
※本記事は、2026年8月12日時点で確認できたSBI VCトレード、国税庁などの公開情報をもとに作成しています。
仮想通貨の長期保有とステーキングは、どちらも暗号資産を保有する人にとって重要な考え方です。
仮想通貨を始めると、「ビットコインのように長期で持っておくべきなのか」「ステーキングで報酬を受け取った方がいいのか」と迷う人も多いのではないでしょうか。
これから仮想通貨を始めようと考えている人にとって、取引所選びや保有方法は最初に確認しておきたいポイントです。
ビットコインのように長期的な値上がりを狙って保有する方法もあれば、イーサリアム、ソラナ、ポルカドットなどの対象銘柄を保有しながらステーキング報酬を受け取る方法もあります。
ただし、ステーキングは「放置で必ず儲かる仕組み」ではありません。
仮想通貨で大きな利益を左右するのは、基本的には銘柄価格の上昇・下落です。
年率数%のステーキング報酬を受け取れたとしても、銘柄価格が大きく下がれば、円換算では損をする可能性があります。
一方で、もともと長期保有する予定の銘柄であれば、ステーキングを活用することで、保有中に追加報酬を得られる可能性があります。
この記事では、仮想通貨の長期保有とステーキングの違い、どちらが儲かりやすいのか、株の長期投資とは何が違うのか、初心者が注意すべきリスク、長期保有とステーキングを組み合わせる際に確認したい取引所の条件をわかりやすく解説します。
- 仮想通貨の長期保有とステーキングの違い
- どちらが儲かる可能性があるのか
- 株の長期投資との違い
- ステーキングのメリットと注意点
- 長期保有のメリットと注意点
- 長期保有とステーキングを組み合わせる際の取引所選び
一言コメント
ステーキングは「何もしなくても確実に増える仕組み」ではありません。
暗号資産で大きな利益を左右するのは、基本的には価格の上昇・下落です。
ただし、もともと長期保有する予定の銘柄であれば、ステーキングを活用することで、保有中に追加報酬を得られる可能性があります。
仮想通貨を始めるなら、「何を買うか」だけでなく、「どう保有するか」まで考えておくと、取引所選びもしやすくなります。
目次
- 1 仮想通貨の長期保有とステーキングの違い
- 2 どっちが儲かる?結論は「価格上昇の影響が大きい」
- 3 株の長期投資とは何が違う?
- 4 ステーキングとは?保有中に報酬を得る仕組み
- 5 ステーキングのメリット
- 6 ステーキングの注意点
- 7 仮想通貨の長期保有とは?将来の値上がりを狙う方法
- 8 仮想通貨の長期保有のメリット
- 9 仮想通貨の長期保有の注意点
- 10 ステーキングと長期保有は組み合わせられる
- 11 ステーキングに向いている人
- 12 仮想通貨の長期保有に向いている人
- 13 長期保有とステーキングを組み合わせるなら取引所の条件も確認
- 14 SBI VCトレードでステーキングを使う際の注意点
- 15 初心者はどう始めればいい?
