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- 1 ストラテジーがビットコイン追加購入|2025年11月の購入動向と市場への影響を徹底解説
ストラテジーがビットコイン追加購入|2025年11月の購入動向と市場への影響を徹底解説
この記事でわかること
マイクロストラテジー(現 Strategy)は、2024年11月に過去最大級の55,500 BTC(約54億ドル)を追加購入し総保有を386,700 BTCへ拡大。その後も2025年を通じて買い増しを継続し、2025年11月時点の総保有は約641,692 BTCに到達しています(直近の約5,000万ドル相当の追加購入を含む)。同社が推進する「21/21プラン」(3年間で株式210億ドル+転換社債210億ドルの資金調達目標)と市場への影響を、最新情報で解説します。
⚡ 重要ポイント(2025年11月最新)
- 昨年(2024年11月)の過去最大規模購入:11月18~24日に55,500 BTCを約54億ドルで取得し、月間では計134,480 BTCを買い付け。総保有386,700 BTCへ(当時公表)。
- 2025年も買い増し継続:直近の公表(11月10日頃)で487 BTC(約4,990万ドル)の追加購入を開示。総保有は約641,692 BTCに。
- ブランド/社名変更:2025年2月に**“Strategy”**としてのブランド移行を発表、8月11日に法的社名を「Strategy Inc」へ変更。
- 資金調達:「21/21プラン」で合計420億ドルの調達を掲げ、株式ATM/転換社債を機動的に活用。
マイクロストラテジーの2025年11月最新購入状況
要約: 2024年11月は3度の大型購入で計134,480 BTCを取得し、総保有386,700 BTCへ。その後も買い増しを継続し、2025年11月時点で約641,692 BTCに到達(直近は約4,990万ドルで487 BTCを追加)。
注:2025年2月に「Strategy」ブランドへ移行、8月11日に法的社名をStrategy Incへ変更済み。本文では原則「Strategy」を用います。
2024年11月の購入履歴(確定ベース・参考)
| 購入期間(現地) | 購入数量 | 購入金額 | 平均価格 |
|---|---|---|---|
| 10/31–11/10 | 27,200 BTC | 約20.3億ドル | 約74,463ドル |
| 11/11–11/17 | 51,780 BTC | 約46億ドル | 約88,627ドル |
| 11/18–11/24 | 55,500 BTC | 約54億ドル | 約97–98千ドル(報道レンジ) |
これらで月間合計134,480 BTC、総保有386,700 BTCに(2024年11月25日発表時点)
2025年の進捗(抜粋)
- 2025/11/10 前後:487 BTC(約4,990万ドル)を追加。総保有約641,692 BTCに更新(時価で680億ドル超の評価との報道)。
- SEC 8-K/四半期8-K:2025年も四半期ごとにロールフォワードを開示(保有量、平均取得価格、原資等)。
420億ドル資金調達計画「21/21プラン」の全貌(継続アップデート)
要約: 2027年までに「株式210億+転換社債210億」の合計420億ドルを目標に調達し、BTC取得を機動的に継続。
プランの構成と実行例
株式(最大210億ドル)
- ATM(At-the-Market)方式で、市況に応じて柔軟に発行・売却。2024年11月中旬の51,780 BTC(約46億ドル)取得局面では、株式調達が原資に。
転換社債(最大210億ドル)
- ゼロクーポン等の転換社債を活用。55,500 BTC(約54億ドル)の取得では、約30億ドルの転換社債+約24.6億ドルの株式売出が原資との報道。
総括:株式と社債をスイッチング”しながら、継続的なBTC吸収を実現するのがStrategyの強みです。
Strategyの購入がビットコイン価格に与える影響(2025年視点)
要約: 2024年11月は米大統領選の結果(トランプ氏勝利)とStrategyの大型購入が重なり、BTCは史上初の9万ドル突破・最高9万3,480ドルに。2025年は企業・ETFの継続買いが需給を支えています。
価格推移(2024年11月当時の要点)
- 11/5(選挙日):約69,000ドル
- 11/12–13:初の90,000ドル突破、最高93,480ドル(その後一部反落)。
示唆:政策期待(暗号資産支持)×企業(Strategy)の大量買付の相乗効果が需給逼迫を招いた格好。2025年は企業買いの常態化が価格の下支えとして機能。
加速する機関投資家のビットコイン投資(2025年アップデート)
要約: 2024年はETP(ETF等)+上場企業が計859,454 BTCを吸収(新規発行の約8年分/流通の約4.3%)。この流れは2025年も継続。
2024年の実績(K33 Research)
- 合計 859,454 BTCがETP+上場企業により吸収。流通供給の約4.3%に相当。
2025年の地合い(日本の公的年金の文脈)
- GPIFは2024年3月に非流動資産(例:ビットコイン等)に関するRFI(情報募集)を実施。投資を決定したわけではなく、情報収集段階である点に留意。
補足:2025年11月もGPIFは運用パフォーマンス改善が報じられるなど、機関マネーの動向は市場全体のセンチメントに影響。
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よくある質問(2025年版)
Q1. Strategyはなぜ大量のビットコインを購入するのですか?
