SpaceX、最大規模のビットコイン移動とは?総保有量6095BTCの最新動向と日本投資家への影響
SpaceX、最大規模のビットコイン移動とは?総保有量6095BTCの最新動向と日本投資家への影響

※このページはアフィリエイト広告を利用しています

目次

SpaceX、最大規模のビットコイン移動とは?総保有量6095BTCの最新動向と日本投資家への影響

この記事の結論

イーロン・マスク氏率いる SpaceX は、2025年11月27日に1,163BTC(約1.05億ドル)を新ウォレットへ移動し、オンチェーン保有量は6,095BTCに減少しました。これは「売り」ではなく、Coinbase Prime などを活用したカストディ(保管体制)の再編・高度化とみられる動きであり、短期価格を当てる材料というより、「企業がビットコインをどのように保有・管理していくか」を考えるうえでの重要事例です。

3つの重要ポイント

  1. SpaceX は1,163BTCを新ウォレットへ移動し、保有量は6,095BTC(約5.5億ドル)に縮小
    2022年ピーク時の約25,000BTCからは大幅減であり、約70%の削減が行われています。
  2. 目的は「売却」よりも、Coinbase Prime などを利用したカストディ再編とみる見方が優勢
    直近の複数回の大型移動はいずれも新アドレスやカストディ先への移行が中心で、直後の大規模売却は確認されていません。
  3. MicroStrategy(約65万BTC)、Tesla(11,509BTC)と並び、SpaceX は依然として世界有数の企業ビットコイン保有主体
    SpaceX は非公開企業の中で4位クラスの保有量とされ、企業トレジャリーにおけるビットコイン活用の代表例となっています。

1. SpaceX のビットコイン保有と今回の「最大規模移動」の全体像

要約:
SpaceX は2025年11月27日に1,163BTCを新ウォレットへ送金し、オンチェーン保有量は6,095BTCに。これは2022年ピーク時2万5,000BTCから大きく減った水準であり、「最大規模の移動」は保有戦略の変化とカストディ見直しの一環と考えられます。

1-1. 今回のトランザクションの具体的な内容

  • 実施日:2025年11月27日(日本時間では28日早朝に観測)
  • 移動量:1,163BTC(約1.05億ドル相当)
  • 送金先:2つの新アドレスへ分割
    • 399BTC:アドレス「bc1qh…galzy」
    • 764BTC:アドレス「bc1q4…u54ez」
  • 送金元:数年ほぼ動きのなかった SpaceX 関連ウォレット

この移動により、Arkham Intelligence のデータ上ではSpaceX のオンチェーン残高が6,095BTC前後になったと報告されています。

1-2. 過去1年の大口移動の流れ

2025年に入ってから、SpaceX ウォレットは明確に「再始動」しています。

  • 7月末:約1.53億ドル相当の BTC を複数アドレスへ移動(3年ぶりの本格的送金)
  • 10月21日:約2,495BTC(約2.68億ドル)を複数ウォレットへ送金
  • 10月24日:約1.33億ドル相当の BTC を再度移動
  • 10月29日:281BTC(約3,130万ドル)を新アドレスに移動
  • 11月27日:今回の1,163BTC(約1.05億ドル)の移動

これらはいずれも、

  • 古いウォレットから新しいアドレスへの移行
  • Coinbase Prime 関連アドレスへの送金
  • SegWit 対応アドレスへの統合(手数料や管理効率の向上)

といった文脈で説明されており、一括売却ではなく「保管方法のアップグレード」が主目的とみる見方が多数派です。

1-3. 保有量はピーク時から約70%減少

長期で見ると、SpaceX の BTC 保有量は次のように推移してきました。

  • 2022年ピーク:約25,000BTC
  • Terra 崩壊・FTX 破綻などの市場混乱期に、保有量を約70%削減
  • 2025年10月時点:約6,970BTC
  • 2025年11月27日移動後:6,095BTC

つまり今回のニュースは、

「今になって初めて売り始めた」という話ではなく、
「2022年以降続いている保有圧縮と再編の延長線上にある動き」

と理解するのが妥当です。

2. 今回の移動は売りなのか?市場への影響を整理

要約:
オンチェーンデータと報道を総合すると、今回の SpaceX の移動は「大規模な現物売り」ではなく、カストディ再編・ウォレット統合と見るのが自然です。短期価格は一時的な思惑で動きやすいものの、ニュースだけで「売り・買い」を決めるのは危険です。

