今年8周年を迎えるF2PoolがNFTオークションを開催
F2Poolは8周年を記念して、イラストレーターであるミサン氏(Mr.Misang)が作成したNFTアートの特別記念オークションを開催することを発表しました。NFTアート作品は、協定世界時5月5日午後1時(日本標準時5月5日午後10時)にNFTマーケットプラットフォームのスーパーレア(SuperRare)で8日間オークションにかけられます。
F2Poolはビットコイン(BTC)の大手マイニングプールで、ビットコインの他にビットコインキャッシュ(BCH)・イーサリアム(ETH)・イーサリアムクラシック(ETC)・モネロ(XMR)などを始めとした、計11通貨のマイニングプールを運営しています。
参考:F2Pool
ビットコインのハッシュレートを見てもF2poolの存在感が大きいことが分かります。
参考:Blockchain.com Hashrate Distribution
さらに、暗号資産の価格が上昇し始めてからツイッターのアイコンの目を光らせるのが流行していますが、目を光らせるためのツールも「Powered by stakefish & F2Pool」となっており、遊び心も持ち合わせているようです。
韓国の著名アーティストの作品を販売
今回のNFTアートを手がけるMr.Misangは、韓国を拠点とする著名なアーティストで、韓国の人気ヒップホップグループである「BTS」の所属する芸能プロダクション「ハイブ(HYBE、旧:Bighit Entertainment)」のほか、自動車販売台数世界第5位を誇るヒョンデ自動車株式会社(Hyundai Motor Company)、大手電子メーカーのサムスン(Samsung)、eスポーツでも人気のゲーム「リーグ・オブ・レジェンズ(LOL:League of Legends)」を開発するライアットゲームズ(Riot Games)の韓国現地法人ライアットゲームズ・コリア(Riot Games Korea)など、韓国のトップ企業やブランドとコラボレーションした実績があります。
最近の作品では、社会的な批判やテーマを探求しており、最近のアートシリーズ「Modern Life is Rubbish」は、1ヶ月間で859ETH以上の売り上げを記録しています。また、アメリカのニュース誌「フォーリン・ポリシー(Foreign Policy)」においても韓国社会に関する記事にイラストが掲載されました。
マイニングが抱える環境問題への取組み
F2Poolによると、同社はプルーフ・オブ・ワーク(PoW:Proof of Work)エコシステムの一員としてだけでなく、地球の一員としてマイニングの影響についての議論や調査も重要であると捉えています。F2Poolは環境問題へのアクションとして、今回行われる特別記念オークションで生じた収益の50%を、SuperRareは手数料の全額をカーボン・オフセット・クレジットの購入にそれぞれ充てるとのことです。
また、「一方で今回のカーボン・オフセット・クレジットの購入は、根本的な問題解決ではないことも十分理解しています。そのため、ブロックチェーン・インフラストラクチャ・カーボン・ワーキンググループを正式に発表します。このワーキンググループではF2Poolとその関連会社であるstakefishが中心となり、カーボンフットプリント(CFP)の測定に関する基準やフレームワークの確立、PoWとプルーフ・オブ・ステーク(PoS:Proof of Stake)両方のネットワークにおけるブロックチェーンインフラプロバイダーのオフセットオプション、カーボンニュートラルなインセンティブメカニズムの将来的な機会について調査します」と述べています。
これを受けて「8周年記念NFTには、F2Poolによるこれまでのマイニングインフラを支える活動だけでなく、ブロックチェーンのカーボンフットプリントに責任を持つという、小さいながらも重要なコミットメントの要素もさりげなく取り入れられています」と同社は付け加えています。
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