【墨汁速報】478億円相当のビットコイン(BTC)ハッキングか?XMRにロンダリングされ50%の暴騰

478億円相当のビットコイン(BTC)が不審に送金され、インスタントスワップにより匿名性の高い仮想通貨であるモネロ(XMR)にロンダリングされたことが判明した。このビットコインの売却によりモネロ価格は230ドルから一時320ドルを記録する+50%となった。

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巨額のビットコインのロンダリングか?

ブロックチェーンセキュリティアナリストのZachXBT氏によると、約10時間前に3520BTC、約478億円相当のビットコインが不審に送金され、インスタントスワップによりそのビットコインで匿名性の高い仮想通貨(暗号資産)の1つである「モネロ(XMR)」にロンダリングされたという。

モネロは2017年に当時最大手のダークマーケットであったアルファベイ(Alpha Bay)に決済仮想通貨として採用されたことで高騰、同様にイーサリアム(ETH)も支払い手段の一つとして採用されたことで高騰した過去を持つ。一方で仮想通貨の規制が世界的に進むにつれて匿名性の高い仮想通貨のジーキャッシュ(Zcash=ZEC)やモネロ(Monero)などは各国から上場廃止されており、流動性が著しく下がっていた。

そこに今回の不審なロンダリングが行われたことでXMR価格は暴騰したことになり、これらの送金がハッカーによるものではないかと考えられている。

 

 

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アルトコインシーズンのきっかけとなるか?

仮想通貨(暗号資産)相場全体は仮想通貨推進派のドナルド・トランプ大統領の関税によるいわゆる「トランプ関税ショック」の影響をもろに受けており、特にイーサリアムが弱いことでアルトコイン全体が最安値を更新している。

一方で今回のビットコインのXMRに対する投げ売りによりアルトコイン全体がビットコイン以上に回復しており、いわゆるビットコイン上昇後に見られる「アルトコインシーズン」に期待が高まっている。イーサリアムのスケーリングを行うリスクファイブベースの新世代EVMなどによりzkEVMのジーケーシンク(zkSync)のZKトークンやzkVMsのスタークネットのSTRKトークンなどが+5%などを記録しており、イーサリアムL2の主要銘柄であるアービトラムのARBトークンやオプティミズムのOPトークンは+3.5%前後となっている。

 

コラム:仮想通貨(暗号資産)はオワコンなのか?2025年今後の展望

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