2-1. アナリストの見方:カストディ再編がメイン

複数のニュース・アナリストコメントでは、以下のような見解が示されています。

  • 送金先が Coinbase Prime などの機関向けカストディに紐づくアドレスである
  • 直後に大口売り注文や取引所での流出が確認されていない
  • 10月以降の連続した移動パターンも「古いウォレットの整理」と整合的

このため、現時点では

「SpaceX がビットコインから完全撤退している」
というより、
「保有量を絞りつつ、残りはより安全で効率的な形で保管している」

と理解しておくのが現実的です。

2-2. 価格への短期インパクトは限定的

オンチェーン上で「1,000BTC 超の移動」が出ると、短期的には

  • 「クジラが売ってくるのでは?」という不安
  • 先物市場でのヘッジポジション増加

などからボラティリティが高まりやすくなります。
しかし、

  • 実際の現物売却が伴わないカストディ移転
  • 他の大型移動(国家・大口投資家の数万BTC級)と比較した相対的規模

を考えると、今回の SpaceX 単体の移動だけで長期トレンドが決まるわけではありません

3. 企業ビットコイン保有のトレンドと SpaceX の位置づけ

要約:
SpaceX は保有量こそ減ったものの、未上場企業としては世界有数のビットコイン保有主体であり、MicroStrategy・Tesla とともに「企業トレジャリー×ビットコイン」の象徴的な存在です。

3-1. 主要企業のビットコイン保有状況

2025年11月時点で代表的な企業は以下の通りです。

  • MicroStrategy(現在は社名 Strategy)
    • 保有量:約649,870BTC(世界最大の公開企業による保有)
  • Tesla
    • 保有量:11,509BTC(2025年Q3決算時点)
  • SpaceX
    • 保有量:6,095BTC(今回の移動後)

民間企業のビットコイントレジャリーを集計する BitcoinTreasuries などのデータでは、SpaceX は非公開企業として4位クラスに位置付けられています。

3-2. SpaceX がビットコインを保有する意味

企業がビットコインを保有する理由として、以下がよく挙げられます。

  • インフレヘッジ・代替準備資産としての役割
  • 長期的な価格上昇ポテンシャルへの期待
  • テック企業としてのブランド・イノベーションイメージ強化
  • 将来の決済・サービス展開に備えた戦略的ポジション

SpaceX のように

  • 保有量を減らしつつも完全には手放していない
  • カストディの高度化にコストをかけている

という行動は、

「短期トレードではなく、リスク調整しながらも一定の長期保有を継続する」

というスタンスの表れと解釈できます。

4. 日本の個人投資家はどう活かすべきか

要約:
SpaceX の動きそのものよりも、「企業がどのようにビットコインを扱っているか」という事例集として捉え、日本の個人投資家は「長期視点」と「取引所・保管方法の選び方」に活かすのが現実的です。

4-1. ニュースをそのまま売買シグナルにしない

  • 企業の大口移動=即時の売却とは限らない
  • オンチェーン分析とカストディ先の確認が重要
  • Twitter(X)のセンチメントだけで判断すると、逆張りの餌食になりやすい

ニュースはあくまで

「企業がどれくらいビットコインを財務に組み込んでいるか」
「どの程度リスクコントロールしているか」

を学ぶ材料とし、個人は自分のリスク許容度と時間軸に基づいて判断することが大切です。

4-2. 長期投資なら「積立+国内登録取引所」が基本線

日本居住者が暗号資産を取引する際は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者を利用することが必須です。

  • 無登録業者や海外サイトへの誘導トラブルも増加しているため要注意
  • レバレッジではなく現物+積立を基本とし、投資資金は「なくなっても生活に支障がない範囲」に限定する

5. 日本の主要仮想通貨取引所6選と選び方

ここからは、SpaceX ニュースを機に「自分もビットコインを始めたい」と思った方向けに、国内主要取引所と診断ツールへの自然な導線を組み込みます。

5-1. まずは診断から始める

初心者の方は、まず自分に合った取引所選びが重要です。
「手数料を抑えたい」「銘柄数を重視したい」など、重視ポイントは人によって違います。

[30秒診断:あなたに最適な仮想通貨取引所をチェック]

