Solana(ソラナ)財団による第一弾「助成金獲得プロジェクト」

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Solana(ソラナ)財団による第一弾「助成金獲得プロジェクト」

ソラナ財団が第一弾の「助成金配布対象プロジェクト」を発表しました。今回の対象プロジェクトはオラクルやブリッジ、ウォレットなどに関連する計12プロジェクトであり、今後のソラナエコシステムを支えるプロジェクトとして期待されています。今回はそのなかでも3つを選定し、プロジェクトの概要を紹介します。

またソラナ財団は今後も有望なプロジェクトに対する助成金プログラムを拡大していくとしており、現在も「Grants Program」で助成金申請の受付をしています。

基盤となるソラナの基礎的な情報はこちらの記事「ソラナ(Solana)とは?秒間5万トランザクションを処理できるブロックチェーン」で紹介していますのでご参考ください。

Maskbook|TwitterやFacebookの投稿を暗号化

Maskbookのイメージ
出典:https://mask.io/

Maskbookは、ソーシャルメディアのコンテンツを暗号化して、そのコンテンツを友人やコンテンツの復号化を許可された人とだけ共有するブラウザ拡張機能(アプリケーションも提供)です。

例えばツイッターで投稿したコンテンツは秘匿した状態で公開され、許可されていない多くの利用者からは投稿内容が見えないようになっています。これだけであればツイートを非公開設定すれば良いだけなのですが、Maskbookの場合は投稿が暗号化されているため、一般ユーザーのみでなく、Maskbookの開発者でさえも内容を閲覧することができないという点で異なります。

現在サポートしているソーシャルメディアはフェイスブックとツイッターのみであり、最初にペルソナを設定し、各ソーシャルメディアと連携することで本機能を利用することが可能になります。

Masbookの機能イメージ
出典:https://apps.apple.com/app/id1478382964

そのほか上画像にあるように分散型ファイルストレージのサポートやソーシャルメディア上で暗号資産の送受信や交換(暗号資産ウォレット機能あり)などさまざまな機能をサポートしています。

Maskbookは現在、Chrome WebstoreやGoogle Play store(β版)、Apple App Store(β版)からインストールすることができます。

Wallet Connect|QRコードやディープリンクでモバイルウォレットとdAppを接続するプロトコル

Wallet Connectのイメージ
出典:https://walletconnect.org/

Wallet ConnectはdApp(分散型アプリケーション)をQRコードやディープリンクを用いてモバイルウォレットに接続するためのオープンソースプロトコルです。現在のv1はイーサリアム上のdAppとモバイルウォレットを簡単に接続する重要なインフラとして機能していますが、次のWallet Connect v2ではイーサリアム以外の複数のチェーンにサービスを拡張することを構想しており、その中にソラナのサポートが含まれています。

分散型アプリケーションにアクセスするには通常はウェブブラウザに暗号資産ウォレットを拡張するか、Web3ブラウザを搭載したモバイルウォレットでアクセスするかの2択になります。

ウェブブラウザ拡張ウォレットよりもモバイルウォレットの方がどこでも閲覧、操作できるという点で利便性が高いと言えます。しかしモバイルウォレットでブラウザを搭載したものは多くはないため、多くの場合はモバイルウォレットとウェブブラウザ拡張ウォレットを同期しなければならないという一手間が必要になります。

Wallet Connectは以上のような手間や、そのほかイーサリアム上のArgentのような特殊なコントラクトウォレットとdAppを接続するという点で重要なプロトコルと言えます。今後ソラナ上にさまざまなモバイルウォレットが開発されていくことが予想されますが、これらのモバイルウォレットやdAppがWallet Connectをサポートしていれば、モバイル端末で資産を管理しながらDeFiアプリケーションなどにアクセスできるようになることが期待されます。

Validators.app|バリデータの監視、評価をサポートする便利ツール

Validators.appはソラナブロックチェーンのバリデータを監視し、ネットワークの相対的なパフォーマンスを測定するためのダッシュボードです。ダッシュボードで公開される情報を元にしてデリゲータがバリデータの発見を行い、さまざまな指標に基づいて特定のバリデータのパフォーマンスをより深く観察し、ネットワークの分散化を監視するためのツールとして利用することができます。ソラナでステーキング(デリゲート)を行う際に、どのバリデータにデリゲートするのかを見極める際にValidators.appが役立つでしょう。

