【墨汁速報】イーサリアムL2"Optimism"ついにガバナンストークン「OP」のエアドロを発表

イーサリアムのL2スケーリングソリューション「Optimism(オプティミズム)」は、ガバナンストークンの「OP」をOptimismユーザーやイーサリアムユーザーにエアドロップすると発表。エアドロップは第二四半期を予定しており、さらに将来的に第二弾、第三弾を予定しているという。

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イーサリアムL2「Optimism」のOPを発表

イーサリアムのL2ソリューションとしてOptimistic Rollupを採用している「Optimism」は、Rollupプロジェクトとして初となるガバナンストークン「OP」のローンチを発表。L2は2021年から動きが加速しており、支払い手数料としてそのままイーサリアムのETHが使用されていたが、ユーザーの使用動機となるガバナンストークンのエアドロップ(特定アカウントに無料配布)が予想されていた。

27日早朝、OptimismはOPのエアドロップを発表。OPはイーサリアム上ではなくイーサリアム上に展開するネットワーク”L2(レイヤー)”のOptimismネットワーク上で発行されている。コントラクトアドレスは0x4200000000000000000000000000000000000042となっており、OPを語る偽物に注意が必要だ。

OPのエアドロップはユーザーに第一弾として5%が付与されており、将来的な第二弾、第三段には14%が割り当てられることになっている。その他の割当は

・エコシステムファンド:25%
RetroPGF:20%
・エアドロップ:19%
・開発者:19%
・投資家:17%

となっている。

出典:Optimism - OPのエアドロップと割当

OPのエアドロップをもらう条件

OPのエアドロップ第一弾では2022年3月25日に対象ユーザーのスナップショットを記録しており、下記条件に該当するユーザーに対してOPがエアドロップされることになる。

Optimismユーザー:Optimismでアクティブにアカウントを利用している

リピートユーザー:よりOptimismを利用している

DAO投票者:AaveやMaker DAO、Curveなどの最大手DAOで最低でも5つの提案と投票をしている

マルチシグ署名者:イーサリアム上でDAOなどのガバナンスでマルチシグに署名している

Gitcoin寄附者:Gitcoinに開発者向けに寄付を行っているユーザー

L2及びブリッジ:イーサリアムの高い手数料によりArbitrumなどのL2や、ブリッジによるTerraやBSC、SolanaやPolygonを利用したユーザー

エアドロップ対象はL2のOptimismを使用しているユーザーだけでなく、イーサリアムL1でガバナンスに参加していたり、BSCやPolygonなどにブリッジしたことがあるユーザーも対象となっている。

また上記で重複する場合、例えばOptimismユーザーでブリッジなどをしたことがあるユーザーは727.36OP+383.27OPの合計で1110.63OPとなる。

OPエアドロップの対象か調べる方法

OPのエアドロップ対象か、いくらOPがもらえるのかはOptimismガバナンス公式ページ(https://app.optimism.io/governance)にアクセスし、一番下のページまでスクロールすると「Airdrop #1 Eligibility」という項目で調べることができる。

「Connect Wallet」はメタマスクを接続し、スマートフォンやタブレットでは「Paste Address」で自分のアドレス貼り付けを使用するといいだろう。

実際にOPのエアドロップ対象アドレスの場合、下記画像のような表示となる。ここではOptimismを使用しており、さらにコントラクトなどをアクティブに使い、イーサリアムL1からBSCなどにブリッジをしている場合には合計で2695.06OPがエアドロップされることになる。

OPのClaimは第二四半期予定

現時点でOPのエアドロップ対象者は決まっているが、まだ明確なClaim(発行)をユーザーが行うことができる時期は発表されていない。Optimismは「まだClaimできる日は決まっておらず、正式発表にて告知する」としており、OPを語る偽のトークンによる手数料などを求めるものは詐欺であると警告している。

またOPのClaimは2022年第二四半期、つまり4~6月にかけてを予定しているという

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