【無料で診断する】

日本の主要仮想通貨取引所

BitTrade(ビットトレード)

特徴

  • 豊富な暗号資産銘柄を取り扱い(46銘柄前後
  • 高度なセキュリティシステム
  • 初心者から上級者まで対応のUI/UX

主要手数料

  • 売買手数料:販売所スプレッド、取引所 無料
  • 入金手数料:銀行振込無料(振込手数料は利用者負担)
  • 出金手数料:330円
  • 送金手数料:銘柄により異なる

最小購入額:販売所500円、取引所0.00001BTCかつ2円
積立サービス:対応 スマホアプリ:高機能アプリあり
セキュリティ:コールドウォレット、2段階認証
向いているユーザー:多様な銘柄への分散投資を検討している方

BitTrade公式サイト

SBI VCトレード

特徴

  • SBIグループの信頼性と実績
  • 業界最低水準の手数料体系
  • 充実したレンディング/ステーキング/積立

主要手数料

  • 売買手数料:無料(現物)
  • 入出金手数料:無料
  • 送金手数料:無料(ネットワーク手数料相当は別途)

取扱銘柄36銘柄 最小購入額:1円〜(取引所)/販売所は銘柄により異なる
積立サービス:毎月500円から レンディング:年率は募集時条件により変動
セキュリティ:金融庁認可業者の高度なセキュリティ
向いているユーザー:手数料を最小限に抑えたい初心者〜中級者

SBI VCトレード公式サイト

Coincheck(コインチェック)

特徴

  • 国内最大級の暗号資産取引所
  • 初心者にも分かりやすいシンプルな操作性
  • NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」運営

主要手数料

  • 売買手数料:販売所無料(スプレッドあり)、取引所は銘柄ごとに設定(BTC/ETHは無料対象)
  • 入金手数料:銀行振込無料(振込手数料は利用者負担)
  • 出金手数料:407円
  • 送金手数料(BTC):0.0005 BTC

取扱銘柄35銘柄 最小購入額:500円
積立サービス月1万円から(対応銘柄は拡充傾向)
特別サービス:Coincheck NFT、IEO実施経験
向いているユーザー:暗号資産初心者、NFTに興味がある方

Coincheck公式サイト

bitbank(ビットバンク)

特徴

  • 全暗号資産取引量 国内No.1の実績(媒体報道)
  • 高度な取引ツールとチャート機能
  • Maker手数料マイナス(報酬システム)

主要手数料

  • 売買手数料:Maker -0.02%/Taker 0.12%
  • 入金手数料:無料(クイック入金等は条件あり)
  • 出金手数料:550円/770円(3万円以上)
  • 送金手数料(BTC):0.0006 BTC

取扱銘柄:国内最多クラス(40銘柄以上) 最小購入額:0.0001 BTC
積立サービス定期購入あり(最小100円〜、販売所)
セキュリティ:コールドウォレット、マルチシグ対応
特殊機能:リアルタイム入金、高度な注文機能
向いているユーザー:取引量の多いアクティブトレーダー、上級者

bitbank公式サイト

OKJ(オーケージェー)

特徴

  • 世界大手OK Groupの日本法人による運営
  • 業界トップクラスの狭いスプレッド
  • 高利回りFlash Dealsやステーキングサービス

主要手数料

  • 売買手数料:販売所無料、取引所 Maker 0.07%/Taker 0.14%(基準) ※取引量で優遇あり
  • 入金手数料:無料(振込手数料は利用者負担)
  • 出金手数料(日本円):100万円未満 400円/100万〜1,000万円未満 770円/1,000万円以上 1,320円
  • 送金手数料:銘柄により異なる(例:IOSTは低コスト)

取扱銘柄50銘柄(2025年11月時点、MEME上場反映) 最小購入額:500円
積立サービス:対応 スマホアプリ:高機能アプリあり
セキュリティ:コールドウォレット、2段階認証
独自サービス:Flash Deals(高利回りの実績)、マルチチェーン対応
向いているユーザー:スプレッド重視、多様な銘柄に分散投資、レンディング/ステーキングに興味がある方

