
野村ホールディングスが支援するデジタル資産会社Laser Digitalが、米国で銀行ライセンス取得に向けて前進しました。
同社は、米通貨監督庁(OCC)からナショナル・トラスト・バンク・チャーターの条件付き承認を得たと報じられています。
ただし、今回のニュースは「仮想通貨会社がすぐに通常の銀行になる」という話ではありません。
重要なのは、デジタル資産を扱う企業が、米国の金融規制の枠組みの中で、暗号資産やトークン化資産の保管・管理に関わろうとしている点です。
今後、デジタル資産は取引所で売買するだけのものではなく、銀行、証券会社、資産管理会社、決済会社などが扱う金融インフラの一部に近づいていく可能性があります。
この記事では、Laser Digitalの米銀行ライセンス条件付き承認がなぜ注目されているのか、デジタル資産は銀行業に近づいているのかを初心者向けに解説します。
- 野村系のLaser Digitalが米銀行ライセンス取得へ前進
- 米OCCからナショナル・トラスト・バンク・チャーターの条件付き承認を取得
- 通常の預金や融資を行う銀行になるわけではない
- 注目点は、デジタル資産、トークン化資産、伝統的資産の保管・管理
- カストディ、スポット取引、担保管理、ステーブルコイン関連の広がりも注目
- 仮想通貨は投機対象から金融インフラへ広がりつつある
一言コメント
今回のニュースで重要なのは、Laser Digitalが「仮想通貨の売買サービスを広げる」ことだけではありません。
注目したいのは、野村系のデジタル資産会社が、米国の銀行規制の枠組みの中でデジタル資産事業を進めようとしている点です。
これまで仮想通貨は、ビットコインやイーサリアムの価格変動ばかりが注目されがちでした。
しかし、機関投資家向けの世界では、暗号資産の保管、トークン化された証券や債券の管理、ステーブルコインを使った決済、担保管理など、より金融機関に近い領域での活用が進みつつあります。
つまり今回のニュースは、仮想通貨の値上がり・値下がりだけではなく、デジタル資産が既存の金融システムにどのように組み込まれていくのかを見るうえで重要な動きです。
初心者は、仮想通貨を「取引所で買うもの」として見るだけでなく、今後は銀行や証券会社が扱う金融インフラの一部として広がる可能性にも注目するとよいでしょう。
目次
- 1 野村系Laser Digitalが米銀行ライセンスへ前進
- 2 取得したのは「条件付き承認」
- 3 普通の銀行とは何が違う?
- 4 Laser Digitalとはどんな会社?
- 5 なぜ仮想通貨会社は銀行ライセンスを求めるのか
- 6 注目点はトークン化資産とカストディ
- 7 ステーブルコインや決済インフラとも関係する
- 8 デジタル資産は銀行業に近づいているのか
- 9 日本の投資家に関係するポイント
- 10 初心者は「銀行ライセンス」の意味を誤解しないことが大切
- 11 仮想通貨は投機から金融インフラへ広がるのか
- 12 仮想通貨を始めるなら国内取引所を比較
- 13 【詳細比較】国内主要仮想通貨取引所5社
- 14 5社比較まとめ表
- 15 あなたに最適な取引所は?
- 16 よくある質問
- 17 まとめ
- 18 出典・参考
野村系Laser Digitalが米銀行ライセンスへ前進
野村ホールディングスが支援するデジタル資産会社Laser Digitalが、米国で銀行ライセンス取得に向けて前進しました。
報道によると、Laser Digitalは米通貨監督庁(OCC)から、ナショナル・トラスト・バンク・チャーターの条件付き承認を得ました。
ナショナル・トラスト・バンクとは、米国の連邦規制下で信託・保管業務などを行う銀行形態の一つです。
今回の承認により、Laser Digitalは完全承認後、米国でデジタル資産やトークン化資産、伝統的な金融資産の保管・管理に関わる道が開けることになります。
ただし、ここで注意したいのは、今回の承認が「完全な営業開始」を意味するものではないことです。
あくまで条件付き承認であり、実際に業務を開始するには、資本要件や管理体制など、OCCが求める条件を満たす必要があります。
取得したのは「条件付き承認」
今回のニュースで最も誤解しやすいのは、「銀行ライセンスを取得した」と言い切ってしまう点です。
正確には、Laser Digitalはナショナル・トラスト・バンク・チャーターについて、OCCから条件付き承認を得た段階です。
条件付き承認とは、当局が申請内容を一定程度認めたものの、実際に営業を始めるには追加条件を満たす必要がある状態を指します。
そのため、記事やニュースで扱う際は、「米銀行ライセンスへ前進」「条件付き承認を取得」と表現するのが適切です。
特に日本の読者にとっては、「銀行ライセンス」と聞くと、預金を受け入れたり、個人向けに融資を行ったりする一般的な銀行をイメージしやすいです。
しかし、今回のLaser Digitalのケースは、一般的な預金銀行とは異なります。
普通の銀行とは何が違う?
