イラン停戦拒否でビットコインはどうなる?仮想通貨への影響と今後のシナリオを解説
イラン停戦拒否でビットコインはどうなる?仮想通貨への影響と今後のシナリオを解説

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結論

イランが米国の停戦計画を拒否しました。

短期的にはリスクオフ圧力が続く可能性がありますが、過去の地政学的ショック時のパターンを見ると、長期的な崩壊には至っていません。

 

注目すべき日付は3月28日です。トランプ大統領が表明した「発電所への攻撃5日間延期」の期限がこの日に到来します。

停戦交渉の進展が見られるか、攻撃が再開されるかで、仮想通貨市場は大きく動く可能性があります。

 

イラン国営メディアは2026年3月25日、米国が提示した15項目の停戦計画をイランが受け入れを拒否したと報じました。

イランは米国の要求が「過剰だ」と反発し、独自の5条件を逆提案しています。

 

こうした不確実性が高い局面では、相場の急変に対応できる環境を整えておくことが重要です。

 

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この記事の重要ポイント

  • イランが米国の15項目停戦計画を拒否。「過剰な要求」として独自の5条件を逆提案
  • 3月28日が次の注目日トランプの「発電所攻撃5日間延期」期限。交渉進展がなければ攻撃再開・相場急変の可能性
  • ビットコインは3月25日時点で約1,100万円(約7万ドル)付近を推移。サポートは約65,600ドル、抵抗線は約72,500ドルが目安
  • 3月23日の停戦期待でBTCが数分で約3,000ドル急騰後に急落。CoinGlassのデータによると24時間の清算総額は約8億ドルに達した
  • 過去パターンでは初動下落後に回復するケースが多いが、今回は規模が異なるため過去との単純比較には注意が必要

イラン情勢の経緯——ここまでの流れ

今回の停戦拒否を理解するには、直近1カ月の流れを整理しておく必要があります。

 

  • 2026年2月28日:米国・イスラエルがイランを空爆。首都テヘランなどを攻撃
  • 2026年3月1日:イランの国営メディアが最高指導者ハメネイ師の死亡を報道
  • 3月以降:イランはホルムズ海峡(世界の原油輸送の約2割が通過する要衝)を事実上封鎖。湾岸諸国やイスラエルへのミサイル・ドローン攻撃を継続。クウェートでは空港の燃料タンクが炎上
  • 3月21日:トランプ大統領が「48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければ発電所を攻撃する」と警告
  • 3月23日:トランプ大統領がSNSで「非常に良好で生産的な協議を行った」として、発電所・エネルギーインフラへの攻撃を「協議の成功を条件として5日間延期」すると表明。BTCが数分で68,000ドル→71,000ドルへ急騰。原油先物も一時14%超急落。直後にイランが「直接・間接の接触はなかった」と否定し、BTCは急落
  • 3月24日:米紙NYTなどが米国の15項目停戦計画をイランに提示したと報道。核開発放棄・ホルムズ海峡開放・親イラン武装組織への支援停止などが含まれる
  • 3月25日:イラン国営メディアが停戦計画の拒否を報道。イランは独自の5条件(戦争被害の賠償・ホルムズ海峡でのイランの主権容認・「侵略と暗殺」の完全停止など)を提示
  • 3月28日(予定):トランプ「発電所攻撃5日間延期」の期限。交渉進展がなければ攻撃再開の可能性

 

米国のレビット大統領報道官は「交渉は続いている」と強調。

パキスタンのシャリフ首相は仲介国となる用意があると表明しており、早ければ週内にもイスラマバードでの協議が調整されているとの報道もあります。

ただしイラン軍報道官は「米国は自分自身と交渉している」と述べており、交渉の実態は不透明です。

仮想通貨市場への影響——直近の値動きと注目価格帯

▶ 現在の価格水準

ビットコインは2026年3月時点で約1,100万円(約7万ドル)付近を推移。2025年10月に記録した最高値(約1,800万円・12万ドル)から大きく下落した水準です。

イラン情勢の緊張と米政府機関の再閉鎖リスクが重なり、市場全体がリスクオフの状態にあります。

 

▶ 注目すべき価格帯

アナリストが注目している水準は以下の通りです。

  • 72,500ドル:上方の抵抗線。この水準を突破しETFへの資金流入が確認されれば、74,000ドル方向への展開も視野
  • 68,000ドル:現在のレンジ下限の目安
  • 65,600ドル:この水準を割り込むと、1月の保合いゾーン62,000〜63,000ドルが次のサポートに

