香港のブロックチェーン関連企業であるアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)は6月21日、モバイルファーストを掲げるブロックチェーンを使って金融包摂を実現する企業のセロ(Celo)のブロックチェーンエコシステムに参加することを発表した。
Web3ゲームをスケールアップ
セロプラットフォームは、簡単なモバイル決済、P2Pネットワークとの高速同期、現地のステーブル資産を利用した取引手数料の支払い機能を備えた使いやすいネイティブウォレットと分散型アプリケーションを提供している。
アニモカ・ブランズは、セロのエコシステムに参加しセロのインフラと革新的なWeb3ツールを活用することで、Web3ゲームをスケールアップすることができる。さらに同社は、セロネットワークのバリデーターになり、ネットワークのセキュリティをサポートするという。
またアニモカ・ブランズとセロ財団は、社会的インパクトと気候変動対策に向けた新たな展開と統合を模索するために話し合いを行っている。
次の10億人のユーザーをWeb3に参加させたい
アニモカ・ブランズのヤット・シウ(Yat Siu)共同設立者は、 「私たちは、実世界でのWeb3の採用にグローバルな方法で深くコミットしてきたセロエコシステムに参加できることに楽しみにしている」と語った。また同氏は、「ブロックチェーン技術への信頼を構築するための共同的な取り組みにおいて、世界にポジティブな影響と変化をもたらすことができる新しいアイデアについてセロ財団と協力できることを楽しみにしている」と話している。
一方、セロのレネ・ラインズバーグ(Rene Reinsberg)共同設立者は、「モバイルとインパクトで知られるセロのエコシステムは、デジタルエンターテインメントとゲームにおける先駆的なプロジェクトで知られる尊敬される業界のリーダーとして、多大な貢献をしてきたアニモカ・ブランズを歓迎する。次の10億人のユーザーをWeb3に参加させたいと考えている」とコメントした。
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