Laser Digitalが目指しているのは、一般消費者向けに預金や住宅ローンを提供する銀行ではありません。
報道では、Laser Digital National Trust Bankは、貸し出しや預金サービスを行わない見通しとされています。
主な焦点は、デジタル資産、トークン化資産、伝統的資産の保管・管理です。
また、国境を越えた決済、ステーブルコイン取引、暗号資産と伝統的資産をまたぐ担保管理なども注目されています。
つまり、読者向けに分かりやすく言えば、今回の動きは「仮想通貨会社が普通の銀行になる」というより、デジタル資産を扱うための銀行に近いインフラを整える動きです。
銀行業務の中でも、個人向け預金や融資ではなく、機関投資家向けの保管・管理・決済・担保管理に近い領域と見ると理解しやすいでしょう。
Laser Digitalとはどんな会社?
Laser Digitalは、野村グループが支援するデジタル資産会社です。
本社はスイス・チューリッヒにあり、機関投資家向けに暗号資産取引、運用、投資、デジタル資産関連サービスを展開しています。
同社は、個人投資家向けの暗号資産取引所というより、機関投資家や金融機関に近い顧客を対象としたデジタル資産会社です。
そのため、今回の米銀行ライセンスに向けた動きも、一般の個人投資家がすぐに使うサービスというより、機関投資家向けの金融インフラ整備と見るべきです。
Laser Digitalは、米国でナショナル・トラスト・バンクを設立する申請時に、デジタル資産のカストディ、暗号資産と法定通貨のスポット取引、適格なデジタル資産のステーキング、米国債のカストディなどを想定していると説明しています。
つまり、単なる暗号資産売買サービスではなく、機関投資家がデジタル資産を安全に保管・取引・管理するための基盤を整える動きといえます。
なぜ仮想通貨会社は銀行ライセンスを求めるのか
デジタル資産会社が銀行ライセンスや信託銀行の枠組みを求める理由は、信頼性と規制対応にあります。
暗号資産市場では、取引所の破綻、ハッキング、顧客資産の分別管理、規制の不透明さなどがたびたび問題になってきました。
そのため、機関投資家が暗号資産やデジタル資産を扱うには、保管や管理の信頼性が非常に重要です。
銀行や信託銀行に近い規制の枠組みに入ることで、金融機関や大口投資家は、より安心してデジタル資産を扱いやすくなります。
特に、年金基金、ヘッジファンド、資産運用会社、証券会社などにとっては、単に「買えるかどうか」ではなく、「安全に保管できるか」「会計・監査・規制に対応できるか」が重要になります。
つまり、銀行ライセンスは、仮想通貨会社にとって信頼性を高めるための手段でもあります。
注目点はトークン化資産とカストディ
今回のニュースで特に注目したいのは、トークン化資産とカストディです。
カストディとは、投資家や金融機関に代わって資産を安全に保管・管理する業務のことです。
暗号資産の世界では、秘密鍵の管理や不正送金リスクへの対応が必要になるため、カストディの重要性が高くなります。
また、トークン化資産とは、株式、債券、不動産、ファンド持分、米国債などの伝統的な資産をブロックチェーン上のトークンとして扱う仕組みです。
近年は、暗号資産そのものだけでなく、実在する金融資産をブロックチェーン上で管理・移転する動きも広がっています。
Laser Digitalのような企業が銀行規制の枠組みに近づくことで、今後は暗号資産だけでなく、トークン化された証券や債券の保管・管理も重要な事業領域になる可能性があります。
ステーブルコインや決済インフラとも関係する
デジタル資産の銀行化は、ステーブルコインや決済インフラとも関係します。
ステーブルコインは、米ドルなどの法定通貨に価値が連動するよう設計されたデジタル資産です。
国境を越えた送金や企業間決済、カード決済の清算などで活用が広がる可能性があります。
最近では、マスターカードやVisaのような決済大手も、ステーブルコインを使った清算や決済インフラに関心を示しています。
金融機関や決済会社がステーブルコインを扱う場合、重要になるのは、発行体、準備資産、保管、規制対応、資金移動の仕組みです。
Laser Digitalのような企業が規制下の銀行に近い枠組みを目指す背景には、こうしたステーブルコインやデジタル資産決済の広がりもあると考えられます。
ステーブルコインや決済インフラの流れを知りたい方は、以下の記事も参考になります。
⇒ Visaのステーブルコイン決済とは?100カ国展開で何が変わる
デジタル資産は銀行業に近づいているのか
今回のLaser Digitalの動きは、デジタル資産が銀行業に近づいていることを示す一例といえます。
