仮想通貨(暗号資産)市場は米国証券取引委員会(SEC)の現議長であるゲーリー・ゲンスラー氏の退任発表を受けて高騰、特にリップル社の訴訟影響が大きかったXRP価格は一時189円を記録した。同様にビットコイン価格は一時99000ドルを記録しており、CMEのビットコイン先物では既に10万ドルを記録している。
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SECゲンスラー氏が退任
仮想通貨の現物市場やプロジェクトの規制を管轄していた米国証券取引委員会(SEC)の現議長、ゲーリー・ゲンスラー氏が正式に退任を表明し、2025年1月20日をもって議長の職を辞するとしている。ゲンスラー氏は11月15日に行ったスピーチで「SECで働けて光栄だった」と述べ、辞任を示唆していたことや米大統領選挙で勝利したトランプ氏が「大統領就任の1日目にやることはゲンスラーを首にすることだ」と述べていたことから仮想通貨市場は期待していたと言えるだろう。
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— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) November 21, 2024
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仮想通貨投資家はゲンスラー氏を敵視
ゲンスラー氏がSECの退任を示唆したとき、X(旧ツイッター)では「ゲンスラー」がトレンド入りするほど話題に登っており、退任を喜ぶ声が多数見られた。またトランプ氏はまだ大統領に正式に就任していないが、SECの次期議長の候補のリークやホワイトハウスに新たな仮想通貨専門職を設けるなどの仮想通貨に対する政策の本気度合いが既に伺えている状態となっている。
ゲンスラー氏としても仮想通貨に対して敵対的な訴訟の連発、訴訟警告を送っていたことからトランプ政権との対立は避けられないと考えていたことが想像でき、自ら退任を選択したといえるだろう。
このゲンスラー氏のSEC議長辞任はビットコインではなくアルトコインに大きな影響を与えることになり、今後ビットコインの10万ドルを超えていくことによってトランプバブルの引き金となる可能性が考えられる。
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