Solana(ソラナ)版のENS、「名前.sol」のドメインを入手する方法を解説

暗号資産界隈やNFTに興味がある海外セレブのツイッターユーザーネームの最後に「.eth」と付いているのを見かけたことはあるでしょうか? これはイーサリアムネームサービス(ENS)といって自分の名前や自社プロダクトの名前のドメインを取得してイーサリアムのアドレスに紐づけている人たちが使っているものです。

ソラナ(Solana)にもこのネームサービスが存在し、ボンフィダ(Bonfida)によって提供されているので、今回はこの取得方法を紹介します。

Solanaのネームサービス

Solanaのネームサービスはドメイン名をブロックチェーン上のデータ(アドレスなど)に紐付けられるものです。

ネームサービスのメリットとしては、誰かに自分のアドレスを教えたい場合に長い文字列をいちいち確認しなくても、例えば「coinchoice.solにUSDCを送ってね!」と相手に伝えれば、相手はウォレット(ファントムウォレットなど)のアドレス欄に「coinchoice.sol」と入力するだけで送り先のアドレスが分かるようになります。

覚えやすくて簡単で、投げ銭をしてもらったり、ツイッターなどでWeb3なライフスタイルを送っていることをアピールすることもできます。

【必要なもの】
・ウォレット(ファントムウォレットなど)
・お金(Solana上のトークン、FIDA、SOLやUSDCなど30ドル分くらいあれば大丈夫です、ファントムウォレットの中に入れておきましょう)
・時間(取得完了まで3日間待ちます)

Solanaのドメイン取得方法

まずはボンフィダ(Bonfida)のウェブサイトにアクセスします。
■Bonfida公式
http://bonfida.org/

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トップページから少し下にスクロールして「Name Service」と書かれているところをクリックしてください。
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するとネームサービスのページに遷移するので、ブラウザウォレットと連携させてください。(ほとんどのユーザーの方はファントムウォレットをお使いかと思います。)

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ウォレット連携ができたら「Register Domain(ドメイン登録)」のボタンを押します。

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次に取得したいSolanaのドメイン名が取得可能な状態かどうかをチェックしましょう。
ひらがな等はエラーが出るので、アルファベットで検索窓に入力してください。この時.solは付けなくて大丈夫です。

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もしドメイン名が新しく登録可能な状態だったら、下記のような画面が出てきます。「Available」と書いてあれば登録可能です。

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名前が間違ってないか確認してRegister domain(ドメイン登録)をクリックします。
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続けて登録ボタンをおします。

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ドメイン登録は無料というわけにはいかないので、ここで支払通貨を選びます。

プルダウンメニューから手持ちの通貨を選択してください。ボンフィダのFIDA以外にもSOLやUSDC、RAY、SRMなどが使えます。連携したウォレットに入ってるSolana上のSPLトークンの中から選択してください。

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次にストレージのサイズを選びます。ドメインに紐付けたい情報の容量をどれくらいにするか聞かれています。例えば1 kBを選ぶと、約1,000文字登録できて英単語の数に換算すると154 ~ 200語くらい登録できます。(登録はドメイン取得完了後にできます)

名前.solを取得したいだけなら1kbで十分でしょう。
プルダウンメニューから選択してください。ちなみに容量を大きくすると少し金額が上がります。

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決まったら「Next」ボタンを押してください。
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金額等を確認して「Confirm(確認)」ボタンを押します。
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そしてウォレットからサインします。
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完了したら3日間のオークションがスタートするので、この間しばらく待ちます。

このオークションはフェアなドメイン取得のために設けられていて、どんなドメインが取得されようとしているのかを公開し、他の人も(やりたければ)入札できるようになっています。
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オークション期間が終了したら、登録したドメインを自分のものにできるので「Claim」ボタンを押して取得完了してください。

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それができたらコンテント編集などができるようになります。特に自分のアドレスの代わりとして使うだけなら何もせずこのままで大丈夫です。

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少し時間がかかってしまうのがもどかしいですが、イーサリアムのENSよりもかなりお手軽価格で簡単に取得することが可能です。これからWeb3の世界に足を踏み入れたい方、気になるけれどまだ取得できていなかった方は参考にしてみてください。

参考
Bonfida公式

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