18年前、ビットコインには「価格」すらなかった。Bitcoin.org登録日に振り返るBTC相場
18年前、ビットコインには「価格」すらなかった。Bitcoin.org登録日に振り返るBTC相場

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※本記事は、2026年8月17日時点で確認できたBitcoin.org、Bitcoin関連の公開記録、米SEC、NYDIG、Reutersなどの公開情報をもとに作成しています。

※暗号資産の価格は大きく変動します。本記事に記載している価格は特定時点のものであり、現在の価格とは異なる場合があります。

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2026年8月18日は、「Bitcoin.org」のドメインが登録されてから18年となる節目です。

今では「ビットコイン(BTC)の価格はいくら?」とスマートフォンですぐに確認できます。

しかし、18年前の2008年8月18日は事情がまったく違いました。

 

当時のBTC価格を調べようとしても、「1BTC=○ドル」という市場価格そのものが、まだ存在していません。

Bitcoinのホワイトペーパーが公表されるのは2008年10月31日。

Bitcoinの起点となるジェネシスブロックが生成されるのは、さらに後の2009年1月3日です。

 

つまりBitcoin.orgが登録された8月18日は、Bitcoinが一般に公表されるより約2カ月半も前の出来事でした。

それから18年。

BTCは2025年10月に一時12万6,000ドルを超える過去最高値を記録するまでになりました。

一方、2026年8月17日時点では約6万3,000ドルで推移しており、最高値からは約半値の水準です。

 

価格すらなかった18年前から、6万ドルを超える価格がつく現在まで、Bitcoinの相場はどのように変わってきたのでしょうか。

この記事ではBitcoin.org登録から18年という節目に、Bitcoin誕生前夜から初期の価格形成、そして2026年のBTC相場までを初心者向けに振り返ります。

 

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8月18日は「Bitcoin.org」が登録された日

Bitcoin.orgによると、同ドメインが登録されたのは2008年8月18日です。

2026年8月18日で18年となります。

 

ただし、「8月18日がビットコインの誕生日」と断定するのは正確ではありません。

Bitcoinには、誕生までの過程を示す複数の重要な日があります。

 

日付 出来事
2008年8月18日 Bitcoin.orgのドメイン登録
2008年10月31日 Bitcoinのホワイトペーパーを公表
2009年1月3日 ジェネシスブロック生成
2009年10月 初期のドル建て価格形成
2010年 Bitcoinを売買するオンライン市場が登場

 

Bitcoin.orgが登録されたのは、ジェネシスブロックが生成される約4カ月半前です。

さらに、サトシ・ナカモトが暗号技術のメーリングリストで「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」を公表したのは2008年10月31日でした。

つまり8月18日は、Bitcoinが一般に公表される前から「bitcoin.org」というドメインが用意されていたことを確認できる日です。

18年前のビットコイン価格はいくら?答えは「価格がない」

ここで気になるのが、「2008年8月18日のビットコインはいくらだったの?」という点です。

 

しかし、答えは「1円」でも「1ドル」でもありません。

2008年8月18日のBTCには、市場で成立した価格そのものがありませんでした。

この時点ではBitcoinネットワークの起点となるジェネシスブロックすらまだ生成されていなかったためです。

 

ジェネシスブロックが生成されたのは2009年1月3日です。

そのため、「18年前に1BTCを買っていたら、今いくらになっていた?」という計算もできません。

2008年8月18日には、現在のように取引所へアクセスしてBTCを購入する市場そのものが存在していなかったのです。

Bitcoinに「値段」が付き始めたのは2009年

Bitcoinが動き始めたからといって、すぐに現在のような市場価格が生まれたわけではありません。

初期のBitcoinでは、現在のように多くの取引所でBTCが売買されていたわけではなく、参加者同士の取引などを通じて徐々に価格が形成されていきました。

 

NYDIGがまとめたBitcoinの価格史によると、2009年10月5日には「New Liberty Standard」が、Bitcoinのマイニングに必要な電気代などをもとに参考価格を提示しています。