- 16 ステーキングと長期保有でよくある勘違い
- 17 どちらを選ぶべき?タイプ別の考え方
- 18 よくある質問
- 19 まとめ
- 20 出典・参考
仮想通貨の長期保有とステーキングの違い
仮想通貨の長期保有とステーキングは、どちらも暗号資産を保有する方法ですが、狙う利益の種類が異なります。
長期保有は、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を長く持ち、将来的な価格上昇による値上がり益を狙う方法です。
一方、ステーキングは、対象となる暗号資産を保有することで、ネットワーク運営に参加する形となり、その対価として報酬を受け取れる仕組みです。
簡単に整理すると、次のようになります。
| 項目 | ステーキング | 仮想通貨の長期保有 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 保有中に報酬を得る | 価格上昇による値上がり益を狙う |
| 対象銘柄 | PoS系などの対象銘柄 | BTC、ETH、その他暗号資産 |
| 利益の出方 | ステーキング報酬+価格変動 | 価格変動による差益 |
| リスク | 価格下落、報酬率変動、サービスごとの利用条件など | 価格下落、長期低迷、高値づかみ |
| 向いている人 | 保有中にも報酬を得たい人 | 将来の値上がりを狙いたい人 |
つまり、ステーキングは長期保有の代わりになるものではありません。
むしろ、長期保有する予定の銘柄を、保有中にどう活用するかという考え方に近いです。
どっちが儲かる?結論は「価格上昇の影響が大きい」
ステーキングと仮想通貨の長期保有のどちらが儲かるかを考えるうえで、最も重要なのは暗号資産そのものの価格変動です。
たとえば、ステーキング報酬が年率5%だったとしても、保有している暗号資産の価格が30%下落すれば、円換算では大きく損をする可能性があります。
逆に、ステーキング報酬がなくても、ビットコインのような銘柄が大きく上昇すれば、長期保有のリターンは大きくなります。
つまり、利益への影響度を考える際には、次のポイントを確認することが大切です。
利益を考える際に確認したいポイント
① 銘柄価格の上昇・下落
② どの銘柄を選ぶか
③ どのタイミング・価格で買うか
④ 保有中にステーキング報酬を得られるか
⑤ 取引所の手数料やスプレッド
ステーキング報酬は魅力的ですが、暗号資産の価格変動に比べると、リターン全体への影響が小さくなることがあります。
そのため、「ステーキングできるから買う」のではなく、「長期保有したい銘柄がステーキングにも対応しているなら活用する」という順番で考えることが大切です。
株の長期投資とは何が違う?
仮想通貨の長期保有は、株式の長期投資とはリターンの仕組みが異なります。
株の長期投資では、企業の成長による株価上昇、配当、株主優待などがリターンにつながることがあります。
投資信託やインデックス投資であれば、企業群や市場全体の成長に長期で投資する考え方になります。
一方、仮想通貨の長期保有では、企業業績ではなく、需給、ネットワークの成長、規制環境、ETF需要、技術開発、市場心理など、さまざまな要因が価格に影響します。
また、ステーキングは株の配当や銀行預金の利息とは異なります。
ステーキング報酬は、対象となる暗号資産ネットワークの仕組みに基づく報酬であり、元本が保証されるものではありません。
違いを整理すると、次の通りです。

そのため、株の配当と同じ感覚で「ステーキングなら安定して増える」と考えるのは危険です。
ステーキングは、あくまで暗号資産を保有するうえでの追加的な選択肢として理解する必要があります。
ステーキングとは?保有中に報酬を得る仕組み
ステーキングとは、対象となる暗号資産を保有することで、ブロックチェーンの安定稼働に貢献し、その対価として報酬を受け取る仕組みです。
主に、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)やそれに関連する仕組みを採用している暗号資産で利用されます。
ビットコインはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用しているため、一般的な意味でのネイティブなステーキング対象ではありません。
一方、イーサリアム、ソラナ、ポルカドット、コスモス、アバランチなど、ステーキングに対応する銘柄は複数あります。
ステーキングのイメージは、次のようなものです。
- 対象銘柄を保有する
- ネットワークの維持・運営に貢献する
- 保有数量などに応じて報酬を受け取る
- 報酬は暗号資産で付与されることが多い
