著名な暗号資産(仮想通貨)アナリストのアリ・マルチネス(Ali Martinez)氏は、自身の「X」に今後のビットコイン(BTC)価格予測を投稿しました。過去のサイクルとの比較から、彼はこの先のビットコイン価格に大変動があると見ています。
予測される最高値は138,000ドル
マルチネス氏は過去のサイクルを分析して、今後ビットコインが138,000ドル(約2,129万円)に到達した後、30%の大幅な価格下落に転じると予測しています。
2017年の強気市場でビットコインは、その前の過去最高値(ATH)から156%の上昇を記録してから、39%という大きな修正に直面しました。また2020年の強気市場では、124%上昇してから32%の修正を経験しています。
もしも歴史が繰り返すのであれば、今回のサイクルでは少なくとも138,000ドルにまで上昇し、そこから大幅な下落に転じるというのがマルチネス氏の予測です。大統領選挙後の過熱した市場は、ここ数日クールダウンしているように見えますが、彼はビットコインが100,000ドル(約1,543万円)を超えて、138,000ドルに到達する根拠についても明示しています。
彼はまず、ビットコインが91,900ドル(約1,418万円)以上の終値を日々継続し、そこから弱気の懸念を一蹴するために100,680ドル(約1,554万円)にまで上昇する必要があると言います。さらに現在貪欲指数がピークにあることに触れ、通常これはビットコイン価格にとって弱気であると指摘。というのも、投資家がポジションを過剰にレバレッジしている可能性があり、大規模な清算につながる可能性があるからです。
最終的にマルチネス氏は、100,000ドルを超えてからの大幅な修正の前に、ビットコインが150,000ドル(約2,315万円)に達するという予測を立てました。また30%の修正の2日前もしくは翌日に、ブレイクアウトが発生することも予測しています。
別なアナリストも150,000ドル狙いを予測
もう1人のアナリストであるケビン・キャピタル(Kevin Capital)氏も、今回のサイクルでは今後3週間でATHが2倍に達するという予測をしています。
過去のサイクルでは、その前のATHを更新したビットコインは、4~6週間のうちにATHの2倍にまで値上がりしていました。前回のATHが約73,000ドル(約1,126万円)だったことから、その2倍の価格まではまだ45〜50%の伸びしろがあるため、ここからさらに価格上昇が進むという見解です。
もしも残り3週間でこの45〜50%の上昇が見られなければ、今回のサイクルは前回の強気市場のパフォーマンスを下回ることになります。ただし前回の73,000ドルのATHが、過去唯一半減期前に記録されたことを忘れてはいけません。過去のサイクルとは異なる動きがあるかもしれないのです。
日本時間11月22日正午時点で、ビットコインは予測のペースを上回って、24時間で4.5%ほど上昇して99,000ドル(約1,528万円)手前で推移しています。
参考
・Here’s Why The Bitcoin Price Could Surge To $138,000 Before Recording A 30% Crash
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