタルの資産凍結は、世界に対して清算者が破産者の資産をコントロールすることを周知するためであるとテネオの代理人は述べている。このスリーアローズキャピタルの破産は仮想通貨レンディング企業のブロックファイ(BlockFi)や多くの仮想通貨企業の巨額の損失を引き起こしており、長期下落トレンドの真っ只中である仮想通貨において非常に大きな影響を引き続き与えていくだろう。

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