アニモカ・ブランズのNFTコレクション「モカバース」、NFTプラットフォームのラリブルと提携

香港のブロックチェーン関連企業であるアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)のメンバーシップNFTコレクションであるモカバース(Mocaverse)は6月14日、NFTプラットフォームのラリブル(Rarible)と提携し、モカバースコミュニティのためのカスタムマーケットプレイス「モカバースマーケットプレイス(Mocaverse Marketplace)」を開設した。

モカバースNFTを安全に取引できる専用の場所を提供

モカバースマーケットプレイスでは、モカバースコミュニティに対し、モカバースNFTを安全に取引できる専用の場所を提供している。

モカバースマーケットプレイスでは、モカバースコレクションのネイティブリスティングのプラットフォーム手数料を0%にしている。くわえて、このプラットフォームで行われるすべての販売に対して、ロイヤリティを尊重するという。

また、モカバースマーケットプレイスでは、モカXP(Moca XP)というポイントシステムを導入している。モカXPは、ステーキング、アクティベーションへの参加、ソーシャルチャネルへの参加、モカDAOへの貢献によって獲得できる。そのため、モカXPを追跡することで、モカNFT保有者がモカバースのエコシステムにどれだけ関与しているかを調べることが可能だ。さらに、保有しているモカXPが高いほど、シーズン終了時に報酬や特典を受けられる可能性が高まるという仕組みになっている。

Web3の未来は革新的なブランドとともに

アニモカ・ブランズのアラン・ラウ(Alan Lau)氏は、「モカXP報酬システムの統合により、モカバースNFTの価値は、特徴や希少性だけでは定義できない。モカバースNFTの価値は、一般市場において正確に反映されることはない」と述べた。また同氏は、「ラリブルとの提携により開発された様々なカスタムマーケットプレイス機能をモカバースホルダーに提供することで、シームレスなモカバース体験を促進しながら、取引活動をより広いエコシステムに効果的に統合することができる」とも語っている。

ラリブルのアレックス・サルニコフ(Alex Salnikov)共同創業者は、「Web3の未来は、次のレベルのコミュニティ・エンゲージメントを生み出す革新的なブランドとともにある」と話している。また、同氏は、「長期的に成長し繁栄するために私たちは、すべてのコミュニティがユニークで安全で、第三者のポリシーに依存しない独自のホームが必要だと信じている。そして私たちは、モカバースと一緒に、そのような場を作ることを楽しみにしている」ともコメントした。

参考
Mocaverse launches custom NFT marketplace with Rarible to address community safety

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