国内取引所では、自分で難しい設定をしなくても、対象銘柄を口座内に保有しているだけでステーキング報酬の対象になるサービスもあります。
そのため、個人でバリデータ運用などを行わなくてもステーキングを利用できる選択肢があります。
ステーキングのメリット
ステーキングの大きなメリットは、暗号資産を保有しながら報酬を得られる可能性があることです。
通常、暗号資産をただ保有しているだけでは、価格が上がらない限り値上がり益は発生しません。
しかし、ステーキング対応銘柄であれば、保有中に追加報酬を受け取れる場合があります。
主なメリットは次の通りです。
- 保有中に報酬を受け取れる可能性がある
- 長期保有と組み合わせやすい
- 短期売買をしなくても保有資産を活用できる
- 対象銘柄を保有しているだけで報酬対象になるサービスもある
- 毎月報酬を受け取れるサービスもある
特に、もともと長期で保有する予定の銘柄であれば、保有中にステーキング報酬を得られることはメリットの一つになります。
ただし、報酬があるからといって、元本が保証されるわけではありません。
ステーキングの注意点
ステーキングにはメリットがある一方で、必ず理解しておきたい注意点もあります。
特に重要なのは、ステーキング報酬よりも価格下落の影響が大きくなる場合があることです。
たとえば、年率5%のステーキング報酬を受け取ったとしても、銘柄価格が20%下がれば、円換算では損をする可能性があります。
また、ステーキング報酬率は固定ではなく、ネットワーク状況や取引所の条件によって変動する場合があります。
注意点を整理すると、次の通りです。
- 元本保証ではない
- 暗号資産価格が下落すれば損失が出る
- 報酬率は変動する場合がある
- 銘柄によってリスクが大きく異なる
- サービスによってロック期間や売却・出庫条件が異なる
- ステーキング報酬は課税対象となるため、税務上の取扱いを確認する必要がある
- 高い報酬率だけで銘柄を選ぶのは危険
ステーキングで大切なのは、報酬率だけを見ないことです。
「年率が高いから買う」のではなく、その銘柄の将来性、流動性、価格変動リスク、取引所の条件を確認する必要があります。
ステーキングや暗号資産の税金について不安がある方は、ビットコイン税金の完全ガイドや、仮想通貨の確定申告で狙われやすい人の共通点もあわせて確認しておくと理解しやすくなります。
仮想通貨の長期保有とは?将来の値上がりを狙う方法
仮想通貨の長期保有とは、短期的な値動きだけで売買を判断せず、暗号資産を長く保有して将来の値上がりを狙う方法です。
ビットコイン投資でよく使われる考え方でもあります。
ビットコインは一般的なステーキング対象ではありませんが、発行上限や半減期、ETFを通じた需要、機関投資家の参加などが注目されることがあります。
長期保有の基本は、次のような考え方です。
- 短期的な価格変動だけで売買を判断しない
- 将来性を確認して保有する
- 余剰資金で少額から始める
- 購入時期を分散する方法も検討する
- 数カ月ではなく数年単位で考える
長期保有は、ステーキングのように定期的な報酬を受け取れるとは限りません。
その代わり、価格が大きく上昇した場合には、大きな値上がり益につながる可能性があります。
仮想通貨の長期保有のメリット
仮想通貨の長期保有のメリットは、短期売買に比べて売買回数を抑えやすく、保有方針を決めやすいことです。
主なメリットは次の通りです。
- 短期売買のタイミングを細かく考える必要が少ない
- 将来の値上がり益を狙える
- ビットコインのようなステーキング非対応銘柄にも投資できる
- 少額積立と組み合わせやすい
- 頻繁に売買しないため、取引回数を抑えやすい
短期トレードでは、相場を頻繁に確認したり、売買タイミングを判断したりする必要があります。
その点、長期保有は、最初に保有目的や期間を決めておくことで、短期的な値動きだけに左右されにくい運用を考えられます。
仮想通貨の長期保有の注意点
仮想通貨の長期保有にもリスクがあります。
長く持っていれば必ず儲かるわけではありません。
暗号資産は価格変動が大きく、数年単位で下落や停滞が続く可能性もあります。
長期保有で注意したい点は次の通りです。
- 高値で購入すると回復まで時間がかかる場合がある
- 長期で価格が低迷する可能性がある
- 途中で不安になって売却したくなることがある
- 銘柄選びによっては長期保有でも損失が出る
- 取引所やウォレットの管理にも注意が必要
長期保有で重要なのは、「長く持つこと」そのものではありません。
どの銘柄を、どの金額で、どの目的で保有するのかを決めることです。
目的が曖昧なまま保有すると、下落時に当初の方針を維持できなくなる可能性があります。
