ビットコイン8.3万ドル前後へ下落、なぜ?米金利5.27%・原油107ドルが重荷に
ビットコイン8.3万ドル前後へ下落、なぜ?米金利5.27%・原油107ドルが重荷に

※このページはアフィリエイト広告を利用しています

※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。

※本記事は、2026年9月29日16時台後半までにCoinMarketCap、Reuters、CoinDeskなどから確認できる情報をもとに作成しています。暗号資産の価格は常に変動しています。

 

9月29日の仮想通貨市場では、ビットコイン(BTC)が8万3,000ドル前後まで下落し、上値の重い展開となっています。

イーサリアム(ETH)は2,660ドル前後、XRPは1.48ドル前後、ソラナ(SOL)は117ドル前後で推移。直近24時間では、特にSOLやXRPの下落率がBTCを上回っています。

 

背景で意識されているのが、米国債利回りの上昇と原油高です。

米10年国債利回りは一時5.27%を超えて約19年ぶりの高水準となり、ブレント原油も1バレル=107ドル近辺まで上昇しました。

なぜ金利や原油の値動きがビットコインの重荷になっているのか、今後の注目材料とあわせて整理します。

 

1BTC=8万3,000ドルと聞くと高額に感じますが、ビットコインは1BTC単位で購入する必要はありません。

Coincheckの販売所では、円建ての場合500円相当からBTCを購入・売却できます。ただし、販売所では購入価格と売却価格に差があるため、利用前に取引条件も確認しておきましょう。

 

⇒ Coincheckの特徴・手数料・口座開設方法を確認する

ビットコイン8.3万ドル前後、SOLは3%超下落

9月29日16時台後半のCoinMarketCapでは、BTCは8万3,000ドル前後で推移しています。

直近24時間では、BTCが約0.9%安、ETHが約0.4%安、XRPが約2%安。SOLは117ドル前後まで下落し、3%を超える下げとなっています。

 

  • ビットコイン(BTC):約8万3,000ドル
  • イーサリアム(ETH):約2,660ドル
  • XRP:約1.48ドル
  • ソラナ(SOL):約117ドル

 

BTCは9月下旬に一時8万7,000ドルを超え、約8カ月ぶりの高値を付けましたが、その後は8万3,000ドル前後まで押し戻されています。

直近の売り局面では8万3,000ドルを割り込み、8万2,000ドル台まで下落する場面もありました。

 

今回の下落では、仮想通貨固有の大きな悪材料というより、原油高や金利上昇を背景としたリスク資産全体への警戒が意識されています。

米国株やアジア株にも売りが広がっており、仮想通貨だけが単独で下落している状況ではありません。

なぜ下落?米金利5.27%と原油107ドルが重荷に

今回の相場を考えるうえで重要なのが、米国債利回りです。

米10年国債利回りは9月28日に一時5.27%を超え、約19年ぶりの高水準となりました。米2年国債利回りも5%近くまで上昇しています。

 

国債利回りが上昇すると、比較的安全性が高いとされる米国債でも高い利回りを得られるようになります。

そのため、利息を生まないBTCなどの資産にとっては相対的な重荷になりやすくなります。

 

米国債利回りが上昇
↓
利息を得られる資産の魅力が相対的に高まる
↓
BTCなどリスク資産の重荷になりやすい

という関係です。

 

 

もう一つの材料が原油高です。

中東情勢をめぐる不透明感などから、ブレント原油は107ドル近辺まで上昇しています。

原油価格が高止まりすると、輸送費や製造コストなどを通じて物価を押し上げ、インフレ圧力が長引く可能性があります。

インフレへの警戒が強まれば、FRBがさらに政策金利を引き上げるとの見方にもつながります。

 

Reutersによると、9月29日時点で市場が織り込む10月の0.25%利上げ確率は70.3%となり、1週間前の57.6%から上昇しました。

原油高によるインフレ懸念と米国債利回りの上昇が重なり、ビットコインを含むリスク資産の重荷になっているとみられます。

 