Validators appのイメージ
出典:https://www.validators.app/?locale=en&network=mainnet&order=random

上画像はValidators.appのダッシュボード画面です。各バリデータの名前と最近の統計情報を示している他、各ノードの相対的なパフォーマンスを評価するのに役立つ色分けされたバリデータのスコア(ベータ版)が表示されています。

スコアは3段階(0〜2点)の色で示されており、各バリデータはこのスコアに基づき評価されています。緑色は「優れている(2点)」、青色は「問題ない(1点)」、灰色は「改善の余地あり(0点)」を意味しています。以下各評価項目を挙げていますが、中には減点対象も含まれているため、現在の最高得点は11点です。

    【評価項目】

  • ルートブロックディスタンス
  • 投票ディスタンス
  • スキップしたスロットの比率
  • 公開情報の有無(誰がノードを運用しているかを公開しているか)
  • ソフトウェアのバージョン、セキュリティポリシーに関する情報の提供の有無
  • ステーキングの集中度(これは減点対象となる項目で、ネットワーク全体でステークされている量の一定比率を越えてステークしていると減点されます)
  • データセンターの集中度(近日公開予定の項目)

各評価項目の詳細や計算方法については FAQ をご覧ください。

【Validators.appに関する情報】

Solana(ソラナ)助成金獲得プロジェクト一覧

①【オラクル】Chainlink Integration by C.Dot
C.DOTはオンチェーン価格を更新できるChainlinkオラクルをソラナに統合することを目的にしたプロジェクトです

②【ブリッジ】Terra/Ethereum/Solana PoA Bridge by Everstake
EverstakeはPoSステーキングサービスを提供するインフラであり、Tendermint、ソラナ、イーサリアム間のブリッジを構築しています

③【ブリッジ】 Arweave and Solana Ledger Storage Bridge by Bering Waters
Bering Waterは大手OTCデスクの一つであり、Arweaveとソラナ間の台帳ストレージブリッジを提供することを目的にしています

④【ブリッジ】 Ethereum and Solana Bi-Directional Bridge by Certus One
間も無く稼働予定のイーサリアムとソラナ間の双方向ブリッジであるWormholeを構築しているCertus Oneチーム。Wormholeについてはこちらで紹介しています。

⑤Maskbook
MaskbookはTwitterやFacebookといったソーシャルメディアでの投稿を暗号化して、許可されたユーザーにのみ閲覧できる仕組みを提供するプロジェクトです。

⑥【ウォレット】 SOL and SPL support by Math Wallet
Math Walletはソラナを含む50以上のパブリックチェーンをサポートするクロスチェーンプラットフォームウォレットです。

⑦【ブリッジ】 Light Client Bridge Support on Solana by Obsidian Systems
Obsidian Systemはソラナと他のレイヤー1ブロックチェーン間のライトクライアントブリッジ構築を目的としたプロジェクトです

⑧【ブリッジ】 Cross-Chain Liquidity Bridge by REN
Renは異なるブロックチェーン間で価値をパーミッションレスに移転することを可能にするプロジェクトです。BTCやZECなどを既にサポートしていますが、ソラナサポートも予定しています。

⑨【ウォレット】 Infrastructure by WalletConnect
WalletConnectはQRコードやディープリンクでモバイルウォレットとdAppを接続するオープンソースプロトコルです。次のv2ではイーサリアムだけでなく、複数のチェーンをサポートする予定で、その中にソラナが含まれています。

⑩【モニタリング】 Validator Monitoring Tool by Validators.App
ソラナのバリデータを監視し、ネットワークの相対的なパフォーマンスを測定するためのダッシュボードです。

⑪【AMM】 An AMM implementation and GUI by Orca
OrcaはソラナとGUI上のAMM実装を目的としたプロジェクトです。

⑫【インフラストラクチャ】 Cybercore
Cybercoreはメタマスクプロキシのソラナへの統合とSputnik VMのソラナへの移植を実装を目的とするプロジェクトです。

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コインチョイス編集部
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