【墨汁速報】Xで話題「トランプコイン」とは?2日で4000%を超える高騰で時価総額15位に輝く

X(旧Twitter)で話題の仮想通貨(暗号資産)トランプコインはローンチからわずか2日で時価総額ランキング15位に君臨しており、ドナルド・トランプ氏の公式Xでの言及から4000%の高騰を記録した。トランプコインはあくまで俗称であり、正しくは「オフィシャルトランプ(Official Trump)」となっておりシンボルは$TRUMPとなるミームコインだ。

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ドナルド・トランプ公式ミームコイン「$TRUMP」を発行

日本時間21日にアメリカ合衆国第47代目大統領として就任を控えているドナルド・トランプ氏は18日突如公式ミームコインである「オフィシャルトランプ(通称:トランプコイン」をソラナチェーン上でローンチ。さらに公式Xで言及した時点では2ドルだったトランプコインは一時71ドルを記録して4000%の高騰を記録した。

このトランプコインはいわゆるミームコイン(ネタコイン)であるものの、仮想通貨は2024年にイーロン・マスク氏の度重なる言及でパンプされ仮想通貨界隈で一種の投機として人気を博しているコインだ。2024年11月のトランプ氏の大統領選勝利に伴い、非公式のトランプコインが複数発行されたものの今回はトランプ氏が公式として発行したものであり、わずか2日で犬のミームコインSHIBを超えて時価総額15位にランクインしている。

これらの動きを即座に察知してか仮想通貨取引所最大手の1つであるバイビット(ByBit)はいち早くトランプコインを上場、バイナンス(Binance)が遅れることながら本日17時半に上場し、更に米国最大手仮想通貨取引所であるコインベース(Coinbase)が本日中の上場対応を予定している。

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ドナルド・トランプは仮想通貨の流行に敏感

そんなトランプ氏は仮想通貨の流行に非常に敏感であり、2022年にはNFTバブルにのって「トランプ・デジタルトレーディング・カード(Trump Digital Trading Cards)」をイーサリアムエコシステムの1つでEVMチェーンの「ポリゴン」上で発行、この売上と投資保有用と見られるイーサリアムを約5億円相当の1000ETHを保有している。

今回はソラナベースで発行しており、この背景にはai16zなどで話題となったAIを活用した仮想通貨AIエージェントやミームコインで人気を博しているソラナを意図的に採用したということになるだろう。この影響でソラナは一時295ドルを記録しており、トランプ氏の掲げる政策の「米国発の仮想通貨におけるキャピタルゲイン税廃止」という点もあわせて狙っていることが明白だろう。

トランプ氏の大統領就任式は日本時間21日深夜となっているが、それまでにイーロン・マスク氏が推しているドージコイン(DOGE)を超える可能性を秘めていると言え、仮想通貨投資家が注目している。

 

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