ビットコイン(BTC)は市場に登場して以来、これまでに何度も強気と弱気のサイクルを経験してきました。これらのサイクルを分析することで、暗号資産(仮想通貨)アナリストは市場の動向を予測してきました。そして今回ある著名アナリストが、過去のサイクルを比較して大胆な予測を公表したのです。
特徴的な値上がりパターンの発見
アナリストのPlanB氏は自身の「X」に、ビットコイン相場の今後の展開について投稿しました。彼は過去のサイクルにおいて、ビットコイン価格の推移に特徴的なパターンがあることを指摘。そのパターンとは、まず最初の一歩にあたる値上がりがあり、その後一度値を下げてから、再びより強気な価格上昇が到来するというものです。
PlanB氏は2017年と2020年に始まった、良く似たサイクルのパターンを比較しました。まず2017年にはビットコインが4倍ほど値上がりし、次に下降トレンドに入りましたが、短期間で再び上昇に転じて価格は10倍にまではね上がりました。この時点で、当時の過去最高値を記録しています。
2020年から2021年にかけてのサイクルでは、同様にビットコインはまず4倍値上がりし、その後やはり一度下降トレンドに入りました。それから上昇トレンドが再び訪れ、最終的には7倍まで値上がりしました。
今回の分析でPlanB氏は、2022年の底値から現在までに、ビットコイン価格がちょうど4倍になっていることを指摘しています。これは過去と同様に、サイクルの第1フェーズが完了したことを示すものです。
彼はこの先短期的な下降トレンドを経て、ビットコイン価格が700%から1,000%上昇する展開に自信を見せています。また、過去2回のサイクルと同様にビットコインの収益率が低下したとしても、300%から400%の上昇は間違いないと彼は見ています。いずれにせよ、ビットコインは当面のターゲットである100,000ドル(約1,458万円)を突破すると見ているようです。
1,000%上昇へのシナリオは?
PlanB氏の予測に従えば、ビットコイン価格が上昇パターンの最低レベルでも700%値上がりして、強気市場の終わりには400,000ドル(約5,832万円)を超えるでしょう。もしも最高レベルで推移すれば、1,000%の上昇で550,000ドル(約8,019万円)を突破します。
現在ビットコイン価格は60,000ドル(約875万円)程度を維持していますが、PlanB氏によれば今が下降トレンドです。彼の予測が正しければ、1年以内にビットコイン価格は6ケタを超えることになるでしょう。
参考
・Historical Data Suggests Bitcoin Could Rise 1,000%, Here’s Why
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