仮想通貨取引所のクリプトドットコム(Crypto.com)は11月16日、オーストラリアの顧客を対象にクリスマスと仮想通貨に関わる調査結果を発表した。その結果、約26%が仮想通貨を中心としたギフトの購入を計画していることが分かった。
53%がクリスマスギフトとしてビットコインなどの購入を検討
「仮想通貨に熱狂的な友人や家族のために仮想通貨中心のギフトを買い物リストに加えていますか?」という質問に対しては、「はい」と答えた人の割合が25.8%だった。一方、「いいえ」と答えた人の割合は、43.1%。「考えたことがなかった」と答えた人の割合は、31.1%だった。
また「はい」と答えた人を対象にした「具体的にどのようなギフトを考えていますか?」という追加の質問に対しては、53%の人が「ビットコインのような実際の仮想通貨を検討している」と答えた。このほかには、仮想通貨をテーマとした靴下やパーカーといったグッズが42.9%だった。またハードウェアウォレットやNFTトークンといった回答もあった。
なお、仮想通貨の購入方法に関する質問では、37.7%の人が取引所経由だと回答した。36.2%の人が取引アプリ、12.3%が少額投資アプリ、10.5%の人がブローカー経由と回答している。
過去12か月間に仮想通貨に関わったことのある2,020人を対象
今回の調査は、2021年10月に実施。調査対象者は、過去12か月間に仮想通貨に関わったことのある、18歳から59歳までのオーストラリアの2,020人だ。参加者の男女の比率は、男性47%女性53%とほぼ同数だった。一方、年齢は18歳から24歳までが16.4%、25歳から29歳までが15.1%、30歳から34歳までが16.2%、35歳から39歳までが15.1%となった。このため、40歳未満が全体の62.8%と、大多数を占めている。
また今回の調査では仮想通貨に対する意識調査も行っている。「仮想通貨が投資のポートフォリオ以外のユースケースとして使われるようになると信じているか」という質問に対しては、65.3%の参加者が「はい」と回答した。なお、「いいえ」と答えた人の割合は11.7%、「答えられない」と答えた人の割合は全体の23%だった。過去12か月の仮想通貨の使い方に関する質問では、73.8%の人が「仮想通貨の取引や投資」と回答。42.7%の人が、コールドウォレットや取引所にて保有していると答えている。
参考
・Australians Set to Have a Crypto-centric Christmas This Year
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