【墨汁速報】イーサリアム「ペクトラ」大型アップデートのテスト日決定 メインネット実装はいつになる?

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イーサリアム開発者は次期大型アップデート「ペクトラ(Pectra)」のテスト実装日を発表、2月から3月にかけて2つのイーサリアムテストネットでの具体的な日程が決まった。ペクトラアップデートのテストが問題なくできた場合、メインネット実装は3月から4月にかけて行われることが予測される。

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イーサリアム次期大型アップデート「ペクトラ」テスト日が決定

イーサリアム開発者達は次期大型アップデートとなる「ペクトラ」のテストネット実装日を決定した。イーサリアムにはメインネット実装の前にテストする環境が設けられており、主要テストネットでゴレリ(Goerli)の後継となるセポリア(Sepolia)、今後のイーサリアム実装を大きく変えるスケーリングテストなどを行うホルスキー(Holesky)の2つが主要テスト環境となっている。

ホルスキーテストネットのペクトラアップデートはスロット3710976で日本時間2月25日午前7時頃となっており、セポリアテストネットはスロット7118848で日本時間3月5日の午後4時半頃となっている。またイーサリアム開発者達はセポリアでのペクトラアップデートのテスト結果を経て致命的なバグなどの問題がなければ3月6日にメインネット実装のスロットを確定し、日付の予測算出を行うとしている。

 

 

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イーサリアムはブロックサイズを変更

2025年2月現在、イーサリアムにおける大半の取引はコインベースのOPスタック(OP Stack)を採用したベースチェーンやアービトラム・ワン(Arbitrum One)などのイーサリアムL2上に移行している。一方でイーサリアムは現在のプルーフ・オブ・ステークとなるキャスパーFFG(Casper FFG)に移行してから初となるブロックサイズを引き上げる変更を行い、ブロックサイズを引き上げた。

またペクトラアップデートではEIP-7702である簡易アカウント抽象化(AA)を実装する予定となっており、DeFiなどの活発な通常取引はL2、イーサリアムL1でより重要度の高く柔軟なコントラクト実行という棲み分けが今後進んでいくと見られる。またイーサリアム開発者達はスケーリングの開発ロードマップをビームチェーンとして1本化、イーサリアム3.0としてPoS時代からZK時代(ゼロ知識証明ベースの技術)へと表現しており、仮想通貨開発において変わらず最先端を突き進んでいる。

ペクトラアップデートはイーサリアムの構造を大きく変えるための一歩となるが、今後も開発については変わらずにブロックチェーントレンドをリードしていくことになるだろう。

 

コラム:米国で3番目の仮想通貨(暗号資産)ETFの座を勝ち取るのは?

 

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