掲示板型ソーシャルコミュニティー・プラットフォームのレディット(Reddit)は、新しいNFTをベースにしたアバターのマーケットプレイスを開始します。ユーザーは固定価格で、ブロックチェーン・ベースのNFTアバター(プロフィール・キャラクター)を購入することができます。
レディットがローンチするNFTアバターとは?
レディットの発表によると初期仕様では、今後数万に拡張される予定のNFTアバターの中から、ひとまず90の異なったデザインがリリースされます。これらはコレクティブルアバターズ(Collectible Avatars)に新規で招待されたメンバーだけが購入でき、価格は9.99ドルから99.99ドル(約(約1,360~13,600円)の間に設定されています。
この限定版NFTのオーナーは、レディットを通じてNFTをアバターとして利用する権利を手に入れ、アバタービルダーでカスタマイズすることが可能。そのアバターは輝くエフェクトがかかった状態で、ユーザーのコミュニティー内でのコメントに表示されます。
またレディットの発表では、今後数週間以内にアバタービルダーのページ内で、すべてのユーザーがNFTアバターを購入できるようになるとのことです。これらのNFTアバターをチェーン上で発行するために、レディットはポリゴン(Polygon)と提携しました。またNFTは、レディットが提供している独自ウォレット「ボールト(Vault)」での利用や保管も可能です。
NFT業界に参入するレディットの意図
レディットにとって今回のリリースは、NFT業界への一歩踏み込んだ参入になるでしょう。2022年初めにレディットは、イーサリアムベースのNFTアバターをプロフィール画像に利用できるテストを実施しています。これは初期段階のプロジェクトではありましたが、レディットはこの技術を使ってもっと多くの機能を模索したいとも述べていました。
レディットは「ブロックチェーンは、レディットのコミュニティーにより多くの権限と独立性をもたらす方法の1つだと考えています。またレディットは常に、オンラインにおける非中央集権のあり方のモデルとなってきました。私たちのコミュニティーは自ら構築・運営されており、コミュニティをより強化するというミッションのもと、コミュニティの自立と統治をさらに支援するツールを模索していきます」とコメントしています。
参考
・Reddit Announces Launch of NFT-Based Avatar Marketplace
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