当時の価格は1BTCあたり約0.0008ドルでした。

 

ただし、これは実際の市場取引から決まった価格ではなく、Bitcoinを生み出すための電気代などから算出した参考値です。

その後、2009年10月12日には、Bitcoinの初期開発者として知られるMartti Malmi氏とNew Liberty Standardの間で、5,050BTCと5.02ドルを交換する取引が行われたとNYDIGは紹介しています。

単純計算では、1BTC=約0.001ドルです。

 

現在の6万ドル台と比べれば非常に小さな数字ですが、当時は市場参加者も少なく、現在の取引所価格と同じように考えることはできません。

Bitcoin.orgが登録されてから1年以上がたち、ようやく「BTCをドルでいくらと評価するのか」という価格形成が始まったことになります。

2010年、Bitcoinを売買するオンライン市場が登場

2010年になると、Bitcoinを売買するオンライン市場も登場します。

NYDIGによると、BitcoinTalkユーザーのdwdollar氏が2010年1月にオンライン取引市場「Bitcoin Market」の開発を始め、同年3月に稼働しました。

 

NYDIGでは、Bitcoin Marketで最初の取引が報告されたのは2010年3月17日としています。

ただし、この取引のデータ自体は現在確認できないと説明しています。

 

現在確認できるBitcoin Marketの初期取引データとしてNYDIGが紹介しているのが、2010年4月25日の、1,000BTC=3ドルという取引です。

1BTCあたりにすると、0.003ドルとなります。

 

重要なのは「最初の取引が正確に何月何日だったのか」だけではありません。

2008年には価格そのものがなかったBitcoinが、2010年にはオンライン市場でドルと交換される段階まで進んでいたことです。

そして「ピザ2枚=1万BTC」の時代へ

Bitcoinの初期を象徴する出来事として知られているのが、2010年5月の「Bitcoin Pizza Day」です。

2010年5月18日、Laszlo Hanyecz氏はBitcoinTalkに、1万BTCと引き換えにピザ2枚を受け取りたいという趣旨の投稿をしました。

 

4日後の5月22日、同氏は1万BTCとピザを交換することに成功したと報告しています。

現在では非常に高額なBTCですが、重要なのは現在価値だけではありません。

Bitcoinを実際の商品と交換した、初期の代表的な事例だからです。

 

Bitcoinは、「市場価格すらないデジタル通貨」から、「ドルと交換されるもの」そして「実際の商品と交換できるもの」へと少しずつ用途を広げていきました。

18年前と現在ではBitcoinを取り巻く環境が大きく変化

Bitcoin.orgが登録された2008年と2026年を比較すると、環境は大きく変わっています。

 

2008年8月18日 2026年8月
BTC価格 市場価格なし 約6万3,000ドル前後
Bitcoin ジェネシスブロック生成前 ネットワークが稼働
BTCを売買する市場 なし 世界各地で取引
米国の現物Bitcoin ETP なし 上場・取引
企業によるBTC保有 BTC自体がまだ存在しない 保有事例あり

 

大きな転換点の一つとなったのが2024年です。

米証券取引委員会(SEC)は2024年1月10日、米国で複数の現物Bitcoin ETPの上場・取引を承認しました。

その後、米国市場で現物Bitcoinに連動するETPが取引されるようになりました。

 

18年前には市場価格すら存在しなかったBitcoinが、米国の証券市場で取引される金融商品にも利用されるようになったことになります。

2025年にはBTCが12万6,000ドルを突破

Bitcoin価格は、一直線に上昇してきたわけではありません。

大幅な上昇と急落を何度も繰り返してきました。

 

その中で2025年10月には、Bitcoinが過去最高値を更新します。

Reutersによると、Bitcoinは2025年10月に12万6,223ドルまで上昇しました。

2008年には価格そのものが存在しなかったことを考えると、非常に大きな変化です。

 

しかし、その後は反対に大きな調整局面を迎えます。

2026年8月、BTCは約6万3,000ドル台

Reutersによると、2026年8月17日のBitcoinは6万3,038.73ドル付近で推移していました。

2025年10月の12万6,000ドル超と比較すると、約半値の水準です。

 

Bitcoin.org登録から18年という節目を、BTCは最高値圏ではなく、大きく価格を下げた6万ドル台で迎えることになります。

「Bitcoinは長期的に大きく値上がりした」という事実だけを見るのではなく、短期間で価格が大きく変動する資産であることも分かります。

なぜ2026年のBTCは最高値から大きく下落した?

