ソラナ(Solana)のトランザクションが100億回を突破

ソラナネットワーク上でのトランザクション数が1月末に100億件を突破しました。ソラナは昨年メインネットベータをローンチしたブロックチェーンプロジェクトで、秒間5万トランザクションを処理できたり、送金手数料が安いなどの点を強みにしています。

Solanaのトランザクション数が100億を超える

スタートしてから12か月も経たないうちに100億トランザクションというマイルストーンを達成しているところから、ブロックチェーンプラットフォームとしての勢いを感じられます。これらの取引の約半分はコンセンサス投票のためのもののようです。

ソラナのブロックチェーンエクスプローラーであるソラナビーチ(Solana beach)を見てみると、一番下の紫の文字の表示されている箇所でトランザクション数と現在のTPS(一秒間にさばけるトランザクション数)を見ることができます。執筆時点では110億トランザクションを上回っていることが分かります。

ソラナトランザクションデータ

参照:https://solanabeach.io/

Solanaを使ったDEX、Serumの取引量ランキングも2位に

またDeFi(分散型金融)でもソラナのブロックチェーンが利用が広がっています。Serum(セラム)とは海外デリバティブ取引所大手のFTXによるDEX(分散型取引所)プロジェクトです。例えばDEXのSerumにはソラナが採用されており、執筆時点では1位であるイーサリアム上のユニスワップ(Uniswap)と3位のバイナンススマートチェーン上のパンケーキスワップの間の2位にランクインしています。ここでのソラナ活用もトランザクション数の増加に寄与しているでしょう。

solana-transaction1

また2月中旬にはDeFiハッカソンも開催しており、力を入れているのが分かります。DeFiを使おうにもイーサリアムのガス代が高くて、トランザクションの度に5,000円程度のガス代がかかってしまうこともある状況も考えると、手数料が低くしっかりと運営されているプロジェクトのブロックチェーンでの活動が盛り上がってくることが今後も予想されます。

価格も過去最高値を記録

さらにソラナの通貨SOLの価格も暗号資産マーケット全体の値上がりに乗ってATH(過去最高値)を更新しています。執筆時点でのソラナの時価総額は約2,400億円でランキングは23位、1SOLあたりの価格は9.17ドルです。

SOLは送金やアプリケーション利用のために使えるほか、ステーキングなどの用途があります。

solana-transaction2

参照:https://www.coingecko.com/en/coins/solana

まとめ

今回は今勢いのあるソラナのトランザクションや価格について近況を俯瞰しました。このほかにもソラナコミュニティからはさまざまなユースケースやパートナーシップが発表されており、今後の動きに注目が集まります。

また、2月15日から開催されているSolanaのハッカソンにもまだ参加が間に合います。日本からの応募も募集中ですし、参加してプロジェクトを提出すれば参加賞の100ドルをもらう事ができます、興味のあるエンジニアの方は一人で、またお友達と参加してみるのはいかがでしょうか。

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