ビットコイン分岐後、新たに生まれた仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCHまたはBCC)ですがリリースから2週間以上経った今でも各取引所によって、付与するタイミングや送金、取引出来るかどうかなど対応がまちまちの状態です。
ビットコインキャッシュがまぎらわしい点
仮想通貨をあまりよく知らない人は、ビットコインキャッシュ」という存在もイマイチよくわかっていない人も多いようです。
①ロゴマークがまぎらわしい
左:ビットコインキャッシュ 右:ビットコイン
↑「ビットコイン」のマークをそのまま使い”ロゴの傾き” を右上にしているだけ
ビットコイン分裂のしくみを把握してないと、「ビットコインを持っていたらタダでもらえた」という感覚なので、ビットコインキャッシュは、”ビットコインと同じようなもの” というイメージがついてしまったようです。
②表記がまぎらわしい
これはホントに統一してほしい件です。
ビットコインキャッシュの表記方法が2つあり、各取引所ごとに異なります。coincheckなどは当初「BCC」を使っていましたが、途中から「BCH」に変更しています。
なぜ、このようなまぎらわしいことになったかというと・・・
ビットコネクトの存在
すでに仮想通貨市場には2016年に上場された銘柄にビットコネクト(BitConnect)があり、正式表記が「BCC」なのです。
BitConnectのHPでは8月1日の時点で「ビットコインキャッシュをBCCと表記すると混乱を招く」という声明を出しています。
このBitConnectが注目されていないコインだったらよかった(?)かもしれませんが、MarkecCapを見ると時価総額ランキング15位に入っている銘柄なのです。(2017年8月12日現在)
(CryptoCurrency Market Capitalizations)
BitConnectの時価総額は69000億円。特に海外の取引所ではシンボルだけで判断することも多いため
「ビットコインキャッシュ(BCC)を買うつもりが、間違ってビットコネクト(BCC)を買ってしまった!」(またはその逆)
というケースが出てくる可能性があります。
まとめ
ビットコインキャッシュに関しては、リリースまでにあまり時間がなかったため色々な混乱があります。
仮想通貨として成り立っていくかも含め、精査していく段階ですが、とにかく銘柄表記の統一だけは行ってほしいと思います。ビットコネクトのことを考えると「BCH」が無難かな?