【墨汁速報】リップル(XRP)一時125円を記録 SEC議長ゲンスラー氏が退任を示唆で

リップル(XRP)価格は3年ぶりとなる125円を一時記録した。この背景には米国時間今朝行われた現米国証券取引委員会(SEC)議長のゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)氏が退任を示唆するかのようなコメントをスピーチで残したことが理由となっている。

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SEC議長ゲンスラー氏が退任を示唆

米国証券取引委員会(SEC)の現議長で、仮想通貨取引所だけでなくリップルや分散金融(DeFi)、さらにはNFTにまで訴訟や訴訟警告を見境なく行っていることで知られているゲーリー・ゲンスラー氏は15日の日本時間早朝行ったスピーチで退任を示唆するような発言を行った。

ゲンスラー氏によると

「米国における資本市場を世界トップで維持し続けることをでき、光栄に思っている」

と発言。

リークでは仮想通貨取引も提供する米ロビンフッドの現CLOが次期SECの議長の候補に上がっており、トランプ氏が事前にゲンスラー氏を即刻首にすると発言していることなどから退任を示唆されていると話題となっている。またこのスピーチの後即座に米国の18州は米国証券取引委員会(SEC)、特にゲンスラー氏を名指しして「SECによる仮想通貨産業における過度な違憲と不当な迫害」と批判し提訴している。

 

リップル(XRP)価格が3年ぶりの回復

またこの発言を受けてリップル(XRP)価格は3年ぶりとなる125円を記録した。リップルは発行元であるリップル社に対して米国証券取引委員会(SEC)が「XRPは証券である」と提訴し、長い間裁判を行っていた。リップル社の一部勝訴となったもののSECは今年10月に上告しているものの、トランプ氏がゲンスラー氏の首発言が現実味を帯びてきたことから、全体的にSEC批判とゲンスラー氏の退任の声が強まってきていることが大きな理由だろう。

ゲンスラー氏はリップル社の裁判は前任のクレイトン氏の引き継ぎだと強調しているものの、その後仮想通貨取引所だけでなくDeFi、NFTさらにはイーサリアム財団にまで調査を行っており、その動向に疑問の声が多く上がっていた。

トランプ氏の勝利によりリップルだけでなく仮想通貨全体が追い風となっており、ゲンスラー氏による仮想通貨(暗号資産)への強い風当たりもむしろ追い風に転換することが予測されるだろう。

 

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