ステーキングと長期保有は組み合わせられる
ステーキングと長期保有は、どちらか一方を選ぶものではなく、組み合わせて考えることもできます。
たとえば、長期保有したい銘柄がステーキングに対応している場合、保有しながら報酬を受け取る選択肢があります。
これは、長期保有を前提にしつつ、保有期間中にも報酬を得る考え方です。
ただし、注意したいのは、ステーキング報酬を目的に銘柄を選びすぎないことです。
長期的に価格が下がり続ける銘柄では、いくら報酬を受け取っても、円換算では損をする可能性があります。
組み合わせるなら、次の順番で考える方法があります。
ステーキングと長期保有を組み合わせる考え方
① 長期保有したい銘柄を選ぶ
↓
② その銘柄がステーキングに対応しているか確認する
↓
③ 報酬率だけでなく価格変動リスクを見る
↓
④ 売却・出庫条件やロック期間の有無を確認する
↓
⑤ 少額から試す
この順番で考えると、「報酬率が高いから買う」という判断を避けやすくなります。
ステーキングに向いている人
ステーキングは、次のような人に向いています。
- 対象銘柄を長期保有する予定がある人
- 保有中に追加報酬を得たい人
- 短期売買よりも保有中心で運用したい人
- 報酬の仕組みを理解しながら利用したい人
- 価格変動リスクを理解したうえで利用できる人
一方で、短期間で大きな利益を狙う手段としてステーキングを考えるのは適していません。
ステーキングは、長期保有する予定の暗号資産を活用する方法の一つとして考える方が自然です。
仮想通貨の長期保有に向いている人
仮想通貨の長期保有は、次のような人に向いています。
- 短期の値動きだけで売買したくない人
- ビットコインなど主要銘柄を長く保有したい人
- 数年単位で成長を見たい人
- 少額積立でコツコツ買いたい人
- 売買回数を減らしたい人
長期保有は、ステーキング報酬がなくても、価格上昇によって利益を狙えます。
特にビットコインのように一般的なステーキング対象ではない銘柄は、長期保有という方法を選ぶ人もいます。
ただし、長期保有でも価格が下がる可能性はあるため、余剰資金で無理のない範囲から始めることが大切です。
長期保有とステーキングを組み合わせるなら取引所の条件も確認
ステーキングと長期保有を組み合わせたい場合は、どの取引所を使うかも重要です。
取引所によって、ステーキング対象銘柄、報酬の受け取り方、手数料、売却・出庫条件などが異なります。
特に長期保有を前提にする場合は、購入時だけでなく、保有中の報酬、出金・出庫手数料、売却時のコストまで確認しておくことが大切です。
たとえば、SBI VCトレードでは、対象暗号資産を保有していると、平均保有数量に応じて毎月ステーキング報酬を受け取れる仕組みが用意されています。
特別な申込や手続きは不要で、対象銘柄をSBI VCトレードの口座に保有しているだけでサービス利用の対象になります。
報酬はSBI VCトレード口座内に自動的に振り込まれます。
2026年8月12日時点で、SBI VCトレードでは以下の16銘柄をステーキング対象としています。
- イーサリアム(ETH)
- ソラナ(SOL)
- トロン(TRX)
- カルダノ(ADA)
- ヘデラ(HBAR)
- アバランチ(AVAX)
- スイ(SUI)
- トンコイン(TON)
- ポルカドット(DOT)
- ニアー(NEAR)
- コスモス(ATOM)
- フレア(FLR)
- アプトス(APT)
- アルゴランド(ALGO)
- エックスディーシー(XDC)
- オアシス(OAS)
2026年4月22日にALGOが追加された時点では17銘柄となっていましたが、テゾス(XTZ)のステーキングサービスは2026年6月30日をもって終了しました。
そのため、現在のステーキング対象は16銘柄です。
SBI VCトレードを利用する場合、次のような点は確認しておきたいポイントです。
- 対象銘柄を保有しているだけでステーキング報酬の対象になる
- 平均保有数量に応じて毎月報酬を受け取れる
- 2026年8月12日時点で16銘柄のステーキングに対応
- ステーキング途中でも対象暗号資産の売却や、売却代金の出金が可能
- 日本円の入出金手数料が無料
- 暗号資産・電子決済手段の入出庫手数料が無料
- 通常のステーキング報酬配分率はステーキング実績の75%
- ETH・SOLは一定の平均保有数量を満たす場合、配分率90%の優遇制度がある
なお、ETH・SOLの優遇制度では、月間の平均保有数量がETHは3,000ETH以上、SOLは30,000SOL以上の場合、ステーキング報酬配分率が通常75%から90%へ引き上げられます。
すべての利用者に90%が適用されるわけではないため、実際の報酬条件は公式サイトで確認することが大切です。
