最近のビットコイン価格は70万円台(記事執筆時点)、昨年の最高値からは1/3の価格になっていますが、これからの価格はどうなっていくのか?過去のチャートと比較して考えてみます。
ビットコイン(BTC)/米ドル(USD)チャート検証
出典:Tradingview BITFINEX BTC/USD日足チャート
これはちょうど、私がビットコインを始めた頃のチャートです。2013年の後半から急にビットコインが上がり始めニュースになりました。そして12月に1000ドル突破(①参照)、2013年10月から12月の間に約10倍上昇した事になります。
2013年にこれまでの史上最高値を付けたのち、2014年2月にはMt.Gox事件が発覚、価格は大暴落してしまいました。
Mt.Gox事件の後、ビットコイン価格は長い低迷期に入ります。世間でも「ビットコインは危ない」と言われていた時期で、ビットコインを持っている事さえすっかり忘れたくらいです。2015年の1月の価格は200ドル台、最高値からは1/5の価格まで落ち込みました。
2016年の後半からようやくビットコインが再び活性化、大きなポイントは2017年1月に訪れます。これまでの最高値:2013年12月の価格を更新した時です。ここから強い上昇トレンドが始まりました。(②参照)
2017年5月にBTCは2000ドルを突破、そこから12月の20000ドル付近までビットコイン価格はこれまでにない上昇を見せました。(③参照)しかし、翌年2018年1月Coincheck事件で相場が大暴落。現在まで下落トレンドが続いています。
チャートパターン比較
さてこのチャートですが、最初に紹介した2014年のMt.Goxの時のパターンに似ていないでしょうか?
BTC/USD 2014年と現在(2018年)のチャートパターン比較
上図の価格帯は全く違いますが、形状だけを見ると最初に表示した2013年〜2014年のチャートと、現在のパターンが似ています。このような相場の大ブレイクは頻繁に起きませんが2014年以降の相場が辿った道、かかった時間などは参考になるでしょう。
2014年を参考に今後の相場を予測すると、最高値からの下落トレンド上の3番目の反発ラインまで戻し、その後緩やかに下げるパターンが予想されます。
もちろんパターン通りにいくかどうかはわかりませんが、チャート形状だけで判断すると次なる高値の目処は11000ドルあたりになりそうです。(執筆現在:1BTC/USD=6600ドル)