では、なぜ2026年のBitcoinは2025年の最高値から大きく値下がりしているのでしょうか。

相場の値動きを一つの原因だけで説明することはできません。

一方、2026年のBitcoin市場では、ETFからの資金流出や投資家の資金配分の変化など、複数の動きが確認されています。

Bitcoin ETFから資金が流出

大きな変化の一つが、Bitcoinに連動するETFからの資金フローです。

Reutersは2026年6月5日、主要なBitcoin ETFから資金流出が続き、2026年の年初から同日時点までの純流出額が約31億ドルに達したと報じています。

その直前の1週間だけでも、純流出額は27億ドルを超えていました。

 

2024年以降、ETFはBitcoin市場へ投資資金が入る経路の一つになっています。

しかし、資金の流れは常にプラスとは限りません。

ETFからの資金流出は、Bitcoinへの需要が弱まる要因の一つになり得ます。

CitiもETFフロー悪化などを理由にBTC予想を引き下げ

7月にはCitigroupもBitcoinの価格見通しを下方修正しました。

Reutersによると、CitiはBitcoinの12カ月先の目標価格を、11万2,000ドルから8万2,000ドルへ引き下げました。

 

Citiが当時の見通し悪化の背景として挙げたのは、

  • 投資家需要の弱まり
  • ETFからの資金流出
  • 米国の暗号資産関連法制をめぐる進展の停滞

などです。

CitiはBitcoin ETFへの今後12カ月の純資金流入予想も、従来の100億ドルからゼロへ引き下げています。

 

もちろん、金融機関の価格予想が実際の相場を決めるわけではありません。

ただし、2026年にBitcoinを取り巻く投資家需要やETF資金フローが弱まっていることを示す材料の一つです。

AI関連株などへ投資家の関心が移る動きも

Bitcoinだけが投資家の資金を集めるわけではありません。

2026年にはAI関連株や大型IPOなどにも投資家の関心が集まっています。

 

Reutersは2026年6月、AI関連株や半導体株などへ資金が向かう一方、Bitcoinが年初から大きく下落している状況を報じています。

当時、米国の半導体株は過去1年間で170%上昇する一方、Bitcoinは同期間で40%下落していました。

また、6月第1週だけで主要な半導体ETFには30億ドル超、年初来では210億ドルの資金が流入していました。

 

こうした数字だけで「AI株への資金移動がBitcoin下落の原因」と断定することはできませんが、投資家の資金配分が変化していることは確認できます。

米国の利上げ観測が後退してもBTCは横ばい

8月17日の金融市場では、弱い米国の雇用・物価関連データを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げを行うとの見方が後退しました。

Reutersによると、次回会合で政策金利を据え置く確率は69.9%まで上昇していました。

 

一方、同日のBitcoinは6万3,038.73ドル付近でほぼ横ばいでした。

少なくともこの時点では、米国の追加利上げへの警戒が弱まっただけでBitcoinが大きく上昇する状況にはなっていません。

今後もETFへの資金フローや投資家需要、金融政策、暗号資産市場全体の動向などを確認する必要があります。

「18年間で上がった=これからも上がる」ではない

Bitcoin.org登録から18年間の歴史だけを見ると、「価格がなかった資産が6万ドルを超えた」という非常に大きな成長に見えます。

しかし、それだけを理由に今後も価格が上昇すると判断することはできません。

 