ただし、これは「すべての仮想通貨会社が銀行になる」という意味ではありません。
むしろ、暗号資産市場の一部が、保管、決済、担保管理、トークン化資産の管理といった金融機関向けのインフラへ広がっていると見るべきです。
これまで仮想通貨は、価格の上げ下げや短期売買が注目されがちでした。
しかし、金融機関が本格的に関わるためには、売買だけでなく、保管、管理、決済、監査、規制対応などの仕組みが必要です。
銀行ライセンスや信託銀行の枠組みは、こうした仕組みを整えるための重要なステップになります。
今後は、暗号資産取引所だけでなく、銀行、証券会社、資産運用会社、決済会社がデジタル資産市場に関わる場面が増えていく可能性があります。
日本の投資家に関係するポイント
今回のニュースは米国の規制に関するものであり、日本の個人投資家がすぐに何かできるという話ではありません。
Laser Digitalの米銀行ライセンスへの前進は、主に機関投資家向けのインフラ整備に関する動きです。
ただし、日本の投資家にとっても、次の3点は重要です。
| 注目点 | 意味 |
|---|---|
| 大手金融の参入 | 野村系企業の動きにより、金融機関がデジタル資産を扱う流れが見えやすくなる |
| 規制対応 | 暗号資産が無秩序な市場から、規制された金融インフラへ近づく可能性がある |
| トークン化資産 | 将来的に株式、債券、ファンドなどがブロックチェーン上で扱われる可能性がある |
特に、これから仮想通貨を始める人は、価格の上昇ニュースだけで判断するのではなく、どのような企業や金融機関が市場に参加しているのかも見るとよいでしょう。
暗号資産市場は、ビットコインの値動きだけでなく、ステーブルコイン、トークン化資産、カストディ、規制整備といった複数のテーマで広がっています。
初心者は「銀行ライセンス」の意味を誤解しないことが大切
今回のようなニュースを見るときは、「銀行ライセンス」という言葉だけで判断しないことが大切です。
銀行ライセンスといっても、一般消費者向けの預金銀行、信託銀行、カストディ業務を中心とする銀行など、内容はさまざまです。
Laser Digitalのケースでは、預金や融資を行う一般的な銀行というより、デジタル資産やトークン化資産を保管・管理する機関投資家向けの銀行に近い位置づけです。
そのため、初心者は次のように整理すると分かりやすいです。
| 誤解しやすい見方 | 実際に近い見方 |
|---|---|
| 仮想通貨会社が普通の銀行になる | デジタル資産の保管・管理を行う規制下の金融機関に近づく |
| 個人がすぐに口座開設できる | 主に機関投資家向けのインフラ整備 |
| 仮想通貨が安全になった | 規制対応は進むが、価格変動や技術リスクは残る |
| 銀行ライセンスで値上がりする | 価格材料というより、市場インフラの整備として見る |
このように考えると、ニュースの本質が見えやすくなります。
仮想通貨は投機から金融インフラへ広がるのか
今回のニュースは、仮想通貨市場が投機中心から金融インフラへ広がっていることを示しています。
もちろん、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産は、今後も価格変動の大きい投資対象であり続けます。
短期的には、金利、ETF資金、規制、地政学リスク、投資家心理などの影響を受けるでしょう。
一方で、長期的には、デジタル資産をどのように保管するか、どのように決済に使うか、どのように既存の証券や債券とつなげるかが重要になります。
その意味で、Laser Digitalの米銀行ライセンスへの前進は、価格ニュースとは別の角度から注目できる材料です。
今後の仮想通貨市場を見るうえでは、値上がり銘柄だけでなく、金融機関、決済会社、規制当局がどのようにデジタル資産を扱おうとしているのかにも注目するとよいでしょう。
仮想通貨を始めるなら国内取引所を比較
野村系Laser Digitalのような企業が米国で銀行ライセンス取得に向けて前進していることは、デジタル資産市場が金融インフラへ近づいていることを示しています。
ただし、初心者がいきなり海外の機関投資家向けサービスやトークン化資産に触れる必要はありません。
まずは、ビットコインやイーサリアムなどの基本的な暗号資産を理解し、国内取引所の特徴を比較するところから始めるとよいでしょう。
国内取引所を選ぶ際は、手数料、スプレッド、取扱銘柄、アプリの使いやすさ、セキュリティ体制、金融庁・財務局への登録状況などを確認することが大切です。
デジタル資産に関するニュースだけで判断するのではなく、自分がどの暗号資産をどの目的で利用したいのかを整理してから取引所を選びましょう。
