今回は取引所インタビューの第2弾として、みんなのビットコインの伊賀氏にお話を伺った。
みんなのビットコイン設立時のエピソードは?
編:今年の3月からサービスを開始していらっしゃいますが、どのような経緯でビットコイン取引事業に参入することになったのでしょうか?
実は2013年頃より当社代表伊藤が仮想通貨、ブロックチェーンの技術に惹かれて興味を持っていました。
時代を先取る革新的なテクノロジーにフォーカスした事業展開と成長を目指す中でビットコインに将来性があるのではないかと考えました。
また、グループの主軸事業である外国為替取引事業(FX事業)と並ぶ第2、第3の事業の柱を作っていくことで、ユーザーの方にとっても安心して使えるビットコイン取引所という選択肢を提供できればと思いました。
トレイダーズ証券とその関連企業にはFXのお客様が多く、仮想通貨(ビットコイン)との親和性は極めて高い領域であると考えています。
みんなのビットコインってどんな取引所?
編:最近取引所の数が多すぎて選ぶ際にとても困るのですが、みんなのビットコインにはどんな特徴があるのでしょうか?
金融商品の取引事業者として長年事業展開していることが強みになります。グループ会社のトレイダーズ証券で、「みんなのFX」や「みんなのシストレ」といった金融サービスを展開してきました。このようなサービスは非常にお金や個人情報といった観点で非常に厳しい管理体制の元で運営されています。
ビットコインを取引するプラットフォームを提供するにあたっては、便利で簡単であることも重要ですが、それ以上にお客様の資産や情報をしっかりと守ることが大切です。
当社は金融商品の取引事業者として培ったセキュリティやノウハウがあり、お客様に安心してご利用頂ける環境を提供できると考えています。
今後の仮想通貨の見通しは?
編:今後ビットコインを含め、仮想通貨はどのように展開していくと思われますでしょうか?
伊:国内の投資家はさらに増えていくと考えています。仮想通貨業界に大企業が続々と参入していくことで、時間がかかると思いますが、マーケットの安定化が進んで行くはずです。
実需に関して、国内においてはキャッシュレス化が進んでいくと考えており仮想通貨はその中の決済方法の一つとして浸透していくでしょう。実際に国内でもビットコインで決済が出来る店舗やECサービスが増えてきています。
ビットコイン投資で注意するポイントは?
編:最後にビットコインをトレードしてみるにあたって気を付けることなどがあれば教えてください。
伊:10%程度の大きなボラティリティが頻繁にあることなど、投資をする際に注意して頂きたいです。
相場が乱高下した際には複数の取引所のレートを参考に冷静に判断することが大事だと思っています。