OKJ公式サイト

bitFlyer(ビットフライヤー)

特徴

  • ビットコイン取引量9年連続 国内No.1
  • 創業以来ハッキング被害ゼロの高度なセキュリティ
  • 1円から取引可能な初心者に優しい設計

主要手数料

  • 売買手数料:販売所無料(スプレッドあり)、取引所0.01~0.15%(取引量により変動)
  • 入金手数料:住信SBIネット銀行 無料、その他銀行 330円(クイック入金)
  • 出金手数料:三井住友銀行 220円/440円、その他 550円/770円
  • 送金手数料(BTC):0.0004 BTC(XRP・MONA・XLM等は無料)

取扱銘柄39銘柄(現物) 最小購入額:1円
積立サービス:対応 レバレッジ取引:bitFlyer Lightningで最大2倍(BTC、ETH対応)
セキュリティ:マルチシグ、コールドウォレット、2段階認証
特別サービス:bitFlyer クレカ(利用額の0.5~1.0%をBTC還元)、ビットコインをもらう、IEO実績
向いているユーザー:少額から始めたい初心者、取引量の多いアクティブトレーダー、レバレッジ取引に興味がある方

6. よくある質問(FAQ)

Q1. SpaceX は今回の移動でビットコインを売却したのですか?

A. 完全な売却ではなく、主にカストディ再編(保管方法の見直し)と見られます。

オンチェーンデータでは、Coinbase Prime などカストディ先とみられるアドレスへの移転が中心で、即座の大口売却は確認されていません。2022年以降、SpaceX は保有量を大きく減らしてきましたが、今回も「残り資産の保管体制を強化する動き」と考えるのが自然です。

Q2. 6095BTC という量は企業として多いのでしょうか?

A. MicroStrategy や Tesla には及ばないものの、非公開企業としては世界トップクラスの保有量です。

公開データによれば、MicroStrategy(Strategy)は約649,870BTC、Tesla は 11,509BTC を保有しており、SpaceX の 6,095BTC はそれらに次ぐ規模です。民間企業の中では、SpaceX は非公開企業の第4位クラスとされています。

Q3. SpaceX のビットコイン移動は相場にどの程度影響しますか?

A. 単体では限定的であり、他のマクロ要因や大型イベントと合わせて判断する必要があります。

1,000BTC 規模のオンチェーン移動は短期的なセンチメントには影響するものの、数万BTCクラスのクジラ移動やマクロ要因(FOMC・各国規制・ETF 動向など)と比べると、相場全体を決定づけるほどの規模ではありません。今回も、ビットコイン全体のトレンドや他の大型トランザクションとあわせて冷静に見る必要があります。

Q4. 日本でビットコインを始める場合、どのような点に注意すべきですか?

A. 金融庁登録の交換業者を利用し、販売所ではなく取引所の手数料やスプレッドを必ず確認しましょう。

金融庁は「暗号資産交換業者は登録が必要」「無登録業者や投資勧誘トラブルに注意」と繰り返し注意喚起しています。
また、直近のワーキング・グループ報告案では、交換業者がスプレッドの広い販売所に利用者を誘導している点への懸念も示されています

まずは本記事で紹介したような国内主要6社の特徴を把握したうえで、

  • 「取扱銘柄数」「手数料」「入出金コスト」
  • 「積立サービスの有無」

を比較し、自分の投資スタイルに合った取引所を選ぶことが重要です。

7. まとめ|ニュースは「企業事例」として活用し、長期視点で行動する

最後に、本記事の要点を整理します。

  • SpaceX は2025年11月27日に1,163BTC(約1.05億ドル)を新ウォレットへ移動し、保有量は6,095BTCに縮小
  • この動きはカストディ再編・保管体制の高度化とみられ、直ちに大量売却というわけではない
  • それでも、2022年ピークの2万5,000BTCからは約70%の削減が進んでおり、企業としてのリスク調整は明確
  • 日本の個人投資家にとっては、「企業トレジャリー×ビットコイン」の生きたケーススタディとして、長期視点・リスク管理・取引所選びに活かすのが現実的

本記事は情報提供のみを目的としており、特定の暗号資産や取引所への投資を勧誘・推奨するものではありません。
実際の投資判断は、必ずご自身の責任と判断で行ってください。

おすすめの記事