ただし、BTC価格は金利だけで決まるわけではありません。

暗号資産市場の需給やETFなどを通じた資金フロー、個別のニュースによって、金利とは異なる動きをすることもあります。

次は8.2万~8.3万ドル台と9月30日の米PCEに注目

短期的には、BTCが直近で下落した8万2,000~8万3,000ドル台でどのような動きを見せるかが注目されます。

CoinDeskでは、BTCが一時8万2,600ドル付近まで下落したことも確認されています。

ただし、この価格帯を維持すれば必ず反発する、あるいは8万2,000ドルを割ればそのまま下落が続くと決まっているわけではありません。

 

価格以上に注目したいのが、9月30日に発表される米国の8月PCE物価指数です。

米商務省経済分析局(BEA)によると、8月の「Personal Income and Outlays」は米東部時間9月30日8時30分、日本時間では21時30分に発表される予定です。

PCE物価指数は、FRBが物価動向を判断する際に重視する指標の一つです。

 

市場予想よりインフレが強ければ、

PCEが市場予想を上回る
↓
追加利上げへの警戒が強まる
↓
米国債利回りが上昇
↓
BTCなどリスク資産の重荷になりやすい

という流れが意識される可能性があります。

 

逆にインフレの鈍化が確認されれば、足元で強まっている利上げ警戒が後退する可能性もあります。

 

さらに10月2日21時30分には、米国の9月雇用統計も発表予定です。

現在のBTCを見るうえでは、仮想通貨市場だけでなく「原油価格→インフレ→FRBの利上げ観測→米国債利回り」という流れも確認しておきたい局面です。

まずはBTCが8万2,000~8万3,000ドル台で下げ止まるのか、そして30日のPCEを受けて米金利や市場の利上げ予想がどう変化するのかが次の焦点となります。

 

BTCやETH、XRP、SOLなどは、取引所によって取扱銘柄や売買方法、手数料などが異なります。

実際に暗号資産を取引する場合は、相場の値動きだけで判断せず、利用する取引所のサービス内容も比較しておきましょう。

 

⇒ 取扱銘柄やサービスから国内仮想通貨取引所をまとめて比較する

 

※本記事は、特定の暗号資産、株式、その他の金融商品の購入や売却を推奨するものではありません。

※金融庁・財務局への登録を受けた国内暗号資産取引所を利用しても、暗号資産の価格変動、元本割れ、システム障害、サイバー攻撃、不正アクセス、入出庫停止などのリスクがなくなるわけではありません。各社の最新情報や利用条件を確認し、自身の判断で取引を行ってください。

出典・参考

おすすめの記事
【墨汁速報】ジェネシス非任意的破産申請の危機 最大手仮想通貨ファンドGBTCへも波及か?
仮想通貨ニュース
【墨汁速報】ジェネシス非任意的破産申請の危機 最大手仮想通貨ファンドGBTCへも波及か?
FTX破綻の影響で出金を停止している仮想通貨ブローカレッジのジェネシストレーディング(Genesis Trading)はチャプターイレブン非任意破産申請のリスクに直面している。ジェネシストレーディングの出金停止から47日経過しているとウィンクルボス兄弟と知られる仮想通貨取引所ジェミニ(Gemini)のキャメロン・ウィンクルボス氏は1月8日までにこの出金停止解決を求める公開状を掲載した。
【墨汁速報】破産危機のジェネシス 仮想通貨取引所の顧客資産1206億円を凍結か
仮想通貨ニュース
【墨汁速報】破産危機のジェネシス 仮想通貨取引所の顧客資産1206億円を凍結か
仮想通貨取引所ジェミニが提供するレンディングプロダクトの「ジェミニ・アーン」は、提携先のジェネシストレーディングがFTX破産の影響で出金を停止したことで顧客資産が凍結された状態となっている。 ジェネシストレーディングはジェミニの顧客資産となる約9億ドル相当の仮想通貨の引出しができない状況だという。