A. インフレヘッジ/企業価値向上の基本戦略としてBTCをコア準備資産化。2024年11月の55,500 BTCを含む継続買いで、2025年11月時点の総保有は約641,692 BTC。
Q2. 420億ドルの資金調達は本当に進んでいる?
A. 「21/21プラン」の枠組みは維持され、株式ATMや転換社債で数十億ドル規模の調達→即時のBTC取得が実行済み(例:約46億ドルの株式売却→51,780 BTC取得/約30億ドルのCB+約24.6億ドルの株式→55,500 BTC取得)。
Q3. リスクは?
A. BTCの高ボラに対し、エクイティ/転換社債を重ねるため上下動が増幅。2024年11月下旬にも株価調整局面が観測。規制・市場心理・償還スケジュールもリスク要因。
Q4. 日本の個人投資家も似たアプローチは可能?
A. はい。 国内登録取引所で数百円~開始可能。“少額→段階増額”かつ長期視点が無理のないアプローチ。取引所の最新条件は公式で要確認。
Q5. 2024年のBTCはどこまで上昇した?2025年の示唆は?
A. 2024年11月に初の9万ドル突破/最高9万3,480ドル。政策期待×企業買いが需給を逼迫。2025年も企業・ETFの継続買いが価格の下支えに。
Q6. 大量購入は市場操縦では?
A. SECへの適時開示(Form 8-K)に基づく透明性の高い合法的取引。期間・数量・価格が逐次開示されています。
まとめ:2025年11月のStrategyが示す仮想通貨市場の現在地
昨年の記録的買付(55,500 BTC)は、BTC市場が“機関投資家の時代”へ入った象徴的イベントでした。その後も「21/21プラン」に基づく調達と取得を継続し、2025年11月時点で総保有は約641,692 BTCに拡大。ボラティリティや規制リスクには留意が必要ですが、企業・ETFによる恒常的な需要が相場の基盤を厚くしているのは確かです。
要点の再確認
- 過去最大の単週購入(2024/11/18–24):55,500 BTC/約54億ドル→当時の総保有386,700 BTCに。
- 2025年も買い増し継続:直近の487 BTC追加(約4,990万ドル)で総保有約641,692 BTC。
- 資金調達は機動的:株式ATM/転換社債の併用で迅速に原資確保。
- 機関投資家の吸収:2024年に859,454 BTCがETP・上場企業に吸収(供給の約4.3%)。
- 日本の投資機会:登録取引所で数百円~開始、長期視点・少額分散が基本。
個人投資家への示唆
- 取引所を比較し、コスト・UX・セキュリティの合う環境を選択
- 少額からの積立・分散で、ボラに備えつつ長期で取り組む
- 一次情報(SEC 8-K/企業IR)と主要メディアで継続アップデート
参考資料・出典(主要)
- Strategy(旧MicroStrategy)公式:Purchasesページ/保有・市場データ(更新表示)、社名変更(2/5 ブランド移行・8/11 法的変更)。
- SEC:Form 8-K(保有ロールフォワード・期間/数量/価格の開示)。
- Bloomberg/Reuters/WSJ/Yahoo Finance:55,500 BTC(約54億ドル)/93,480ドルの史上高値/直近の小口買い(487 BTC)など。
- CoinDesk:21/21プラン(420億ドル)、2025/11の追加購入報。
- K33 Research(Year in Review 2024):859,454 BTC吸収(ETP+上場企業=流通の約4.3%)。
- GPIF:RFI(非流動資産/2024-03-19)の公表ページ(投資決定ではなく情報募集)。
最終更新日:2025年11月12日(JST)
※本記事は情報提供のみを目的とし、投資勧誘ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
