ブロックチェーンゲームのサイダス・ヒーローズ(SIDUS HEROES)は2月7日、ブロックチェーンプロジェクトのポリゴン(Polygon)から助成金を受けたことを発表した。
約24億円の資金調達に成功したブロックチェーンゲーム
サイダス・ヒーローズは、ブロックチェーンを利用しているメタバースゲームだ。宇宙を舞台にしており、プレイヤーはヒーローとなってバトルアリーナで戦ったり、戦闘部隊を作ったり、権力のために立候補したり、政治の舞台で種族を代表したりすることが可能だ。種族は、ブロックチェーン上で管理されている。ほかにもプレイヤーは、アイテムを作って販売したり、資源を採掘したり、サイダス宇宙を旅して新しい惑星を発見したり、経済・社会構造を発展させたりすることもできる。
サイダス・ヒーローズのプロジェクトは、2021年12月中旬にIDO(分散型取引所を使った資金調達)を実施した。2022年2月には、数々のNFTを発行しているアニモカ・ブランド(Animoca Brands)やアラメダ・リサーチ(Alameda Research)、ポリゴンなどから投資を受け、2100万ドル(約24億円)の資金調達に成功している。
ゲームと収益ソリューションの研究および実装を目指す
今回の助成金は、ポリゴンネットワークを利用したゲーム性や収益性の高いソリューションのリサーチと実用化を目的としている。またリサーチの一環として、ネットワークに参入するための時間や人件費、また新たなプレイヤーコミュニティにおけるDeFiの機会などを評価する予定。
サイダス・ヒーローズのダン・ホメンコ(Dan Khomenko)CEO(最高経営責任者)は、「私たちのプロジェクトはイーサリアムネットワークをベースにしていますが、持続可能な発展のためにはこれだけでは不十分であることを理解している。私たちは当初、マルチチェーンソリューションとクロスチェーンブリッジの利用を検討した。現在、私たちはポリゴンネットワーク上でサイダス・ヒーローズをスケーリングすることに取り組んでいる」と述べている。
参考
・SIDUS HEROES RECEIVES GRANT TO DEVELOP ON THE POLYGON NETWORK
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