仮想通貨チェインリンク(LINK)が一瞬で99%下落、一時的にほぼ価値ゼロに

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仮想通貨Linkが一瞬で99%下落、一時的にほぼ価値ゼロに

暗号資産(仮想通貨)チェインリンク(LINK:Chainlink)は、コロナウィルスの危機の中でも、表面上は劣勢をものともせず勢いを保ちながら、2020年3月4日には最高値を更新しています。

しかし、3月12日にあった暴落時、LINKの価格は瞬間的に99%下落し、0.0001ドル(約1銭)で取引されるという事態になってしまいました。

上昇基調だったLINKに起きた悲劇

コロナウィルス危機下での各国政府による経済施策も虚しく、金融市場は完全にコントロールを失っています。株式市場は大幅に下落し、ビットコイン(BTC)もわずか30分で1,800ドル(約19万8,000円)も下落するなど、前代未聞の大暴落を記録しています。他のアルトコインも軒並み下落している中、仮想通貨市場の目はLINKに注がれていました。

LINKは仮想通貨としての機能以外に、分散型金融(DeFi)などのオラクルデータベースとしても利用されています。さらに2019年1月には、Googleとの提携が発表されたことで一躍注目されるアルトコインとなりました。

LINKは2019年内においても際立ったパフォーマンスを見せており、2020年に入っても、市場を覆うコロナウィルスによる閉塞感にもかかわらず、大方の予想をはね返して最高値を更新しました。

しかし、3月12日早朝のバイナンス(Binance)におけるLINKの取引板では、異常なほどのボラティリティによって「フラッシュ・クラッシュ」が起こり、瞬間的に99%以上も暴落し、0.0001ドル(約1銭)の価格での取引が行われてしまいました。

この異常な取引について、Binanceの最高経営責任者(CEO)であるジャオ・チャンポン(CZ:Zhao Changpeng)氏は、内部の人間が購入したのではないかというユーザーからの疑問に「2019年1月16日にユーザーが注文したもので、新しい通貨ペアとしてLINKが追加された当時、注文の価格帯は制限されていなかった」とTwitterで答えています。

その後、LINKは急速に値を戻し、現在は最高値のほぼ半分となる2.5ドル(約263円)で取引されています。

仮想通貨市場をマヒさせつつあるコロナウィルス

投資家心理に非常に影響を受けやすい、投機的な側面が強い仮想通貨市場において、コロナウィルスの影響はかなり深刻です。

アメリカではNBAの試合延期や、アメリカとイギリスを除いたヨーロッパ間の渡航規制、また映画界の重鎮トム・ハンクス(Tom Hanks)夫妻がコロナウィルスに感染したというようなニュースが流れ、社会的混乱もピークに達しています。こうしたニュースも投資家心理をさらに悪化させ、仮想通貨市場に急落を引き起こした一因になったとも考えられます。

およそ半値に至るLINKの急激な下落は、通常であればチャンスと考えられますが、市場の現状を踏まえる今後とも注意が必要です。

参考
Link Cryptocurrency Flash Crashed 99% After Market Tanked, to 0.0001
CRYPTO TRADER GETS $0.0001 LINK ORDER PARTIALLY FILLED ON BINANCE

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