【詳細比較】国内主要仮想通貨取引所5社
ここからは、国内の主要暗号資産取引所5社を比較して紹介します。
取引所を選ぶ際は、手数料の安さだけでなく、アプリの使いやすさ、取扱銘柄数、運営会社の信頼性、取引所形式の使いやすさも確認しておくことが大切です。
本記事では、初心者が比較しやすいように、それぞれの取引所の特徴・向いている人・注意点を整理しました。
SBI VCトレード(coinchoice人気取引所)
大手金融グループ運営|コストを抑えて始めたい人におすすめ
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する国内暗号資産取引所です。大手金融グループの安心感を重視したい人や、各種手数料を抑えながら暗号資産を始めたい人に向いています。
特に、はじめて暗号資産を購入する人にとっては、運営会社の信頼性やコストの分かりやすさは重要な比較ポイントです。派手さよりも、堅実に使える取引所を選びたい人は候補に入れておきたいサービスです。
おすすめの人:手数料を抑えたい人、大手金融グループ運営の安心感を重視したい人

Coincheck(コインチェック)
初心者に人気のアプリ重視型|スマホで始めたい人におすすめ
Coincheckは、スマホアプリの使いやすさに定評がある国内暗号資産取引所です。はじめてビットコインや暗号資産を購入する人でも、画面を見ながら直感的に操作しやすい点が魅力です。
難しい取引画面に不安がある人や、まずは少額から暗号資産に触れてみたい人に向いています。一方で、販売所形式で購入する場合はスプレッドが実質的なコストになるため、購入前に価格差を確認しておくことが大切です。
おすすめの人:スマホで簡単に始めたい人、操作の分かりやすさを重視したい人

bitbank(ビットバンク)
アルトコイン取引に強い本格派|取引所形式で売買したい人におすすめ
bitbankは、ビットコインだけでなくアルトコインの取引にも力を入れている国内暗号資産取引所です。取引所形式で売買したい人や、チャートを見ながら本格的に取引したい人に向いています。
販売所よりも取引所形式を活用したい人にとっては、候補に入れやすいサービスです。ただし、初心者の場合は「販売所」と「取引所」の違いを理解してから利用すると、コスト面で失敗しにくくなります。
おすすめの人:アルトコインを取引したい人、取引所形式でコストを意識して売買したい人

OKJ
取扱銘柄数を重視する人におすすめ|新興銘柄も探しやすい取引所
OKJは、取扱銘柄の選択肢を重視したい人に向いている国内暗号資産取引所です。ビットコインやイーサリアムだけでなく、さまざまな暗号資産を比較したい人にとって使いやすい候補になります。
新興銘柄に関心がある人には魅力がありますが、銘柄数が多い分、それぞれのリスクや値動きの大きさを確認することも重要です。短期的な上昇だけで判断せず、プロジェクト内容や流動性も見ておきましょう。
おすすめの人:取扱銘柄数を重視したい人、ビットコイン以外の暗号資産も比較したい人

bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットコインを中心に始めたい人におすすめ|知名度の高い老舗取引所
bitFlyerは、国内でも知名度の高い暗号資産取引所のひとつです。特にビットコインを中心に暗号資産を始めたい人や、長く運営されているサービスを選びたい人に向いています。
はじめて暗号資産を購入する場合でも利用しやすい一方で、購入方法によって実質的なコストが変わる点には注意が必要です。販売所と取引所の違いを理解したうえで、自分に合った買い方を選ぶとよいでしょう。
おすすめの人:ビットコインを中心に始めたい人、知名度や運営実績を重視したい人

5社比較まとめ表

国内取引所を選ぶ際は、手数料の安さだけでなく、アプリの使いやすさ、取扱銘柄数、運営会社の信頼性、取引所形式の使いやすさもあわせて比較することが大切です。
コストを重視するならSBI VCトレード、スマホで手軽に始めたいならCoincheck、アルトコイン取引を重視するならbitbankやOKJ、ビットコインを中心に始めたいならbitFlyerが候補になります。
どの取引所にも強みと注意点があるため、まずは自分が「手数料」「使いやすさ」「銘柄数」「安心感」のどれを重視するかを決めてから選ぶとよいでしょう。
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よくある質問
Laser Digitalは米銀行ライセンスを取得したのですか?