 

▶ 3月23日の急騰・急落から得られる教訓

3月23日のトランプ発言一本でBTCが数分で3,000ドル急騰し、直後のイランの否定で急落。

CoinGlassのデータによると、この乱高下を含む24時間の清算総額は約8億ドルに達しました。

現在の相場は「ヘッドライン主導」であり、情報が出る前に一方的なポジションを取ることは非常にリスクが高い状態です。

 

▶ イラン国内でも仮想通貨の動きが活発化

イラン国内でも注目すべき動きがあります。

米・イスラエルによる攻撃を受け、イランの投資家が取引所から仮想通貨を自己管理のウォレットへ引き出す動きが急増。

国内情勢の不安定化を背景に、仮想通貨を資産保全の手段として活用する動きが広がっています。

これは「有事に仮想通貨が安全資産化する」という側面を示す事例のひとつです。

なぜ仮想通貨が地政学的リスクに反応するのか

「仮想通貨と中東の戦争は関係ないのでは」と思う方も多いかもしれません。

しかし実際には密接に連動します。

 

① ビットコインはリスク資産とも安全資産とも動く

ビットコインは「デジタルゴールド(安全資産)」と呼ばれることもありますが、歴史的には地政学的緊張が高まる局面でリスク資産(株式など)と同様に売られるケースが多くあります。

一方で、今回のようにドル資産・法定通貨への不信感が高まる局面では「安全資産」として買われる動きも見られています。

どちらに動くかはその時の市場心理によって異なります。

 

② 原油高→インフレ懸念→FRBの利下げ困難→リスク資産売り

ホルムズ海峡の封鎖が続くと原油価格が高騰し、世界的なインフレ圧力が高まります。

するとFRB(米連邦準備制度)が利下げしにくくなり、金融緩和への期待が後退。結果としてビットコインを含むリスク資産全体が売られやすくなります。

逆に言えば、停戦・交渉進展のニュースが出ると原油価格が落ち着き、リスクオン(積極投資)への転換が起きやすくなります。

3月23日のトランプ発言直後に原油が一時14%超急落し、BTCが3,000ドル急騰したのはまさにこのパターンでした。

過去の地政学的ショックとビットコインの反応パターン

今回のイラン情勢に対するビットコインの動きは、過去の紛争時と一部似たパターンをたどっています。

 

  • 2022年2月:ロシアがウクライナ侵攻 → BTC即座に9%超下落 → 数日で反発・回復
  • 2023年10月:パレスチナ・イスラエル紛争勃発 → BTC数%下落 → 比較的早期に回復
  • 2024年4月:イランがイスラエルを空爆 → BTCその夜に約7%急落 → その後回復
  • 2026年2月:米・イスラエルがイランを攻撃(今回の紛争開始) → BTCが63,000ドルまで急落するも24時間以内に68,000〜70,000ドルへ回復、その後70,000〜73,000ドルのレンジで推移

 

ただし、今回の紛争は過去のケースとは異なる点があります。

過去の中東紛争は比較的短期で終結するか、局所的な衝突にとどまりました。

今回はホルムズ海峡という世界経済の「石油の動脈」が1カ月以上封鎖され、サウジアラビア・クウェートなど湾岸諸国にも攻撃が及んでいます。これは単純に過去パターンを当てはめにくい構造的リスクです。

「過去も回復した→今回も大丈夫」という楽観は禁物であり、3月28日以降の展開を慎重に見極めることが必要です。

今後のシナリオと価格への影響

① 停戦・交渉進展が実現した場合(強気シナリオ)

原油価格が落ち着き、リスクオン転換が起きやすくなります。

72,500ドルの抵抗線を突破し、74,000ドル方向への展開が視野に入ります。

ETFへの資金流入も24〜48時間以内に確認される可能性があります。

 

② 3月28日以降に攻撃再開(弱気シナリオ)

原油価格が115〜120ドル水準へ上昇し、リスク資産全般に大きな売り圧力がかかります。

BTCは65,600ドルを再テストし、この水準を割れた場合は62,000〜63,000ドルが次のサポートになります。

ETFからの資金流出が加速する可能性もあります。

 

③ 現状維持(ヘッドライン相場が継続)

「交渉は続いている」という状態が続く限り、ヘッドライン一本で大きく動く不安定な状態が続きます。

方向性よりリスク管理が最重要です。

 

