ポリゴンラボ(Polygon Labs)は3月22日、ゲーム企業のネクソンとの提携を発表。同社が開発するゲーム「メイプルストーリー・ユニバース(MapleStory Universe)」が「ポリゴンスーパーネット(Polygon Supernet)」を利用して構築することになるという。
将来的にはポリゴンスーパーネットを活用しNFTアイテムを獲得・収集」
ネクソンは、オンラインゲーム「メイプルストーリー」を2003年から運営している。さらに、2022年6月には、「メイプルストーリー」のNFTゲームとなる「メイプルストーリーN」のリリースを発表した。メイプルストーリー・ユニバースは、メイプルストーリーNFTの中核となる仮想世界のエコシステムだ。
今回構築する専用のポリゴンスーパーネットにより、ネクソンは大規模オンラインゲームの複雑な要件に対応するブロックチェーンをカスタマイズすることができる。「メイプルストーリー」の通貨はWeb2版であり、ユーザーは互いにアイテムを売買している。しかし、将来的には、ポリゴンスーパーネットを活用し、ゲームプレイを通じてNFTアイテムを獲得・収集することで、エコシステム全体でさまざまな特典や効用をアンロックすることができるようになる予定だ。
ゲーム業界全体に対する強いメッセージとなる
メイプルストーリーユニバースのファン・スンヨン(Sun-young Hwang)グループリーダーは、
「私たちは、Web3ゲームのトッププロトコルであるポリゴンを基盤として、メイプルストーリーユニバースが構想するNFTエコシステムを拡張していきたいと考えている」と話した。また、同氏は、「エコシステムを動かすのに最適な選択だ。ポリゴンラボのチームと密接に協力して、ゲームの開発とマーケティングを行う」と述べている。
ポリゴンラボのライアン・ワイアット(Ryan Wyatt)社長は、「ネクソンがメイプルストーリーユニバースにポリゴンスーパーネットを採用したことは、ブロックチェーンゲームの未来について、ゲーム業界全体に対する強いメッセージとなる」と語った。また、「韓国は、Web3ゲームを大衆に届ける上で重要な市場であり、ポリゴンラボは、彼らのビジョンを市場に届けるために、複数のソリューションを提供することを約束する」とコメントした。
参考
・Nexon Selects Polygon Supernets for Smash Global Hit “MapleStory Universe”
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