ただし、SBI VCトレードを使えば必ず儲かるという意味ではありません。
ステーキング報酬を受け取れても、銘柄価格が下落すれば損失が出る可能性があります。
重要なのは、取引所の使いやすさや手数料だけでなく、自分がどの銘柄をどの目的で保有するのかを決めることです。
▶ 長期保有しながらステーキングも活用したい方

SBI VCトレードでステーキングを使う際の注意点
SBI VCトレードでステーキングを使う場合も、次の点には注意が必要です。
- ステーキング報酬は将来も同じとは限らない
- 対象銘柄の価格が下がる可能性がある
- 報酬率だけで銘柄を選ばない
- 通常の報酬配分率はステーキング実績の75%で、条件によって異なる場合がある
- ステーキング報酬は課税対象となるため、税務上の取扱いを確認する必要がある
- 販売所と取引所の違い、スプレッドも確認する
なお、SBI VCトレードでは、2026年7月分のステーキング報酬から、ETHとSOLについて一定の平均保有数量を満たした利用者を対象に、通常75%の報酬配分率を90%へ引き上げる優遇制度が始まっています。
対象となる平均保有数量は、ETHが3,000ETH以上、SOLが30,000SOL以上です。
すべての利用者に90%が適用されるわけではないため、実際の報酬条件は公式サイトで確認することが大切です。
ステーキングは、預金の利息とは違います。
暗号資産は元本保証ではなく、価格変動によって大きく損をすることもあります。
そのため、初めて利用する場合は、仕組みや価格変動リスクを理解したうえで、無理のない金額から検討することが大切です。
初心者はどう始めればいい?
初心者は、まず「長期で持ちたい銘柄」と「ステーキングを利用できる銘柄」を分けて考える方法があります。
たとえば、ビットコインは一般的なステーキング対象ではありませんが、長期保有の対象として選ばれることがあります。
一方、イーサリアムやソラナ、ポルカドットなどの対象銘柄は、取引所によってステーキングに対応している場合があります。
初心者が確認したい流れは次の通りです。
仮想通貨を始める際の流れ
① 国内取引所を比較する
↓
② 口座開設と本人確認を済ませる
↓
③ BTC・ETHなど主要銘柄の特徴を学ぶ
↓
④ 販売所と取引所の違いを確認する
↓
⑤ 少額で購入して操作に慣れる
↓
⑥ ステーキング対象銘柄を確認する
↓
⑦ 長期保有する銘柄についてステーキング活用を検討する
最初から大きな金額を入れる必要はありません。
まずは少額で、購入、保有、売却、報酬確認の流れを理解することが大切です。
販売所と取引所の違いが分からない方は、ビットコインの販売所と取引所の違いを先に確認しておくと、購入コストを理解しやすくなります。
また、スプレッドについて詳しく知りたい方は、仮想通貨取引所のスプレッド比較も参考になります。
ステーキングと長期保有でよくある勘違い
ステーキングと長期保有には、初心者が誤解しやすいポイントがあります。
| よくある勘違い | 実際の考え方 |
|---|---|
| ステーキングなら放置で稼げる | 価格下落で報酬以上に損をする可能性がある |
| 報酬率が高い銘柄ほど良い | 高報酬でも価格変動や流動性リスクが大きい場合がある |
| 長期保有なら必ず儲かる | 長期で下落・低迷する可能性もある |
| ビットコインもステーキングできる | BTCはPoWを採用しており、一般的な意味でのネイティブなステーキング対象ではない |
| 取引所はどこでも同じ | 手数料、対象銘柄、報酬条件などが異なる |
このような誤解を避けるためにも、ステーキングと長期保有は分けて理解する必要があります。
どちらを選ぶべき?タイプ別の考え方
ステーキングと長期保有のどちらを選ぶべきかは、投資目的によって異なります。
値上がり益を重視するなら、長期保有の考え方が中心になります。
一方、対象銘柄を長期保有する予定があるなら、ステーキングを組み合わせる選択肢があります。
タイプ別に整理すると、次のようになります。
| タイプ | 考え方の一例 |
|---|---|
| ビットコインを中心に持ちたい人 | 長期保有 |
| ETHやSOLなどを長期保有したい人 | 長期保有+ステーキング |
| 短期売買を避けたい人 | 長期保有 |
| 保有中にも報酬を得たい人 | ステーキング |
| まず仕組みを学びたい初心者 | 無理のない金額から始める |
重要なのは、「どちらが絶対に正しいか」ではありません。
自分の目的、リスク許容度、保有期間に合わせて考えることです。
よくある質問
ステーキングと仮想通貨の長期保有はどちらが儲かりますか?
