
ドージコイン(DOGE)は直近24時間で5%以上上昇し、0.18ドル(約26円)を突破してさらに上昇を続ける勢いです。各種の指標からアナリストは、0.3ドル(約44円)から場合によっては1ドル(約146円)に達すると予測しています。
強気予測の根拠はドージETF?
ドージコインは価格上昇と同時に、わずか2日間で時価総額も22億ドル(約3,200億円)以上増加して、270億ドル(約3兆9,300億円)レベルに達しています。暗号資産(仮想通貨)市場全体も、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ見送り発表を受けて上昇トレンドにあります。
アナリストは直近の2度のピークで、価格が114%上昇したことを指摘しており、2024年12月に0.46ドル(約67円)の最高値を記録したことを考えると、今後500%のブレイクアウトがあり、価格が1ドルに到達する可能性もあると予測しています。
こうした強気予測の背景には、21シェアーズ(21Shares)やオスプレーファンズ(Osprey Funds)などが、ドージコインETFを申請したことに対する期待感があると考えられます。
ドージコインの価格展望
ドージコインのチャートには、2025年2月以降に下降ウェッジパターンが現れているように見えます。ブレイクアウトは0.18ドルラインと見られ、もしもウェッジのスパンが最大で0.35~0.4ドル(約51~58円)にあるとすると、価格の上昇ターゲットは0.53~0.58ドル(約77~85円)に達するかもしれません。
4時間足チャートでは、MACD(移動平均収束拡散法)ラインがシグナルラインを上回った時点で、プラスに転じて強気ケースを示しています。チャート上のヒストグラム(柱状図)の明確な上昇傾向も、強気を示していると言えるでしょう。
一方でRSI(相対力指数)は現在62近辺にあり、買われ過ぎのレンジに近づきつつあります。これは強い買い圧力を示していますが、過熱気味の価格上昇は調整につながる可能性があるため、短期的トレーダーは注意が必要です。
さらにボリンジャーバンドを見ると、ドージコイン価格は上方バンドを上抜けしており、上昇し過ぎの可能性があります。取引額の増加を維持したままこの価格帯を持続できれば、それは強気のシグナルと見なせるでしょう。しかし再度上方バンドを下回ると、短期的な後退も考えられます。
この点について著名なアナリストのアリ・マルチネス(Ali Martinez)氏は、「X」で2023年11月からの週足チャートを引き合いに、ドージコインが1度0.14ドル(約20円)に下がって買いのチャンスが到来してから、その後0.3ドルにまで上昇する可能性を予測しています。
日本時間5月9日正午現在、ドージコイン価格は予想を上回って0.195ドル(約28円)に達し、時価総額も290億ドル(約4兆2,250億円)にまで増加しています。
参考
・Analysts Suggest Bullish Case for DOGE Price, $0.30 Ahead?
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