いずれのシナリオでも、長期的にはFRBの金融政策やビットコインETFへの資金流入の方が価格への影響が大きいと見るアナリストが多い点は覚えておいてください。

こうした局面でどう動くべきか

地政学的リスクが高い局面では、次の3点が特に重要です。

 

① レバレッジは控えめに

3月23日の事例のように、ヘッドライン一本で短時間に大きく動く相場ではレバレッジポジションが強制清算されるリスクが非常に高くなります。

CoinGlassのデータによると24時間の清算総額が約8億ドルに達したことが、その危険性を示しています。

 

② 積立(ドルコスト平均法)は今こそ有効

相場の方向性が読めない今のような局面で最も合理的なのが、毎月定額を積み立てるドルコスト平均法です。

価格が高い月は少量、安い月は多量を購入することになり、平均取得単価を自然と平準化できます。

現在のような下落局面は、長期投資家にとっては「安く買える期間」でもあります。

「いつ底か」を当てようとするより、淡々と積立を続ける方がリスクを抑えられます。

 

③ 口座は今のうちに用意しておく

停戦が実現した場合、リスクオン転換は素早く起きる可能性があります。

「口座がないから買えなかった」という事態を避けるためにも、取引所口座はあらかじめ開設しておくことが重要です。

 

目的に応じて、自分に合った取引所を選びましょう。

 

▶ 少額から積立を始めたい・初めての方

▶ 手数料を抑えたい人

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よくある質問(Q&A)

Q. イランが停戦を拒否したことでビットコインはどうなりますか?
短期的にはリスクオフ圧力が続く可能性があります。特に3月28日(攻撃延期の期限)が次の重要ポイントです。過去のパターンでは地政学的ショック後の初動下落後、比較的早期に回復するケースが多く見られますが、今回は構造的リスクが異なるため過去との単純比較には注意が必要です。

Q. ホルムズ海峡とビットコインにはどんな関係がありますか?
ホルムズ海峡は世界の原油輸送の約2割が通過する要衝です。封鎖が続くと原油価格が高騰し、世界的なインフレ圧力が高まります。これがFRBの利下げを難しくし、リスク資産であるビットコインへの売り圧力につながります。逆に海峡が開放されれば原油安・リスクオン転換でBTCに追い風となります。

Q. 今ビットコインを買うのは危険ですか?
レバレッジを使った短期トレードは現局面では非常にリスクが高い状態です。一方、長期目線での積立(ドルコスト平均法)であれば相場の乱高下を平均化でき、下落局面を安く買える期間として活用できます。投資判断はご自身の状況と許容リスクに応じて行ってください。

Q. 3月28日に何が起きる可能性がありますか?
トランプ大統領が「協議の成功を条件として」表明した発電所への攻撃5日間延期(3月23日起算)の期限です。交渉進展が確認されれば延期の延長・リスクオン転換の可能性があります。一方、進展がなければ攻撃再開の発表が出て相場が大きく動く可能性があります。

Q. 停戦が実現したらビットコインは上がりますか?
停戦が実現すれば原油価格の落ち着きとリスクオン転換が期待され、ビットコインにとってはポジティブな材料となる可能性が高いです。ただし相場は様々な要因が複合的に影響するため、停戦だけで価格が上昇するとは限りません。

まとめ

イランは2026年3月25日、米国が提示した15項目の停戦計画の受け入れを拒否し、独自の5条件を逆提案しました。

ビットコインは現在約1,100万円(約7万ドル)付近で推移し、3月28日(攻撃延期の期限)に向けてヘッドライン主導の乱高下が続く見通しです。

 

上方の抵抗線は72,500ドル、サポートは65,600ドルが目安です。攻撃が再開されれば65,600ドルを試す展開、停戦に向けた動きが出れば72,500ドル突破の可能性があります。

 

いずれのシナリオでも、レバレッジポジションのリスク管理を徹底することが最優先です。方向性を当てようとするより、積立でリスクを分散しながら長期目線で向き合うことが、地政学的不確実性の高い今の局面での現実的な対応です。

 


免責事項 本記事は情報提供を目的としており、特定の暗号資産への投資を推奨するものではありません。記載内容は2026年3月26日時点の情報に基づいており、状況は急速に変化する可能性があります。価格情報・シナリオ分析はあくまで参考であり、投資判断はご自身の責任で行ってください。

 

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