利益への影響が大きいのは、基本的には暗号資産そのものの価格上昇・下落です。
ステーキング報酬を受け取れても、銘柄価格が大きく下がれば円換算では損をする可能性があります。
一方で、長期保有する予定の銘柄がステーキングに対応している場合は、保有中に報酬を得られる可能性があります。
ステーキングは放置で稼げますか?
ステーキングは、放置で必ず稼げる仕組みではありません。
報酬を受け取れる可能性はありますが、暗号資産価格の下落、報酬率の変動、サービスごとの利用条件、税金などのリスクがあります。
ビットコインはステーキングできますか?
ビットコインはPoWを採用しているため、一般的な意味でのネイティブなステーキング対象ではありません。
BTCを使った運用を「ステーキング」と呼ぶ外部サービスもありますが、PoS銘柄で行われる一般的なステーキングとは仕組みが異なる場合があります。
ステーキングは株の配当や銀行預金の利息と同じですか?
同じではありません。
株の配当は企業利益などを原資とした株主への分配、銀行預金の利息は預金契約に基づく利息ですが、ステーキングは暗号資産ネットワークの仕組みに基づく報酬です。
元本保証はなく、価格変動によって損をする可能性があります。
初心者はステーキングから始めてもいいですか?
初心者でもステーキングを利用できるサービスはあります。
ただし、報酬率だけで銘柄を選ぶのではなく、価格変動リスクや銘柄の特徴を理解したうえで、無理のない金額から検討することが大切です。
SBI VCトレードはステーキングに向いていますか?
SBI VCトレードは、対象銘柄を口座内に保有しているだけでステーキング報酬の対象になる仕組みがあり、2026年8月12日時点で16銘柄に対応しています。
特別な申込は不要で、平均保有数量に応じて毎月報酬が自動付与されるため、長期保有とステーキングを組み合わせたい人にとって選択肢の一つになります。
ただし、ステーキング報酬があっても価格下落リスクはあるため、無理のない金額で利用することが重要です。
まとめ
ステーキングと仮想通貨の長期保有は、どちらが絶対に儲かるというものではありません。
大きな利益を左右するのは、基本的には暗号資産そのものの価格上昇・下落です。
ステーキング報酬を受け取れても、銘柄価格が大きく下がれば、円換算では損をする可能性があります。
一方で、もともと長期保有する予定の銘柄がステーキングに対応している場合は、保有中に追加報酬を得られる可能性があります。
仮想通貨の長期保有は、将来の値上がり益を狙う保有方法です。
ステーキングは、対象となる暗号資産を保有しながら報酬を受け取る方法です。
つまり、両者は対立するものではなく、組み合わせて考えることもできます。
ただし、株の配当や銀行預金の利息と同じ感覚でステーキングを見るのは危険です。
ステーキングは元本保証ではなく、価格変動や報酬率変動、税金、サービスごとの条件などのリスクがあります。
仮想通貨を始めるなら、「どの銘柄を買うか」だけでなく、「どの取引所で、どのように保有するか」も確認しておきましょう。
長期保有とステーキングを組み合わせたい人は、ステーキング対象銘柄、報酬の受け取り方、入出金手数料、出庫手数料などを確認し、自分の保有方針に合う取引所を選ぶことが大切です。
ただし、暗号資産は元本保証ではありません。
最初は無理のない金額から始め、価格変動、手数料、ステーキング報酬、税金の仕組みを理解しながら、自分に合った保有方法を考えることが大切です。
出典・参考
- SBI VCトレード:ステーキング
- SBI VCトレード:手数料一覧
- SBI VCトレード:テゾス(XTZ)ステーキングサービス終了のお知らせ
- SBI VCトレード:アルゴランド(ALGO)のステーキング銘柄追加のお知らせ
- SBI VCトレード:ETH・SOLのステーキング報酬配分率優遇に関するお知らせ
- SBI VCトレード:サービス概要
- 国税庁:暗号資産等に関する税務上の取扱いについて
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