Laser Digitalは、米通貨監督庁(OCC)からナショナル・トラスト・バンク・チャーターの条件付き承認を得たと報じられています。
ただし、完全な営業開始を意味するものではなく、実際に業務を始めるにはOCCが求める条件を満たす必要があります。
Laser Digitalは普通の銀行になるのですか?
一般消費者向けに預金や融資を行う銀行になるという意味ではありません。
Laser Digital National Trust Bankは、主にデジタル資産、トークン化資産、伝統的資産の保管・管理など、機関投資家向けの業務に焦点を当てるとみられています。
ナショナル・トラスト・バンクとは何ですか?
ナショナル・トラスト・バンクは、米国の連邦規制下で信託・保管業務などを行う銀行形態の一つです。
今回のケースでは、暗号資産やトークン化資産を扱うための規制された金融インフラとして注目されています。
日本の個人投資家にも関係ありますか?
今回のニュースは米国の機関投資家向けインフラに関する動きであり、日本の個人投資家がすぐに何か利用できるという話ではありません。
ただし、大手金融機関がデジタル資産市場に関わる流れを知るうえでは重要なニュースです。
デジタル資産は銀行業に近づいているのですか?
一部の領域では近づいているといえます。
特に、暗号資産の保管、トークン化資産の管理、ステーブルコイン決済、担保管理などは、銀行や信託銀行に近い規制対応が求められる領域です。
初心者は今回のニュースをどう見ればいいですか?
初心者は、今回のニュースを「仮想通貨の価格材料」として見るよりも、デジタル資産が金融インフラへ広がっている動きとして見ると分かりやすいです。
仮想通貨市場は、売買だけでなく、保管、決済、担保管理、トークン化資産などの領域にも広がっています。
まとめ
野村系Laser Digitalの米銀行ライセンスへの前進は、デジタル資産が銀行業に近づいていることを示す重要なニュースです。
今回、Laser Digitalは米OCCからナショナル・トラスト・バンク・チャーターの条件付き承認を得たと報じられています。
ただし、これは一般的な預金銀行になるという意味ではありません。
注目点は、デジタル資産、トークン化資産、伝統的資産の保管・管理です。
また、ステーブルコイン取引、国境を越えた決済、暗号資産と伝統的資産をまたぐ担保管理などの分野にも関係します。
これまで仮想通貨は、価格の上げ下げや短期売買が注目されがちでした。
しかし、大手金融機関や規制当局が関わることで、今後は保管、決済、管理、トークン化資産といった金融インフラとしての側面がより重要になる可能性があります。
一方で、デジタル資産には価格変動、規制、サイバーセキュリティ、流動性などのリスクもあります。
初心者は、ニュースの勢いだけで判断せず、仮想通貨の仕組みやリスクを理解したうえで、国内取引所や関連サービスを比較することが大切です。
出典・参考
- Reuters:Nomura-backed Laser Digital secures conditional approval for US banking license
- Laser Digital:Laser Digital Applies to Form Federally Regulated National Trust Bank for Digital Asset Custody and Trading in the U.S.
- OCC:National Trust Bank Charter related materials
- CoinChoice:Visaのステーブルコイン決済とは?100カ国展開で何が変わる
- 金融庁:暗号資産の利用者のみなさまへ