Bitcoinはこれまで、大幅な上昇と下落を何度も繰り返してきました。

直近でも2025年10月に12万6,000ドルを超えた後、2026年には6万ドル前後まで下落しています。

長期的に大きく値上がりしてきたことと、これから値上がりすることは別の話です。

過去の価格推移だけで投資判断をしないことが重要です。

ビットコインを購入するなら国内取引所を比較

18年前には市場価格すら存在しなかったBitcoinですが、現在では国内の暗号資産交換業者を通じてBTCを売買できます。

 

ただし、暗号資産交換業者によって取扱銘柄や売買方法、各種サービスなどには違いがあります。

「18年間で大きく値上がりしたから」という理由だけで購入するのではなく、価格変動リスクを理解したうえで、自分に合ったサービスを比較して選ぶことが大切です。

Coincheck

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CoincheckではBitcoin(BTC)を取り扱っています。

BTCを購入する場合は、売買方法や取扱銘柄、各種サービスなどを確認したうえで利用を検討しましょう。

 

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bitFlyer

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bitFlyerでもBitcoin(BTC)を取り扱っています。

利用する場合は、売買方法やサービス内容などを確認し、自分の利用目的に合っているか比較することが大切です。

 

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どの国内取引所を利用するか迷っている場合は、複数の暗号資産交換業者を比較して選ぶ方法もあります。

 

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それでも8月18日がBitcoinにとって興味深い理由

8月18日はBitcoinネットワークが始まった日ではありません。

ホワイトペーパーが公表された日でもありません。

また、「Bitcoinという名称が2008年8月18日に初めて考案された」と確認できる資料があるわけでもありません。

 

確認できるのは、2008年8月18日にBitcoin.orgというドメインが登録されたという事実です。

その時点ではBitcoinはまだ一般に公表されておらず、ジェネシスブロックも生成されていません。

もちろん、市場価格も存在していませんでした。

 

その約2カ月半後にホワイトペーパーが公表され、2009年にはジェネシスブロックが生成。

同年には参加者同士でドルとの交換が行われ、2010年にはオンライン市場で1BTC=0.003ドルの取引データが残り、1万BTCとピザを交換する取引も行われました。

 

そして18年後の2026年。

Bitcoinは世界各地で売買され、米国では現物Bitcoinに連動するETPも取引されています。

「価格すら存在しなかった」という事実こそ、8月18日にBitcoinの歴史と現在の相場を振り返る面白さといえるでしょう。

まとめ:18年前には「1BTCはいくら?」という質問すらできなかった

2008年8月18日、Bitcoin.orgのドメインが登録されました。

しかし、この時点ではBitcoinのホワイトペーパーはまだ一般に公表されておらず、ジェネシスブロックも生成されていません。

当然、現在のようなBTC市場価格もありませんでした。

 

その後、

  • 2008年10月:Bitcoinホワイトペーパー公表
  • 2009年1月:ジェネシスブロック生成
  • 2009年10月:初期のドル建て価格形成
  • 2010年:Bitcoinを売買するオンライン市場が登場
  • 2010年5月:1万BTCとピザを交換
  • 2024年:米国で現物Bitcoin ETPを承認
  • 2025年:BTCが12万6,000ドル超の最高値を記録
  • 2026年8月:6万3,000ドル前後で推移

と、Bitcoinを取り巻く環境は大きく変化しました。

 

18年前には「1BTCはいくら?」という質問に答えるための市場そのものがなかったのです。

現在は6万ドルを超える価格で取引されていますが、2025年の最高値からは約半値まで下落しています。

「18年間でここまで値上がりした」という長期的な変化だけでなく、短期間で価格が大きく下落することもあるBitcoinの値動きも同時に確認しておきたいところです。

 

Bitcoinを購入する場合は、価格変動リスクを理解したうえで、取扱銘柄やサービスなどを比較して利用する暗号資産交換業者を選びましょう。

 

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出典・参考

 

※本記事は、特定の暗号資産や暗号資産交換業者への投資・購入・利用を推奨するものではありません。

※暗号資産には価格変動リスクがあり、元本を下回る可能性があります。

※相場状況は急速に変化する場合があります。最新価格については各暗号資産交換業者などでご確認ください。

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