ゲーム開発を行うロボトゲームズ(Roboto Games)は11月30日、ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)などから1,500万ドル(約21億円)の資金調達に成功したと発表した。
これまでの資金調達総額は約267億円
ロボトゲームズは、カリフォルニア州サンマテオに本社を置くゲームスタジオだ。現在、コードネーム「フォリジャー・アンド・ファイター(Foragers and Fighters)」というサバイバル/クラフトMMOを開発している。このゲームでは、キャラクターコレクションやオプションのデジタル資産所有、活発なユーザー生成コンテンツ(UGC)エコシステムをサポートしている。
今回の資金調達ラウンドには、ベトナムのゲーム開発会社であるエンシェント8(Ancient8)や、香港のブロックチェーン関連企業であるアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)などが参加している。今回の資金調達により、これまでの調達総額は総額1,950万ドル(約26億5,000万円)となった。
プレイヤーファーストの考え方をWeb3ゲームに持ち込んでいる
a16zのジェームズ・グワーツマン(James Gwertzman)ジェネラルパートナーは、「ロボトゲームズのチームは、深く没入感のあるゲームプレイを作ることに専念しており、そのプレイヤーファーストの考え方をWeb3ゲームに持ち込んでいる」とも話している。
ロボトゲームズは今回の発表のなかで、「ゲームはまず楽しくなければならない。多くのWeb3ゲームはこのことを忘れ、堅実なゲームと経済設計を行うことができず、プレイヤーは価値のないNFTやトークンを抱えたままになっている」とWeb3ゲームに対する考えを示していた。また、これらの問題に対して、「デジタル資産のオプションを追加する前に、まずプレイヤーに愛される素晴らしい無料プレイゲームを作ることに集中することだ。プレイヤーは、Web3アセットを集めたければ集めればいいし、アセットなしでゲームを楽しめればいい」と自分たちなりの解決策を明らかにしていた。
参考
・Roboto Games Closes $15m in Funding
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