CMEのイーサリアム先物の空売り(ショート)ポジションが過去最大となる3916億円を記録し、2021年のETH高騰時を2.5倍も上回るETH売りとなっている。一方でブラックロックが現物型イーサリアムETFでETHを購入し続けており、イーサリアム価格は60万円を推移している。
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CMEイーサリアム先物で過去最高となる空売り水準
米シカゴ・マーカンタイル取引所、通称「CME」のイーサリアム先物では空売り(ショート)のポジションが過去最大となる3916億円を記録している。2021年にETH価格は史上最高値を記録したときにイーサリアム先物の空売りポジションは1689億円となり、ヘッジファンドの空売りが多かった。
一方で今回はヘッジファンドの空売りポジションは1.4倍ほどとなっており、それ以外の空売りが増えている形となっている。イーサリアム価格は円建てでは円安の影響で2021年の55万円を上回る62万円を今年5月に記録しているが、ドル建てではまだ4000ドルを明確に超えることができておらず、ビットコインの10万ドルに反して史上最高値を更新できていない。
ETH速報:CMEイーサリアム先物のショートポジションが2021年のETH高騰時を超えて25.5億ドル(3916億円)となる。
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) December 14, 2024
前回は約10億ドルであるため約2.5倍、イーサリアムETFでブラックロックがETHを買い続けてショートカバーで火を吹くか?🤔#イーサリアム #ETH #仮想通貨 #暗号資産 #DeFi #NFT $ETH pic.twitter.com/rk3TiUZ5rT
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ブラックロックがイーサリアムETFでETH買い
一方でビットコインETFと同様に人気を博しているのが現物型イーサリアムETFであり、ブラックロックの$ETHAがリードしてフィデリティの$FETHがETH現物を買い続けている。
12月に入ってのブラックロックでのイーサリアム現物買いは平均して1.096億ドル、168.31億円を毎日購入しており、ビットコインETFに関してはその4倍の購入額となっている。これほどの買いが入ってるのに対して上値が重いのはCMEイーサリアム先物のショートポジションが影響していると言えるだろう。一方で空売りは買い戻しが必要となることから、今後イーサリアム価格の高騰やイーサリアムETFのETH買いが強まるとむしろ価格高騰の燃料になると言える。
イーサリアムのトランプバブルによる影響は2025年に入ってからになりそうだ。
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